iPhoneをメルカリで売る条件|出品不可の7項目と売却後の責任

iPhoneをメルカリで売る条件|出品不可の7項目と売却後の責任
2026.8.24

メルカリでiPhoneを売るなら、出品できるのはネットワーク利用制限が「◯」または「ー」の端末だけです。契約中・初期化前・アクティベーションロック未解除・完済が証明できない端末、そしてすべてのSIMカードは出品を禁止されています〔メルカリガイド〕。違反すると商品削除や取引キャンセル、利用制限の対象になります。

もうひとつ知っておきたいのが、売れたあとに一方的にやめられないという点です。取引のキャンセルには双方の合意が必要で、商品説明と違うと言われた場合は、販売利益の一部を返金して解決する流れも用意されています。販売手数料は販売価格の10%です。この記事では、出品できる端末の条件、出す前に必ずやる3つ、価格の決め方、そして売れたあとに起きうるやり取りまでを、メルカリの公式ガイドだけで整理しました。

メルカリでiPhoneを売る早見表

メルカリでiPhoneを売る早見表
出品の条件と、売れたあとの責任を先に見る

メルカリは個人間の取引の場です。買取店と違い、売ったあとの対応も自分の仕事になります。まず全体像を押さえてください。

項目 内容
出品できる端末 ネットワーク利用制限が「◯」または「ー」で、初期化とアクティベーションロックの解除が済んでいるもの
出品できない端末 契約中、初期化されていない、アクティベーションロックが未解除、ネットワーク利用制限がかかっている、完済が明確に証明されていない、解約前のプリペイド式、すべてのSIMカード
販売手数料 販売価格の10%。個人間の取引の場合、消費税はかからない
出品時の本人確認 一定の条件に当てはまる場合、出品時に本人確認の完了が必要
おすすめの配送方法 らくらくメルカリ便の宅急便コンパクト、ゆうゆうメルカリ便のゆうパケットプラス。どちらも匿名配送と補償に対応
発送期限 購入者の支払い完了後から、出品者が設定した「発送までの日数」以内
キャンセル キャンセル申請フォームからの手続きが必要で、双方の合意が要る
販売利益の反映 商品発送後、取引が完了したタイミングで残高に反映される

表を見て気づくのは、買取店なら店側が引き受ける工程が、そのまま出品者の作業になっていることです。撮影、説明文、価格設定、梱包、発送、そして到着後のやり取り。手取りが増える可能性と引き換えに、時間と責任を負う仕組みだと考えてください。店に売る場合の流れはスマホ買取の流れで比べられます。

メルカリ出品でつまずく4つの誤解

メルカリ出品でつまずく4つの誤解
出品前と出品後で、それぞれ落とし穴がある

商品が削除されたり、取引でもめたりする原因は、値付けではありません。禁止されている出品物の範囲と、売れたあとの責任の所在を取り違えていることにあります。よくある4つを外しておきます。

  • 残債が残っていても、説明に書いておけば出品できる
    できません。メルカリは「完済していることが明確に証明されていないもの」を禁止されている出品物としています。ネットワーク利用制限でいえば「△」の端末は出品できず、「◯」または「ー」だけが対象です。事務局が禁止出品物に該当すると判断した場合、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置が取られます
  • SIMカードは入れたまま送ってあげたほうが親切
    親切どころか違反です。メルカリはeSIMエントリーパッケージを含むすべてのSIMカードの出品を禁止しています。SIMカードが入ったままのiPhoneも出品できません。SIMピンをトレイの穴に差し込んで取り出し、手元に残してください
  • 発送すれば取引は終わり
    終わりません。購入者が受取評価をして取引が完了した時点で販売利益が残高に反映されます。到着した商品が説明と違うと言われた場合は、まず当事者同士で話し合う流れになり、出品者の販売利益の一部を購入者へ返金して取引を完了する解決方法も用意されています
  • 気が変わったら自分でキャンセルできる
    できません。メルカリは「取引キャンセルには双方の合意が必要」としており、キャンセル申請フォームからの手続きが要ります。しかも発送予定日を過ぎても商品を発送しないことは迷惑行為として定められており、警告や利用制限の対象になります。売れた時点で、発送する義務が生じると考えてください

4つに共通するのは、メルカリが出品者に売主としての責任を求める場だという点です。買取店に持ち込むのとは、負う役割がまるで違います。

出品できる端末とできない端末

メルカリで出品できる端末とできない端末
ネットワーク利用制限の記号で線が引かれる

メルカリが禁止出品物として明示しているのは7項目です。購入者が利用できない可能性のある端末を、トラブルと犯罪の防止のために止めるという考え方に立っています。

ネットワーク利用制限 端末の状態 メルカリでの扱い
ー(ハイフン) キャリアに端末が登録されていない。Appleで購入したSIMフリー端末など 出品できる
◯(まる) 端末代金が完済されていて問題なく使用できる 出品できる
△(さんかく) 使用に問題はないが残債があり、将来的に制限がかかる可能性がある 出品できない
×(ばつ) 残債の未払いにより通信制限がかけられた、いわゆる赤ロム 出品できない

買取店では「△」でも減額のうえ買い取ってもらえることが多いのに対し、メルカリでは出品自体ができません。ここは大きな違いです。残債が残った端末を手放したいなら、買取のほうが選択肢が広がります。残債と売却の関係はSIMロックは解除せずに売れる?で扱っています。

制限がかかっていない端末以外にも、禁止されているものがあります。契約中のもの、初期化されていないもの、アクティベーションロックが解除されていないもの、解約前のプリペイド式携帯電話、そしてすべてのSIMカードです。一方で、これらに該当しない故障品・ジャンク品は出品できるとメルカリは明記しています。壊れた端末を出す場合の考え方は壊れたiPhoneの買取とあわせて確認してください。

出品にあたっては、契約状況・入手経路やIMEI(端末識別番号)を証明する記載・掲載をしたうえで、工場出荷状態に初期化して出すようメルカリは求めています。IMEIは「設定」から「一般」「情報」の順に進むと確認できます〔Apple公式〕。

出品する前に必ずやる3つ

メルカリに出品する前に必ずやる3つ
順番を守らないと商品が削除される

メルカリが「必ず行ってください」としている準備は3つです。どれか一つ欠けると、出品された商品が削除される可能性があります

1. ネットワーク利用制限を確認する

  1. IMEIを確認する。「設定」から「一般」「情報」の順に進むか、電話番号入力画面で特定の番号を入力すると表示される
  2. 販売元のキャリアの照会サイトでIMEIを入力する
  3. 結果が「◯」または「ー」であることを確かめる
  4. IMEIとネットワーク利用制限の状態を、商品説明に記載する

照会先は、ドコモauソフトバンクの各ページです。

2. 端末を初期化する

初期化が済んでいないiPhoneは出品できません。バックアップを取ってから、「設定」の「一般」から「転送またはiPhoneをリセット」に進み、「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行します。この手順を完了すると「iPhoneを探す」がオフになり、アクティベーションロックも解除されますApple公式〕。

eSIMを使っている場合は、消去の途中でeSIMプロファイルを消去するか尋ねられます。売却するなら消去する選択肢を選んでください。手順の全体像はiPhoneを売る前にやること7つにまとめました。

3. SIMカードを本体から取り出す

メルカリはすべてのSIMカードの出品を禁止しているため、SIMカードが入ったままのiPhoneは出品できません。購入時に付属していたSIMピンをSIMトレイの穴に差し込むと、トレイが開いてSIMカードを取り出せます。SIMピンがない場合はペーパークリップでも代用できますが、強く押しすぎないようApple公式は注意を促しています。

加えて、マイナンバーカードのスマホ用電子証明書を使っている場合は、出品前に失効手続きが必要です。端末の初期化だけでは証明書を削除できません。おサイフケータイを利用していた場合、利用履歴などのアプリ内データはアプリの削除や初期化では消えないため、各キャリアショップに持ち込んで手続きを行う必要があります。

売れやすくする書き方と価格の決め方

メルカリで売れやすくする書き方と価格の決め方
書き漏らしが、あとで返金の理由になる

商品説明の書き方は、売れやすさだけの問題ではありません。書いていない不具合は、到着後に「説明と違う」と言われる理由になります。先回りして書いておくほうが、結果として安全です。

  • 記載が推奨される項目を埋める
    機種、キャリア、本体カラー、ストレージ容量、OSバージョン、IMEI、シリアル番号、ネットワーク利用制限の状態、バッテリー最大容量、商品の状態、付属品の有無、使用期間と修理歴、保証の有無。カテゴリーは「スマホ・タブレット・パソコン」から「スマートフォン・携帯電話」「スマートフォン本体」の順に選びます
  • 傷や汚れは隠さずに書く
    メルカリは、傷・汚れ・欠け・割れがある場合は商品説明にしっかり記載するよう求めています。記載し忘れたまま売ると、購入者とのトラブルに発展する可能性があるとしています。該当箇所をアップで撮影した画像も添えてください
  • バッテリー最大容量を書く
    「設定」から「バッテリー」「バッテリーの状態」の順に進むと確認できます。必須項目ではありませんが、消耗している場合はトラブルを防ぐために事前に知らせておく必要があるとメルカリは案内しています。劣化が少なければアピールにもなります
  • 写真は角度を変えて撮る
    表面と裏面だけでなく、音量ボタンや充電ケーブルの差し込み口の状態が分かる側面も撮ります。動作品なら画面が点灯した状態の写真も添えると、購入者が表示の不具合を確認しやすくなります。写真は20枚まで登録できます
  • 価格は手数料を引いて考える
    メルカリは商品が売れた際に販売価格の10%を販売手数料として徴収します。出品者が送料を負担する場合は、その分も価格に織り込む形になります。個人間の取引の場合、消費税はかかりません

配送方法としてメルカリが推奨しているのは、らくらくメルカリ便の宅急便コンパクトと、ゆうゆうメルカリ便のゆうパケットプラスです。どちらも取引画面から配送状況を確認でき、配送トラブルに対する補償サポートが付いています。匿名配送にも対応しており、配送料金は全国一律です。どちらも専用BOXが必要な点に注意してください。

売れたあとに起きうるやり取り

メルカリで売れたあとに起きうるやり取り
発送してからが本番になることもある

メルカリで手取りが増える可能性がある一方、売れたあとの時間と手間は読みにくいという現実があります。公式ガイドに書かれている範囲で、起こりうる展開を整理します。

  • 発送期限が始まる
    発送期限は、購入者の支払い完了後から数えた「発送までの日数」です。たとえば1月1日12時30分に支払いが完了し、1〜2日で発送と設定していれば、期限は1月3日12時30分になります。期限を過ぎても発送しないことは迷惑行為として定められており、警告や利用制限の対象です
  • 商品が違うと言われる場合がある
    説明にない汚れ、破損、傷、色やサイズの相違があると、購入者は評価をせずに連絡してきます。まずは当事者同士で話し合い、合意できる解決方法を探す流れです。出品者の販売利益の一部を購入者へ返金して取引を完了する方法も用意されており、この場合は事務局が返金をサポートします
  • 事務局の調査には条件がある
    当事者間で解決できない場合、商品到着から14日以内に問い合わせれば、利用状況に応じて補償対応の可否が調査されます。ただしメルカリ便以外の配送方法では、事務局による配送状況の確認や配送会社への調査ができません。メルカリ便を選ぶ理由はここにもあります
  • キャンセルには合意が要る
    キャンセル申請フォームから手続きし、相手が「同意する」を選ぶと成立します。「同意しない」なら不成立で、再度の話し合いになります。申請から24時間経過しても相手が選択しない場合、申請は自動で取り下げられます。ただし例外があります。メルカリは、出品者が「返品しない」を選んでキャンセルを申請し、24時間経過しても購入者が選択しない場合は自動的にキャンセルが成立するとしています〔メルカリ公式〕。この場合は商品が戻らないまま返金が確定するため、「返品しない」を選ぶかどうかは慎重に判断してください
  • 販売利益が入るのは取引完了後
    購入者の支払い方法にかかわらず、商品発送後、取引が完了したタイミングで残高に反映されます。つまり受取評価が済むまで、売上は手元に入りません

手間と揉め事を避けたい場合【リンクサス買取】

手間と揉め事を避けたいならリンクサス買取
売った時点で終わる取引もある

メルカリと買取店の違いは、額の大小だけではありません。売ったあとの責任が残るかどうかが最大の差です。買取は、査定額に納得して手放した時点で取引が終わります。撮影も、説明文も、梱包も、到着後のやり取りもありません。リンクサス買取は、iPhone・Android・iPad・タブレットに加えて、画面が割れた端末や動作しない端末も査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。

iPhone 買取価格の目安

中古・新品(未開封)いずれも上限の目安です

価格を取得しています…

最新額はiPhone買取価格一覧で確認できます

監修:リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也

フリマで売ろうとして途中でやめた、という方は少なくありません。理由を伺うと、金額の話ではないんですね。写真を撮って、説明を書いて、質問に答えて、それでもまだ売れない。そのうちに新しい機種が出て相場が下がっていく。そういう時間の話をされる方が多いです。もうひとつ多いのが、残債が残っていて出品できなかったというケース。フリマは「△」の端末を扱えませんから、これはどうにもなりません。うちは残債のある端末も査定の対象にしていますので、そこは選択肢の差になります。値段だけを比べると、フリマのほうが高く見えることはあります。ただ、手数料と送料と、かかる時間を引いたあとで比べていただくと、印象が変わることも多いですよ。

比べるときは、販売価格ではなく手取りで見てください。販売手数料は販売価格の10%で、送料を負担するならそれも差し引かれます。買い替えを中古で考えている場合は、中古iPhoneの在庫もあわせて見ておくと選択肢が広がります。

まとめ|手取りと手間の両方で比べる

メルカリでiPhoneを売るなら、ネットワーク利用制限が「◯」または「ー」で、初期化とアクティベーションロックの解除が済んでいることが前提です。契約中の端末、完済が証明できない端末、そしてすべてのSIMカードは出品できません。出品前にはIMEIの確認、初期化、SIMカードの取り出しの3つを必ず済ませてください。スマホ用電子証明書とおサイフケータイのデータは、初期化だけでは消えません。

売れたあとは、発送期限、説明との相違をめぐるやり取り、キャンセルには双方の合意が必要という制約が待っています。販売手数料は販売価格の10%で、販売利益が残高に入るのは取引完了後です。額だけでなく、かかる時間と負う責任まで含めて比べたうえで、iPhoneを売るならどこ?とあわせて手放し方を選んでください。

メルカリでiPhoneを売るときのよくある質問

メルカリに出品できるiPhoneの条件は何ですか?

ネットワーク利用制限が「◯」または「ー」で、初期化とアクティベーションロックの解除が済んでいることが条件です。メルカリは禁止されている出品物として、契約中のもの、初期化されていないもの、アクティベーションロックが解除されていないもの、ネットワーク利用制限がかかっているもの、完済していることが明確に証明されていないもの、解約前のプリペイド式携帯電話、すべてのSIMカードの7項目を挙げています。

残債が残っているiPhoneはメルカリで売れますか?

売れません。メルカリは「完済していることが明確に証明されていないもの」を禁止出品物としており、ネットワーク利用制限が「△」の端末は出品できません。出品できるのは「◯」または「ー」の端末だけです。買取店では「△」でも減額のうえ買い取ってもらえる場合があるため、残債が残った端末を手放したいなら買取のほうが選択肢が広がります。

SIMカードは一緒に送ってもいいですか?

いけません。メルカリはeSIMエントリーパッケージを含むすべてのSIMカードの出品を禁止しており、SIMカードが入ったままのiPhoneも出品できません。購入時に付属していたSIMピンをSIMトレイの穴に差し込むとトレイが開いて取り出せます。SIMピンをなくした場合はペーパークリップでも代用できますが、強く押しすぎないようApple公式は注意を促しています。

初期化すればアクティベーションロックは解除されますか?

解除されます。「設定」の「一般」から「転送またはiPhoneをリセット」に進み、「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行すると、Apple公式は「iPhoneやiPadを消去すると、『探す』とアクティベーションロックはオフになります」としています。ただしマイナンバーカードのスマホ用電子証明書は初期化だけでは削除できず、別に失効手続きが必要です。おサイフケータイの利用履歴も初期化では消えないため、各キャリアショップでの手続きが要ります。

メルカリの販売手数料はいくらですか?

販売価格の10%です。メルカリは「商品が売れた際には販売価格の10%の販売手数料をいただいております」と案内しています。また個人間の取引の場合、消費税はかかりません。出品者が送料を負担する場合は、その分も価格に織り込む形になります。販売利益は、商品発送後に取引が完了したタイミングで残高に反映されます。

売れたあとにキャンセルできますか?

一方的にはできません。メルカリは取引キャンセルについて「双方の合意が必要」としており、キャンセル申請フォームからの手続きが要ります。相手が「同意しない」を選べば不成立で、再度の話し合いになります。また発送予定日を過ぎても商品を発送しないことは迷惑行為として定められており、警告や利用制限の措置が取られる場合があります。

メルカリと買取店はどちらを選べばいいですか?

手取りと手間の両方で比べてください。メルカリは販売価格の10%が販売手数料として引かれ、撮影・説明文の作成・梱包・発送・到着後のやり取りまで出品者の作業になります。買取は査定額に納得して手放した時点で取引が終わります。リンクサス買取では、iPhone・Android・iPad・タブレットに加えて、画面が割れた端末や動作しない端末、残債が残った端末も査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。

最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年8月時点)。iOSの画面名称・手順は、OSのバージョンや機種により表記が変わる場合があります。メルカリの手数料・禁止出品物・配送方法などのルールは変更されることがあるため、出品前にメルカリの公式ガイドでご確認ください。

監修者
監修者情報
浜野哲也
リンクサスモバイル事業部長
通信業界での法人営業や、スマートフォン部品の専門商社で副社長を務めた経験を持ち、現在はスマートフォンの買取・販売を中心としたリユース事業を統括。現場での査定や価格設計に関わる一方、中国をはじめとする国内外のリユース・IT市場の動向にも注目し、信頼性のある情報提供を心がけている。

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