
iPhoneの箱は、買取に出すなら一緒に持っていき、下取りに出すなら手元に残す。この使い分けが結論です。ヤマダデンキは「上限買取価格に近い金額で売るためには、化粧箱(外箱)や充電ケーブルなどの購入時の付属品も揃えて買取に […]

iPhoneを売るときのSIMカードは、抜いて自分で保管し、トレイは本体に戻すのが正解です。カードだけを取り出して空のトレイを差し戻す形になります。SIMカードそのものに買取価値はなく、メルカリではeSIMエントリーパッケージを含むすべてのSIMカードの出品が禁止されています〔メルカリガイド〕。
見落とされがちなのが、SIMトレイを失くすと査定そのものが下がる、または買取不可になることです。ドコモはSIMトレイの不足・損傷を機能不良品の例に挙げ、ソフトバンクは「SIMカードが取り出せない」端末を下取り申込みできない条件としています。ヤマダデンキはSIMカードトレイがない端末を買取不可品としています。この記事では、物理SIMとeSIMで分かれる手順、トレイの中にある水没マークの見方、そしてSIMまわりで査定が止まる条件を、公式情報だけで整理しました。
目次

SIMまわりの作業は3分で終わります。ただし、やり方を間違えると査定額が変わるか、受付そのものが止まります。まず全体像を押さえてください。
| 項目 | 扱い |
|---|---|
| SIMカード(物理) | 抜いて自分で保管する。売却先へ同梱しない |
| SIMトレイ | カードを外したあと、空のまま本体に戻す。紛失・破損は減額または買取不可の理由になる |
| SIMピン | 購入時の付属品。買取では付属品として加点材料になる。手元にない場合はペーパークリップで代用できる |
| eSIM | 消去の途中で表示される確認画面で、消去する選択肢を選ぶ |
| SIMカードの売却 | メルカリはすべてのSIMカードの出品を禁止。買取店でもカード単体は査定の対象外 |
| 回線の解約 | 端末の売却と回線の契約は別。カードを抜いても契約は続く |
ここで押さえておきたいのは、SIMカードとSIMトレイはまったく別物だという点です。カードは自分の契約情報が入った持ち物、トレイは端末の部品。抜くのはカードだけで、トレイは端末の一部として返す、と覚えてください。売る前の作業全体はiPhoneを売る前にやること7つにまとめています。

SIMまわりで損をする人には共通点があります。カードとトレイと契約の3つを、ひとまとめに考えていることです。よくある4つを外しておきます。
4つに共通するのは、SIMまわりは「手続き」ではなく「部品と契約の切り分け」の話だという点です。ここを分けて考えれば、迷う場面はほとんどなくなります。

SIMトレイの位置は、機種の世代によって左右が入れ替わります。探す前に、自分のモデルがどちら側かを確認してください。
| SIMトレイの位置 | 該当するモデル |
|---|---|
| 本体の左側面 | iPhone 12・12 mini・12 Pro・12 Pro Max、iPhone 13・13 mini・13 Pro・13 Pro Max、iPhone 14以降のシリーズ(販売地域によりeSIM専用) |
| 本体の右側面 | iPhone 7・8とそのPlus、iPhone X・XR・XS・XS Max、iPhone 11・11 Pro・11 Pro Max、iPhone SE(第1・第2・第3世代) |
| トレイなし | 物理的なSIMトレイがないiPhone 17e・iPhone 17・iPhone Air・iPhone 17 Pro・iPhone 17 Pro Maxのモデル。eSIMのみに対応 |
位置が分かったら、次の順に進めます。
Apple公式は「SIMトレイをうまく取り出せない場合は、通信事業者またはApple Store直営店にデバイスをお持ちになった上でご相談ください」としています〔Apple公式〕。無理にこじ開けてトレイを歪めると、そのまま減額の理由になります。焦らないでください。
なお、各iPhoneにもともと付いているSIMトレイのみを使うようApple公式は求めています。たとえばiPhone 6sのSIMトレイはiPhone 7には収まりません。別の機種のトレイで代用することはできないという意味です。

eSIMは本体に組み込まれた仕組みのため、物理的に抜き取ることはできません。消去の途中に出てくる確認画面で、消去する選択肢を選ぶのが正しい手順です。
eSIM専用モデルには、もうひとつ知っておきたい特徴があります。SIMトレイがないため、トレイの中にある水没マークも外側からは見えません。Apple公式は「このiPhoneモデルが特定の国または地域で販売される場合、eSIM専用となり、SIMトレイや外側から視認できるLCIはありません」と明記しています。次の章で詳しく扱います。

SIMトレイの扱いは、事業者ごとに書き方が違います。減額で済むところと、受付そのものが止まるところに分かれるため、出す先を決める前に確認してください。
| 事業者 | SIMまわりの条件 | 結果 |
|---|---|---|
| ドコモ 下取り | SIMトレイが不足、または損傷している | 機能不良品として扱われ、価格が下がる |
| au 下取り | メモリーカード、ストラップなどのアクセサリー・付属品はすべて自分で外す | 下取り受付後、アクセサリー・付属品はすべて廃棄される |
| ソフトバンク 下取り | SIMカードが取り出せない。製造番号(IMEIなど)が確認できない | 下取りの申込みができない。なお製造番号はSIMトレーでの確認は認められない |
| ヤマダデンキ 買取 | SIMカードトレイやバッテリー、バッテリーカバーがない | 買取不可品として扱われる |
| ブックオフ 買取 | SIMカード、外部メモリ、アクセサリーを取り外して持ち込む | 準備項目として案内されている |
| メルカリ 出品 | eSIMエントリーパッケージを含むすべてのSIMカードの出品が禁止 | SIMカードが入ったままのiPhoneは出品できない |
表のなかで目を引くのが、ソフトバンクの「製造番号(IMEIなど)が確認できない。SIMトレーでの確認はできません」という注記です。iPhone 6sから13までのモデルはSIMトレイにIMEIが刻印されていますが、ソフトバンクはその刻印を確認手段として認めていません。加えてApple公式は「iPhone 14モデル以降には、IMEI/MEIDが刻印されていません」としています〔Apple公式〕。本体からIMEIを読み取る方法は、世代によって成立しなくなっているということです。
だからこそ、初期化する前に「設定」から「一般」「情報」の順に進んでIMEIを控えておいてください。消去してしまうと、画面からは確認できなくなります。ネットワーク利用制限の照会にもこの番号が要ります。制限の確認方法はSIMロックは解除せずに売れる?で扱っています。

SIMトレイを抜いたときが、水没の有無を自分で確かめる唯一のタイミングです。iPhone 6以降のモデルは、側面のSIMカード挿入口の内部に液体浸入インジケータがあります。ヤマダデンキも査定基準のなかで、SIMカードトレイを外して確認するよう案内しています。
反応が出ていた場合の扱いは事業者で分かれます。auは水濡れシールに水濡れ反応がある端末を下取りできない例に挙げ、ヤマダデンキは水没マークが出ている端末を買取できないとしています。一方でリンクサス買取のように、水濡れの反応がある端末も査定の対象としている店もあります。水没端末の売り方はiPhone水没の対処法で詳しく扱っています。
なお、液体による損傷の修理はApple製品1年限定保証の対象になりません。反応が出ている端末は、修理してから売るという選択肢が実質的に狭まります。そのままの状態で査定に出すほうが早く済みます。

SIMトレイの紛失や水没の反応は、事業者によって「減額」で済むか「受付不可」になるかが分かれます。リンクサス買取は、iPhone・Android・iPad・タブレットに加えて、画面が割れた端末や動作しない端末も査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。
SIMトレイをなくして持ってこられる方は、本当に多いです。カードを抜いたあと、トレイを机の上に置いたまま忘れてしまう。あるいはピンがなくてクリップで開けて、そのままどこかへやってしまう。動作にはまったく関係ありませんから、ご本人は問題だと思っておられません。ただ、下取りだと機能不良品の扱いになりますし、買取不可としている店もあります。ですので、抜いたらすぐ戻す。これだけ覚えておいていただければ大丈夫です。それともうひとつ、トレイを開けたときに奥を見ていただきたい。赤くなっていたら水没の反応です。ご自身で知っておかれると、あとで査定額を聞いたときに納得がいきます。うちは反応が出ていても査定はいたしますので、隠さずにそのままお持ちください。
SIMカード自体には買取価値がありません。抜いたカードは、回線の解約や他の端末への差し替えに使うものと考えてください。買い替えを中古で考えている場合は、中古iPhoneの在庫もあわせて見ておくと選択肢が広がります。
iPhoneを売るときのSIMカードは、抜いて自分で保管し、空のトレイは本体に戻す。これが結論です。カード自体に買取価値はなく、メルカリではすべてのSIMカードの出品が禁止されています。ソフトバンクは、回収対象の機種以外の物品が送付された場合、所有権は放棄されたものとみなして処分するとしています。
気をつけたいのはトレイのほうです。ドコモは不足・損傷を機能不良品の例に、ソフトバンクは「SIMカードが取り出せない」を申込み不可の条件に、ヤマダデンキはトレイがない端末を買取不可品にしています。eSIMの場合は、消去の途中で表示される確認画面で消去する選択肢を選び、回線の扱いは通信事業者に確認してください。トレイを開けたときは、奥にある液体浸入インジケータの色も見ておくと、査定額の理由が読めます。スマホ買取の流れとあわせて準備を進めてください。
抜いて自分で保管してください。SIMカードには自分の契約情報が入っており、買取価値もありません。メルカリはeSIMエントリーパッケージを含むすべてのSIMカードの出品を禁止しており、SIMカードが入ったままのiPhoneも出品できないとしています。ソフトバンクは、回収対象の機種以外の物品が送付された場合、その物品の所有権は放棄されたものとみなし、当社の判断により処分等を行うとしています。
いけません。カードだけを取り外し、空のトレイは本体に戻してください。ドコモはSIMトレイが不足または損傷している端末を機能不良品の例に挙げています。ソフトバンクは「SIMカードが取り出せない」端末を下取りの申込みができない条件としています。ヤマダデンキの査定基準では、SIMカードトレイがない端末は買取不可品です。動作に問題がなくても結論が変わります。
モデルの世代によって左右が変わります。Apple公式によると、iPhone 12シリーズから14シリーズ以降は本体の左側面、iPhone 7・8とそのPlus、iPhone X・XR・XS・XS Max、iPhone 11シリーズ、iPhone SEの第1から第3世代は本体の右側面です。物理的なSIMトレイがないiPhone 17e、iPhone 17、iPhone Air、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro MaxのモデルはeSIMのみに対応しています。
ペーパークリップで代用できます。Apple公式は「SIMトレイを取り出すには、ペーパークリップまたはSIM取り出しツールをトレイの横の穴に差し込みます。奥に押し込むとトレイが出てきますが、このとき、強く押しすぎないように注意してください」としています。うまく取り出せない場合は、通信事業者またはApple Store直営店に相談するよう案内されています。無理にこじ開けてトレイを歪めると、減額の理由になります。
消去の途中で表示される確認画面で、消去する選択肢を選んでください。Apple公式は「eSIMを搭載したデバイスを売却する場合は、デバイスとeSIMプロファイルを消去するかどうかを確認する画面で、消去する選択肢を選んでください」としています。あわせて、新しい持ち主へのサービスの転送について通信事業者に相談するよう求められています。プロファイルの消去と契約の停止は別の手続きです。
液体浸入インジケータ(LCI)です。Apple公式は「インジケータの色は通常の状態では白またはシルバーですが、水または水を含む液体に触れると、全体が赤くなります」としています。iPhone 6以降のモデルでは側面のSIMカード挿入口の内部にあり、SIMトレイを外すと確認できます。製品動作環境内の温度や湿度の変化では反応しません。なお特定の国や地域で販売されるeSIM専用モデルには、外側から視認できるLCIがありません。
出す先によります。ドコモの下取りでは機能不良品として扱われ、ヤマダデンキの買取では買取不可品とされています。一方で、リンクサス買取ではiPhone・Android・iPad・タブレットに加えて、画面が割れた端末や動作しない端末も査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応していますので、値がつくかどうかは査定額を見てから判断してください。
最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年8月時点)。iOSの画面名称・手順は、OSのバージョンや機種により表記が変わる場合があります。対応モデルや下取り・買取の条件は変更されることがあるため、手続き前に各社の公式ページでご確認ください。

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