SIMロックは解除せずに売れる?確認方法と3キャリアの手続き

SIMロックは解除せずに売れる?確認方法と3キャリアの手続き
2026.8.05

SIMロックを解除しないまま売ることはできます。解除は買取の必須条件ではありません。ただし使える回線が限られる分、評価が下がる場合があります。そもそも2021年10月1日以降に販売される端末は、総務省のガイドライン改正によりSIMロックを設定しないことが原則となっており、確認すら不要なケースが増えています。

この記事では、まず手元の端末にロックがかかっているかを確かめる方法を示し、ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれの解除手続き、解除できないときの選択肢、そしてSIMロックより査定額に効く3つの要素までまとめました。5分で終わる確認から始めてください。

解除せずに売れるかの早見表

SIMロックを解除せずに売れるかの早見表
購入時期でまず道が分かれる

結論からいえば、どの状態でも売却そのものはできます。分かれるのは評価のほうです。手元の端末がどの行に当たるかを確認してください。

端末の状況 SIMロックの状態 買取での扱い やること
2021年10月1日以降に販売された端末 原則としてロックなし そのまま評価される 確認だけしておけば足りる
それ以前にキャリアで購入した端末 かかっている可能性がある 解除済みのほうが評価が上がる場合がある 設定画面で状態を確認する
SIMフリー版として購入した端末 ロックなし そのまま評価される とくに作業は要らない
解除の条件を満たさない端末 かかったまま 買取は可能。使える回線が限られる分の差が出る 解除せずに査定へ出す
ネットワーク利用制限が「×」 ロックの有無にかかわらず 大幅な減額または買取不可 先にIMEIで照会する

ここで釘を刺しておきます。SIMロックの解除は、査定額を動かす要素のなかでは優先順位が高いほうではありません。最下段のネットワーク利用制限のほうが、下げ幅ははるかに大きくなります。5分で終わる作業ではありますが、そこだけに気を取られないでください。

SIMロックをめぐる4つの誤解

SIMロックをめぐる4つの誤解
制度が変わって前提が古くなった

SIMロックの情報は、2021年のガイドライン改正を境に前提が入れ替わりました。古い記事の説明をそのまま信じると、要らない手間をかけることになります

  • 「解除しないと買い取ってもらえない」:解除は買取の条件ではありません。ロックがかかったままでも売却できます。使える回線が限られるため評価に差が出る場合はありますが、断られる理由にはなりません
  • 「キャリアで買った端末には必ずロックがかかっている」2021年10月1日以降に販売される端末は、総務省のガイドライン改正によりSIMロックを設定しないことが原則となりました。近年に購入した端末なら、そもそもかかっていない可能性が高くなります
  • 「分割払いだと一定の日数が経たないと解除できない」:かつては購入方法によって待機期間が設けられていました。現在は条件が緩和されており、各社の案内も更新されています。手続きの前に、必ず最新の条件を各社のページで確認してください
  • 「解除すれば赤ロムを避けられる」:別物です。SIMロックはキャリアの回線を縛る仕組み、ネットワーク利用制限は代金の滞納や盗難が疑われる端末の通信を止める仕組みです。解除しても制限の判定は変わりません

混同されやすい2つを分けて考えるところが出発点になります。査定に響くのは後者のほうが圧倒的に大きいという点だけは、先に頭に入れておいてください。

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ロックがかかっているかを確かめる

SIMロックがかかっているかを確かめる方法
設定画面を開けば1分で分かる

手続きに進む前に、まず現状を確認します。そもそもロックがかかっていなければ、この先の作業は不要です。画面の名称はOSのバージョンや機種により表記が変わる場合があります。

iPhoneで確認する

設定 → 一般 → 情報と進み、画面をスクロールして「SIMロック」の欄を探します。「SIMロックなし」と表示されていれば、ロックはかかっていません。「SIMロックあり」と出た場合は、購入したキャリアでの手続きが必要になります。あわせて、同じ画面に表示されるIMEIを控えておいてください。次章以降の手続きと、ネットワーク利用制限の照会で使います。

Androidで確認する

設定 → デバイス情報(端末情報)と進み、「SIMロック状態」や「SIMカードステータス」の項目を確認します。機種によっては、設定 → ネットワークとインターネットの階層に置かれている場合もあります。項目が見つからない機種では、購入したキャリアの会員ページや窓口でSIMロックの状態を確認してください。他社のSIMカードを挿して通信できない場合でも、周波数帯やAPN設定、回線契約が原因のことがあり、SIMロックの有無は判定できません。

IMEIを控える

IMEIは15桁の製造番号です。多くの端末でキーパッドから「*#06#」と入力すると表示され、設定の「情報」「端末情報」からも確認できます。外箱の側面にも印字されています。解除手続きにも、ネットワーク利用制限の照会にも、この番号が要りますので、この段階で控えておくと二度手間になりません。

ドコモ・au・ソフトバンクの解除手続き

ドコモ・au・ソフトバンクのSIMロック解除手続き
Webからの手続きが基本になる

解除できるのは、その端末を販売したキャリアだけです。ドコモで買った端末をauの窓口に持ち込んでも手続きはできません。どの会社でも、会員ページからの手続きが基本の形になります。

キャリア Webでの手続き窓口 用意するもの
ドコモ My docomo にログインして手続き dアカウント、対象端末のIMEI
au My au にログインして手続き au ID、対象端末のIMEI
ソフトバンク My SoftBank にログインして手続き SoftBank ID、対象端末のIMEI

手続きの流れはどの会社もおおむね共通で、会員ページにログインし、SIMロック解除のメニューを開き、IMEIを入力して申し込む形になります。作業そのものは数分で終わります。Webからの手続きは手数料がかからない一方、店頭や電話での申し込みには手数料がかかります。自分で操作できるなら、Webを選ぶのが得策です。

※各社の受付条件、手数料、対応時間は変更されることがあります。手続きの前に必ず公式サイトで最新の案内をご確認ください。すでに解約している回線の端末でも、一定の条件のもとで手続きできる場合があります。条件は会社ごとに異なりますので、あわせて確認してください。

解除できないときの3つの選択肢

SIMロックが解除できないときの3つの選択肢
解除できなくても手はある

中古で買った端末、名義が自分でない端末、解約から時間が経った端末。こうした事情でWebの手続きが通らないことがあります。そのまま売却して構いませんが、判断の材料として3つの道を挙げておきます。

  • 解除せずに査定へ出す:いちばん現実的な選択です。使える回線が限られる分の差は出ますが、買取そのものは受けられます。かけた手間に対する見返りが小さいと判断したら、迷わずこの道を選んでください
  • キャリアの窓口で相談する:Webでは条件に合わなくても、店頭であれば手続きできる場合があります。手数料がかかる点と、来店の手間は見込んでおいてください
  • 代行業者には慎重になる:解除を請け負う業者がインターネット上に存在します。ただし、正規の手続き以外の方法で解除された端末は、後から通信できなくなるリスクを伴います。買取店側も扱いを分ける場合がありますので、費用と天秤にかける前に、そもそも必要かどうかを考え直すほうが健全です

あわせて確認しておきたいのが、盗難時のリスクです。SIMロックが外れた端末は、盗まれた場合に第三者が別回線で使える状態になります。紛失や盗難に気づいたら、契約中のキャリアへ速やかに連絡してください。制限をかけてもらうことで、悪用の余地を狭められます。

SIMロックより査定額に効く3つのこと

SIMロックより査定額に効く3つのこと
優先順位を間違えない

SIMロックの解除は5分で終わる作業です。それでも、査定額への効き方でいえば次の3つのほうが大きく動きます。順に確認してください。

1. ネットワーク利用制限の判定

代金の滞納や盗難、不正契約が疑われる端末について、キャリアが通信を止める仕組みです。制限がかかった状態がいわゆる赤ロムで、買取での下げ幅が最も大きくなります。判定は15桁のIMEIで誰でも照会できます。

表示 意味 買取での扱い
現時点でネットワーク利用制限の対象ではない 問題なく査定できる
現時点では利用できるが、今後制限される可能性がある 買取可能だが、店舗により条件が異なる
× 制限がかかっている(赤ロム) 大幅な減額または買取不可
判定できない。データが登録されていない 購入経路の確認が必要になる

ドコモは2016年6月以降、分割払いの期間中を「△」と表示する運用を公式に告知しています。分割の途中で売ること自体は珍しくありませんので、△を見て慌てる必要はありません。ただし支払い義務は元の契約者に残ります。照会は購入元のキャリアのページで行えます。

※各社の照会ページと判定の運用は変更されることがあります。利用前に公式サイトで最新の案内をご確認ください。

2. 本体の状態と初期化

画面のヒビ、焼き付き、外装の傷、ボタンやカメラの不具合はすべて減額の対象です。ただし減額になるだけで、買取不可とは限りません。症状ごとの扱いは買取でiPhone等スマホ画面傷ありは減額対象?減額査定事例一覧で整理しています。初期化されていない端末は店側で作業する手間が査定額に反映されますので、サインアウトから消去までは自分で済ませてください。iPhoneの手順はiPhoneを売る前にやること7つ|初期化と査定額を上げる準備、Androidの手順はAndroidスマホ売る前に確認注意点!アンドロイド円滑に買取売却方法にまとめました。

3. 売るタイミング

中古相場は新モデルの発表を境に下がります。SIMロックの手続きに何日も迷っている間に、相場が動くほうが痛いという場面は珍しくありません。売ると決めたら、確認と解除を一度に済ませて査定へ進んでください。相場の考え方はスマホ高く売るためのポイントにまとめてあります。

スマホの買取査定【リンクサス買取】

スマホの買取査定ならリンクサス買取
ロックの有無にかかわらず査定できる

リンクサス買取は、SIMロックの有無にかかわらずiPhoneとAndroidを査定しています。キャリア版もSIMフリー版も、画面が割れた端末や電源の入らないジャンク品も対象です。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。

監修:リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也

SIMロックについては、ここ数年でご相談の中身が変わりました。制度が変わって以降に販売された端末はそもそもロックがかかっていませんので、確認だけしていただければ済むケースが増えています。それでも「解除しないと売れないのでは」とご心配される方はいらっしゃいます。売れます、とまず申し上げたい。解除されているほうが評価が上がる場面はありますが、買取をお断りする条件ではありません。それより気にしていただきたいのがネットワーク利用制限のほうでして、こちらが「×」ですと金額の下がり方が桁違いになります。IMEIさえ控えていただければご自身で照会できますので、ご来店の前にひととおり見ておいてください。設定画面を開いて1分の確認で、当日の話が早くなります。

査定額は、機種・容量・キャリア・本体の状態・付属品の有無で決まります。同じ機種でも相場は毎週のように動きますので、売ると決めた時点で確認するのが得策です。

解除した端末を格安SIMで使い続ける道もありますが、買い替えを考えている場合は中古iPhone中古Androidスマホから状態と価格を見比べる方法もあります。

まとめ|まず確認、次に解除、最後に査定

SIMロックを解除しないまま売ることはできます。解除は買取の条件ではありません。そのうえで、2021年10月1日以降に販売される端末は総務省のガイドライン改正によりSIMロックを設定しないことが原則となっていますので、近年の機種であれば作業そのものが不要な可能性が高くなります。

順番はこうです。まず設定画面でロックの状態を確認し、あわせてIMEIを控える。ロックがかかっていたら、購入したキャリアの会員ページからWebで手続きする。手数料がかからず、数分で終わります。条件に合わずに解除できなければ、そのまま査定へ出して構いません。その手間より、ネットワーク利用制限の照会を先に済ませるほうが金額への効きは大きくなります。SIMロックと利用制限は別の仕組みで、解除しても判定は変わりません。設定画面を開いて1分、IMEIで照会して数分。この確認を終えてから査定に出せば、当日に金額がぶれることはありません。

▼スマホの買取査定はこちらから

▶ 機種別の買取価格:スマホ買取価格一覧
▶ 高く売るコツ:スマホ高く売るためのポイント

SIMロック解除と買取のよくある質問

SIMロックを解除せずにスマホを売れますか?

売れます。SIMロックの解除は買取の条件ではありません。ロックがかかったままでも査定を受けられます。ただし使える回線が限られるため、解除済みの端末より評価が下がる場合があります。手続きはWebから数分で終わりますので、条件を満たすなら済ませてから出すほうが有利です。

自分のスマホにSIMロックがかかっているか調べる方法は?

iPhoneは設定 → 一般 → 情報と進み、「SIMロック」の欄を確認します。「SIMロックなし」と表示されていればかかっていません。Androidは設定 → デバイス情報から「SIMロック状態」を確認します。機種によって項目の場所が異なるため、見つからない場合はキャリアの会員ページから照会するほうが確実です。

2021年10月以降に買ったスマホにもSIMロックはありますか?

総務省のガイドライン改正により、2021年10月1日以降に販売される端末は、SIMロックを設定しないことが原則となっています。そのため近年に購入した端末であれば、そもそもかかっていない可能性が高くなります。念のため設定画面で状態を確認しておけば、手続きは不要です。

SIMロック解除の手続きはどこで行いますか?

その端末を販売したキャリアの会員ページから手続きします。ドコモはMy docomo、auはMy au、ソフトバンクはMy SoftBankにログインし、SIMロック解除のメニューでIMEIを入力します。Webからの手続きは手数料がかからない一方、店頭や電話での申し込みには手数料がかかります。受付条件は変更されることがあるため、公式サイトで最新の案内を確認してください。

SIMロック解除とネットワーク利用制限は同じものですか?

別物です。SIMロックはキャリアの回線を縛る仕組みで、ネットワーク利用制限は代金の滞納や盗難が疑われる端末の通信を止める仕組みです。SIMロックを解除しても利用制限の判定は変わりません。買取での下げ幅は利用制限のほうがはるかに大きいため、先にIMEIで照会しておくことをおすすめします。

解約した回線の端末でもSIMロックを解除できますか?

一定の条件のもとで手続きできる場合があります。条件や受付期間は会社ごとに異なるため、購入したキャリアの公式サイトで確認してください。条件に合わずに解除できない場合でも、そのまま査定に出して買取を受けることは可能です。

SIMロックがかかったままでも買取に必要なものは同じですか?

同じです。端末本体と本人確認書類をご用意ください。古物営業法にもとづき買取時には本人確認が必要とされており、運転免許証やマイナンバーカードなど住所・氏名・生年月日が確認できる書類が求められます。箱や純正ケーブルがあれば加点の対象になります。リンクサス買取は店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しており、査定は無料です。

最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年8月時点)。各社の受付条件と照会ページの運用は変更される場合があります。

監修者
監修者情報
浜野哲也
リンクサスモバイル事業部長
通信業界での法人営業や、スマートフォン部品の専門商社で副社長を務めた経験を持ち、現在はスマートフォンの買取・販売を中心としたリユース事業を統括。現場での査定や価格設計に関わる一方、中国をはじめとする国内外のリユース・IT市場の動向にも注目し、信頼性のある情報提供を心がけている。

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