iPhone傷あり買取の減額|下取りで傷はどの程度まで許されるか

iPhone傷あり買取の減額|下取りで傷はどの程度まで許されるか
2026.8.10

iPhoneの傷は、あるだけで買取不可になるものではありません。査定で扱いが分かれるのは、傷の深さではなく「ガラスが割れているか」です。スレや小傷は等級が1段下がる程度、ひび・欠けが入った時点で扱いが変わります。ここが分水嶺になります。

この記事では、傷の種類ごとの査定での扱い、Appleの下取りで基準がどう決まっているのか、画面の焼き付きやドット抜けの見方、減額されないための準備までを整理しました。傷を自分で消そうとする前に読んでおきたい内容です。

iPhoneの傷と査定の早見表

iPhoneの傷と査定の早見表
割れているかどうかで扱いが変わる

ひとくちに傷といっても、査定での重みはまったく違います。手で触ってひっかからない程度のスレと、爪が引っかかるひび割れとでは、落ちる段が別です。手元のiPhoneがどこに当てはまるかを先に確かめてください。

傷の種類 査定での扱い 売る前にやること 注意点
細かいスレ・薄い線傷 等級が1段下がる程度にとどまる 柔らかい布で拭くだけにする 磨くと仕上げが変わり逆効果
広範囲の擦れ・目立つ傷 「目立つ傷あり」として減額 傷の位置を先に伝える 面で広がるほど評価は下がる
画面のひび・欠け ジャンク扱いに落ちる場合がある 修理せずそのまま出す 傷とは別枠の扱いになる
背面ガラス・カメラレンズの割れ 大きな減額の対象になる カメラが正常に写るか確認する レンズ割れは画質にも影響する
フレームのへこみ・打痕 歪みの有無で判断が分かれる 画面と本体に浮きがないか見る 落下の履歴として見られる
画面の焼き付き・色ムラ 表示の不具合として減額 白い画面を全画面で表示して確認 外装がきれいでも評価は下がる
ドット抜け・白抜け・にじみ 画面そのものの不良として扱う 明るさを上げて全体を見る 申告しないと再査定になる

表の3行目から下は、厳密には「傷」ではなく破損や不具合として別に判定される領域です。ここに入ると等級が1段下がるという話では済まなくなります。とはいえ、値がつかなくなるわけではありません。割れた端末の売り方はスマホ画面割れの買取|減額事例一覧と査定額を落とさない準備に事例をまとめました。

傷の査定をめぐる4つの誤解

iPhoneの傷の査定をめぐる4つの誤解
手を加えるほど不利になることがある

傷の話になると、良かれと思ってやったことが裏目に出る場面が目立ちます。査定に出す前の一手間が、そのまま減額につながることも珍しくありません。よくある思い違いを4つ挙げます。

  • 傷があると買取してもらえない
    傷そのものを理由に買取を断ることはありません。スレや薄い線傷は等級が1段下がる程度で収まります。扱いが変わるのは、ガラスにひびや欠けが入って破損と判定されたときです。傷と割れは別の物差しで見られていると考えてください
  • 研磨剤で磨いてから売れば高くなる
    Apple公式のお手入れ案内は、研磨剤や石けん、洗剤の使用を避けるよう案内しています〔Apple公式・ja-jp/108893〕。磨くと表面の仕上げが変わり、光の当たり方で一目で分かります。糸くずの出ない柔らかい布で拭くところまでにとどめてください
  • Appleの下取りには傷の許容範囲が公表されている
    Apple公式の下取りページには、傷が何ミリまでといった数値の基準は示されていません。示されているのは「見積もり額は概算であり、実際の下取り額は見積もり額を下回る場合がある」という仕組みのほうです〔Apple公式・Apple Trade In〕
  • 刻印を入れた端末は下取りしてもらえない
    Apple公式のFAQは「刻印入りのApple製品も下取りの対象となります」と明記しています。刻印をAppleが行った場合は下取り額に影響はありません。影響が出る場合があるのは他社による刻印です。買取店側の扱いは店舗ごとに異なります

もうひとつ付け加えると、保護フィルムを剥がしてから出すかどうかで悩む人がいます。フィルムの下に傷が隠れていた場合、査定の途中で剥がされて再評価になります。貼ったまま出しても問題はありませんが、後から金額が変わる可能性は残ります。剥がした状態を自分で見てから出すほうが、話は早く済みます。

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Appleの下取りで傷はどの程度まで許されるか

Appleの下取りで傷はどの程度まで許されるか
基準ではなく仕組みで決まっている

「傷はどの程度まで大丈夫か」を数値で知りたい人は多いのですが、Appleは傷の許容範囲を数値で公表していません。代わりに公開されているのは、下取り額がどう決まり、どこで変わるのかという手順のほうです。ここを理解しておくと、当日に慌てずに済みます。

  1. オンラインで状態に関する質問に答え、見積もり額を受け取る
  2. 新しいデバイスを受け取ってから14日以内に、下取り品をパートナー会社へ届ける
  3. 届いた端末の状態が検査される
  4. 申告した状態と一致しなければ、変更後の下取り額が通知される
  5. 変更後の額を承諾するか、拒否して端末を返してもらうかを選ぶ

Apple公式には「下取りの見積もり額は概算であり、実際の下取り額は見積もり額を下回る場合があります」と記載されています。額を左右するのはデバイスの状態、製造年、モデル、そのデバイスが最初に販売された国や地域の4つです。実店舗に持ち込んだ場合も、スペシャリストがその場で評価するため、オンラインで示された額と異なる場合があるとされています。

拒否できる点も押さえておいてください。検査後に最初より低い下取り額を通知された場合、これを拒否できると明記されています。承諾しなければ下取りはキャンセルされ、端末は返却されます。分割払いで購入して下取り分の割引を受けていた場合は、差額が支払い方法に請求されます。詳細はApple公式のApple Trade Inで確認できます。

つまり、傷の程度を自分で判定する必要はありません。正確に申告して、提示された額に納得できなければ断ればよいという設計になっています。下取りの手順そのものは減額注意Apple Trade In、iPhone下取りの流れ|店舗アップルストア方法も、店舗への持ち込みはApp Store下取り持ち込みと買取どっちがおすすめ?初期化~価格・条件を比較にまとめています。

買取店で等級が下がる傷と機能面の確認

買取店で等級が下がる傷と機能面の確認項目
外装より画面と動作のほうが響く

買取店の査定は、外装の見た目だけで決まるわけではありません。外装がきれいでも、画面の表示や動作に引っかかりがあれば等級は下がります。持ち込む前に自分で確認できる項目を整理しました。

画面の状態で見られる4点

症状 見分け方 査定での扱い
焼き付き 白い無地の画面を全画面で表示し、うっすら別の像が残らないか見る 表示の不具合として減額
色ムラ・赤み・黄ばみ 明るさを上げ、画面の四隅と中央で色の差を比べる 表示の不具合として減額
ドット抜け・白抜け 黒い画面と白い画面を交互に表示し、点が残らないか探す 画面そのものの不良として扱う
画面浮き・隙間 本体を横から見て、画面と枠の間に段差がないか見る 内部の不具合を疑われる

画面浮きは、バッテリーの膨張が原因で起きている場合があります。下部から持ち上がるように浮いているときは、無理に押し込まないでください。膨らんだバッテリーは発送の可否も運送会社と店舗で判断が分かれますので、持ち込む前に連絡しておくのが確実です。

動作で見られる4点

  • カメラが正常に写るか
    アウトカメラとインカメラを両方起動し、レンズにひびや曇りがないかを確かめます。カメラが写らない端末は、外装がきれいでも扱いが大きく変わります
  • ボタンとタッチが反応するか
    音量ボタン、サイドボタン、画面のタッチ操作を一通り試します。ボタンの陥没は減額の対象になりますので、押し込んだまま戻らないものがないか見てください
  • 音が正常に鳴るか
    着信音がスピーカーから鳴るか、通話音がレシーバーから聞こえるかを確かめます。片方だけ鳴らない、ノイズが混じるといった症状も減額の要因になります
  • バッテリーの最大容量
    設定アプリの「バッテリー」から最大容量を確認できます。数値が低いほど評価は下がりますが、交換してから売れば得になるとは限りません。修理費用が上乗せ分を超える場合があります

水没の判定も見落とせません。水に落とした記憶がなくても、水没マークが反応していれば水没扱いになります。SIMトレイを抜いた奥にある小さな印が赤く変わっていれば該当します。湯気の多い場所での使用でも反応することがありますので、心当たりがなくても一度確認してください。水没端末の扱いはiPhone水没7つの対処法。水没スマホは下取り・買取できる?で解説しています。

減額されないための4つの準備

iPhoneの査定で減額されないための4つの準備
手を加えず、揃えて、早く出す

傷そのものは消せません。それでも、傷以外の減額要因を潰しておけば結果は変わります。当日までに終わる準備が4つあり、特別な道具は要りません。

  • 正しい方法で拭く
    糸くずの出ない柔らかい布で拭き、開口部に水分を入れないようにします。研磨剤や家庭用洗剤、漂白剤・過酸化水素を含む製品は避けます。70%イソプロピルアルコールや75%エチルアルコールのワイプであれば、外表面を優しく拭く用途に使用できます
  • 付属品を探して揃える
    箱、ケーブル、SIM取り出しピン、説明書が残っていれば一緒に出します。欠品は多くの買取店で減額の要因です。引き出しを探す10分で結果が変わることがあります
  • 状態を正確に申告する
    傷や不具合を隠しても検査で分かり、再査定になるだけです。先に伝えたほうが手戻りがなく、話も早く進みます。修理歴がある場合も同様です
  • 売ると決めたら早く出す
    相場は新機種の発表と発売のたびに動きます。傷は増えることはあっても減りません。手元に置いておく理由がないなら、早いほうが得策です

逆に、やらないほうがいいことも挙げておきます。非正規の修理で画面を交換してから売る、という選択は慎重に判断してください。修理費用が上乗せ分を超えるうえ、正規部品でない画面は査定で別扱いになる場合があります。傷のある端末は、傷のある状態のまま出すのが基本です。査定額を上げる考え方はスマホ高く売るためのポイントにまとめました。

査定の流れと当日に必要なもの

iPhone買取の査定の流れと当日に必要なもの
消去は認証まで終わらせる

買取は申し込み → 査定 → 金額の提示 → 承諾 → 入金という流れで進みます。店頭であれば当日中に終わり、宅配買取では端末を送る日数が加わります。傷の有無で手順が変わることはありません。

  1. iCloudかパソコンにバックアップを取る
  2. Apple Watchを使っている場合はペアリングを解除する
  3. 「すべてのコンテンツと設定を消去」を認証まで完了させる
  4. SIMカードを抜き、本人確認書類を用意する
  5. 店頭に持ち込む、または宅配で送る

消去は認証まで終わらせるのが要点です。「すべてのコンテンツと設定を消去」を認証まで完了すれば、「探す」とアクティベーションロックも解除されます〔Apple公式〕。途中で止まった端末は持ち主のApple Accountに紐づいたままになり、次に使う人が初期設定を進められません。手順の詳細はiPhoneを売る前にやること7つ|初期化と査定額を上げる準備にまとめています。

当日に必要なのは端末本体と本人確認書類です。古物営業法にもとづき、買取時には本人確認が必要とされています。運転免許証やマイナンバーカードなど、住所・氏名・生年月日が確認できる書類を用意してください。申し込めるのは所有者本人で、未成年の場合は保護者の同意が求められます。書類が揃わないときの手当ては住民票の取り方|コンビニ・窓口・郵送の手順と買取での使い方、査定の各工程はスマホ買取の流れ|申込みから入金までの5工程と必要なもので解説しました。

傷ありiPhoneの買取査定【リンクサス買取】

傷ありiPhoneの買取査定ならリンクサス買取
傷の位置と深さをその場で説明します

リンクサス買取は、傷のある端末も割れた端末も査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。どの傷がどう効いたのかを、その場でお見せしながら説明する形をとっています。

監修:リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也

傷を気にされる方ほど、実際にはきれいな端末をお持ちになります。ポケットの中で付いた細い線傷は、正直なところ金額にほとんど響きません。差が出るのは、光に透かしたときに面で見える擦れと、爪が引っかかる欠けです。それと、外装よりも画面の表示のほうが効きます。焼き付きやドット抜けは、外から見てきれいなだけに、ご本人が気づいていないことが多い部分です。あとは、磨いてからお持ちになる方が時々いらっしゃいますが、これはお止めしています。表面の質感が変わってしまうと、元には戻せません。乾いた布で拭いていただくところまでで十分です。

査定額は、機種・容量・本体の状態・付属品の有無・動作するかどうかで決まります。傷の有無だけで決まるものではありませんので、状態に自信がなくても一度お持ちください。金額に納得できなければ、断って持ち帰れます。

まとめ|分かれ目は割れているかどうか

iPhoneの傷は、あるだけで買取不可になるものではありません。細かいスレや薄い線傷は等級が1段下がる程度で収まります。扱いが変わるのは、ガラスにひびや欠けが入って破損と判定されたときです。傷と割れは別の物差しで見られていると考えてください。

Appleの下取りには、傷が何ミリまでといった数値の基準は公表されていません。公開されているのは仕組みのほうで、見積もり額は概算であり、検査で状態が一致しなければ下取り額が変更されると明記されています。低い額を通知された場合は拒否でき、端末は返却されます。刻印については、Appleが行った刻印であれば下取り額に影響はありません。

買取店の査定では、外装よりも画面の表示と動作のほうが響きます。焼き付き、色ムラ、ドット抜け、画面浮きは、外から見てきれいなだけに見落とされがちな部分です。そして、傷を自分で消そうとしないでください。研磨剤で磨けば仕上げが変わり、非正規の修理を挟めば費用が上乗せ分を超えます。傷のある端末は、傷のある状態のまま査定に出すのが基本です。

▼傷ありiPhoneの買取査定はこちらから

▶ 機種別の買取価格:iPhone買取価格一覧
▶ 高く売るコツ:スマホ高く売るためのポイント

傷ありiPhoneの買取でよくある質問

iPhoneに傷があると買取してもらえませんか?

傷そのものを理由に買取を断ることはありません。細かいスレや薄い線傷であれば、等級が1段下がる程度で収まります。扱いが変わるのは、ガラスにひびや欠けが入って破損と判定されたときです。傷と割れは別の物差しで見られていると考えてください。

Appleの下取りで傷はどの程度まで許されますか?

Apple公式は傷の許容範囲を数値で公表していません。公開されているのは仕組みのほうで、下取りの見積もり額は概算であり、実際の下取り額は見積もり額を下回る場合があると明記されています。届いた端末の状態が申告と一致しなければ変更後の額が通知され、最初より低い場合は拒否して端末を返してもらえます。

iPhoneの傷は研磨剤で磨いてから売るほうが得ですか?

磨かないでください。Apple公式のお手入れ案内は、研磨剤や石けん、洗剤の使用を避けるよう案内しています。磨くと表面の仕上げが変わり、光の当たり方で一目で分かります。糸くずの出ない柔らかい布で拭くところまでにとどめるのが確実です。

刻印を入れたiPhoneは下取りできますか?

Apple公式のFAQは「刻印入りのApple製品も下取りの対象となります」と明記しています。刻印をAppleが行った場合は下取り額に影響はありません。影響が出る場合があるのは他社による刻印です。買取店側の扱いは店舗ごとに異なりますので、事前に確認してください。

画面の焼き付きやドット抜けは査定に影響しますか?

表示の不具合として減額の対象になります。外装がきれいでも、画面そのものに問題があると判断されれば等級は下がります。白い無地の画面と黒い画面を交互に全画面で表示し、うっすら残る像や点がないかを持ち込む前に確認してください。

画面が浮いているiPhoneはどう扱われますか?

内部の不具合を疑われ、減額の対象になります。下部から持ち上がるように浮いている場合は、バッテリーの膨張が原因のことがあります。無理に押し込まないでください。膨らんだバッテリーは発送の可否も運送会社と店舗で判断が分かれますので、持ち込む前に連絡しておくのが確実です。

バッテリーを交換してから売るほうが高くなりますか?

高くなるとは限りません。修理費用が査定額の上乗せ分を超える場合があります。また非正規の修理では、純正でない部品が使われた端末として別扱いになることがあります。設定アプリの「バッテリー」で最大容量を確認し、その状態のまま査定に出して判断を仰ぐほうが確実です。

保護フィルムは剥がしてから査定に出すべきですか?

貼ったまま出しても問題はありませんが、フィルムの下に傷が隠れていた場合は査定の途中で剥がされて再評価になります。後から金額が変わる可能性が残りますので、先に剥がして状態を自分で見てから出すほうが話は早く済みます。

最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年8月時点)。Apple Trade Inの条件は変更される場合があります。最新の内容はApple公式サイトでご確認ください。

監修者
監修者情報
浜野哲也
リンクサスモバイル事業部長
通信業界での法人営業や、スマートフォン部品の専門商社で副社長を務めた経験を持ち、現在はスマートフォンの買取・販売を中心としたリユース事業を統括。現場での査定や価格設計に関わる一方、中国をはじめとする国内外のリユース・IT市場の動向にも注目し、信頼性のある情報提供を心がけている。

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