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iPhoneシリーズやiPadを使用していて”リンゴループ”という不具合を経験したユーザーは多いのではないだろうか。
国内では4,500万超えのアクティブユーザー数を誇るTwitterでも昼夜問わず多くの報告が寄せられており、この記事を読んでいるユーザーの中には、今まさにその様な状況に陥っているアップルユーザーもいるかもしれない。
先週の土曜日にiPhoneでリンゴループと言う最悪な症状になってて〜スマホがたちあがらなくて〜全く使えない症状に?この1週間、データ復旧を頑張って試みましたが復元(初期化)とゆう最悪な結果に?自分のTwitterにもアクセス出来なくて〜書く事も出来ず?iCloudの5G(半年分)それ以外全て消えたべ? pic.twitter.com/SOqDsboGiX
— ★アッキ~ゆう~☆?(会津改め東北の食べ歩き王)? (@anpear0703) December 1, 2019
当記事ではiPhone・iPadシリーズのユーザーでも比較的メジャーな不具合症例とされている”リンゴループへの対処方法”について紹介していきたい。
Contents
アップル製品を頻繁に仕事や業務で活用するビジネスマンや、日頃からiPhone・iPadを愛用しているユーザーなら一度くらいは聞いたことがある、あるいは経験があるという”リンゴループ”と何なのか。
そもそもこのリンゴはアップル社のロゴであり、かじられたリンゴのシルエットが特徴的なブランドアイコンのことを指している。
世界中でアップル社のロゴマークとして親しまれているリンゴマークだが、iPhone・iPadの起動時には必ずこのマークがディスプレイに表示される。
この起動時のリンゴマークが消えることで、ユーザーはiPhone・iPadを利用することができるのが具体的な使用の流れなのだが、”リンゴマークが消えた後に再びリンゴマークが表示される”というループ減少に陥ってしまう不具合が起きることがある。
この一連の不具合は通称”リンゴループ”と呼ばれ、iPhone・iPad製品では旧型モデルから新型の現行機種モデルまで度々報告されている現象だ。
この症状は長らく続いている問題である。その原因は複数確認されており、ユーザー側での対処が可能な場合も多い。
しかし、場合によっては一個人の手には負えないという症例も確認されているので、その場合についてはアップルの公式サポートを活用したり、修理が必要になる場合もあるかもしれない。
iPhone・iPadがリンゴループに陥る原因を幾つかピックアップしてみた。
基本的にこの不具合は本体の故障ということではなく、iPhone・iPadのシステムを動かすOS(オペレーティングシステム)側によるものが多かったりする。
まずは、焦らずに一つずつ対処していって欲しいところだ。
最初疑わしい原因は”本体のバッテリーが不足”しているという場合だ。
本体のバッテリー残量がほとんど残っていない状態で端末を起動すると、端末がホーム画面までを表示する起動準備に多くの電力消費を行う為に電力不足で起動処理が終えられないという場合がある。
本体側の起動処理が終わらないので、結果的リンゴループが発生するという症例が多いそうだ。
また冬場などはiPhone本体ボディに採用されている金属が影響するのか、温度が低すぎる場合などに著しくバッテリーを消耗したり、バッテリー部品の性能低下が災いすることでリンゴループを発生させるという事例も旧型モデルで多く確認されている。
リンゴループが発生した場合は、端末を十分に給電した後に再起動を行うことで改善できる可能性が高い。
バッテリー残量が原因ではない場合には”バッテリー部品そのものに問題がある可能性も高い”のだが、そのような場合にも充電するという行為自体はとても有効な手段だったりする。
iPhone・iPadの端末本体側に故障するような原因に心当たりがない場合はまずは充電するしてみるのが有効だ。
本体のOSを最新版にアップデート(ソフトウェア更新)した事原因だったというケースだ。
iPhone・iPadの設定次第では、OSのアップデート(ソフトウェア更新)が”自動”になっているという場合も多く、Wi-Fi環境下に居て気づいたら本体のシステムが最新版に更新されていたということも多い。
基本的にアップデートという行為は”新しいシステム環境”への移行なので、一見無害に思えるのがユーザーの心理だ。
しかし、アップルもメーカーでありシステムを改良したエンジニアも完璧な人間とは限らない為、最新版アップデートによる予期しない不具合などが発生する事も多い。
こういった事故を避ける為に「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」の設定から自動アップデートのチェックマークをオフにしておきたい。
また、アップデートの為にOSの最新版データをダウンロードする際、通信環境に異常や不具合が検知されるとシステムデータが破損する場合もある。
その破損しているシステムデータでアップデートしてしまえば当然、バグも発生しやすくなる。
上記2点には特に注意を払い、日頃からTwitterなどのSNSでアップデートの不具合を確認したりするのが望ましい。
尚、本体の更新には十分なバッテリー残量の確保をした上で行うことにも注意しておきたい。
こちらはあまり見られない少し例外的な例ではあるが”本体容量(ストレージ)の不足”も原因になることがある。
これは本体の容量が少ないモデルのiPhone・iPadを使用している場合、大きなデータのアプリを複数持っている場合や写真・動画などを撮影しているユーザーが陥りやすい事例だ。
本体のストレージが減ることで、メモリにも多くのキャッシュが残っているという場合も多く、本体の動作が極端に遅くなる上起動中に端末がシャットダウンしてしまう、またはリンゴループが発生する一因としても考えられるという。
iPhone・iPadの容量は外部ストレージ(micro SD)で拡張できない為”日常的に本体内部残留データの削除(キャッシュクリーナーを使用)と不要なデータの削除は徹底”しておくべき点かもしれない。
iPhoneの落下による強い衝撃や水没の他、長期の使用や経年劣化などが挙げられる。落下などの衝撃を受けた場合は、内部基盤へのダメージによる原因がほとんどだ。
また、耐水・防塵性能のある新型モデルのiPhoneでも、数ミクロンの塵が内部基盤へ混入して後遺症を残すという症例もある。更に寒暖の差が原因でiPhone内部が結露して、基盤の損傷にも繋がるパターンもある。
長期使用の経験劣化については非常に稀なケースであり、2019年まで初代iPhoneを使用し続けている様な極端な例になるかもしれない。極力本体を保護する為に”ケースを着用”する些細なことが対策に繋がるかもしれない。
リンゴループが発生した時の対処方法を紹介するので見ていきましょう。
通常の再起動が困難な場合に有効な手段である”強制再起動”という機能が存在しており、この方法を行うだけ動作が改善される報告も多い。強制再起動はIOSのバージョンやiPhoneのモデルによって方法が異なる。
強制再起動の方法については過去の記事でも詳細に取り上げているので、是非そちらを参考にして欲しい。
強制再起動の際に”リカバリーできなかった場合”はセーフモードで起動する必要がある。
セーフモードは強制再起動を行った後、画面が暗くなった際に”「音量ボリューム上昇ボタン」を押しながら「電源キー(サイドボタン)」を長押しする”事でセーフモードによる起動が行える。
セーフモードではWindowsパソコンやMacと同様で、最低限のアプリしか起動できないモードの事だ。
もし上手く起動が出来た場合には、本体のデータをバックアップしておく必要がある。バックアップ後は通常通りの再起動を行うことで、動作が改善される可能性がある。
この方法はアップルストアに持ち込んだ際に店員などが頻繁に行う方法の一つで、実際にこの手法で改善する場合が多い。
SIMカードは、携帯電話の電話番号や契約情報といったデータの入ったICチップの事だ。下記の記事でも紹介しているので是非、こちらも参考にして欲しい。
iPhoneやスマートフォンからSIMカードを抜く場合、SIMピンと呼ばれる小さなピンがあれば簡単に取り出す事ができる。本体を購入した際のパッケージに同梱されているので探しておくとスムーズに対処できる。
本体の側面にSIMピンを挿入する小さな穴があるので、奥までピンを差し込むとトレイが排出される。SIMカードを取り出せたら、汚れなどをチェックした後、入っていた時と同じ向きで入れ直す。
その後は通常通り電源を入れると直る場合が多いので試して見る価値はありそうだ。
iTunesでは接続しているアップル製品とデータの同期やOSの更新が出来る。パソコンにインストールしていない場合はダウンロードしておく必要がある。
また、インストール済みのiTunesは最新版のソフトウェアである事が望ましいので更新しておきたい。
パソコン・MacとiPhone本体をLightningケーブル経由で接続し、「iTunes」アプリケーションを起動すると端末の情報がパソコン側に表示される。連動する形でiPhoneが正常に起動される場合もあるようだ。
ここまで紹介してきた方法でリンゴループが改善されない場合には端末の修理が必要になりそうだ。データのサルベージは難しく本体も初期化された状態になる可能性が非常に高い。
日頃から定期的なバックアップを取っておくことで、修理が終わったiPhone・iPadを最後に使用していた環境に近い状態まで復元できる可能性はある。
本体の故障や急なデータ消失などのトラブルを避けるために、日頃からバックアップを取るべきではないだろうか。
アップル製品の修理については、公式の配送サービスを利用できるほか、Apple Store以外のApple正規サービスプロバイダで同等の修理サービスを受けることができる。
料金については、一律ではないので明記することが難しいのだが、仮にiPhone・iPadが自然故障によるものと認められた場合に、購入した日から1年以内の故障では、無償修理が一般的だ。
また、通常の1年保証を延長する公式サービス「AppleCARE+」というサポートも存在する。
なお、修理に出したユーザーが自然故障と思っていても、破損や水没がメーカー側から認められた場合には、有償になる可能性もあるので注意しておきたい。
リンゴループが起こる場合に、有償修理と認められる場合の一般的な修理費用を調べてみたので参考にして欲しい。
モデル | 通常料金(保証対象外・税別) |
---|---|
iPhone XS Max | 67,800円 |
iPhone XS | 62,400 円 |
iPhone XR | 45,400 円 |
iPhone X | 62,400 円 |
iPhone 8 Plus | 45,400 円 |
iPhone 8 | 39,800 円 |
iPhone 7 Plus | 39,800 円 |
iPhone 7 | 36,400 円 |
iPhone 6s Plus | 37,400 円 |
iPhone 6s | 33,800 円 |
iPhone 6 Plus | 37,400 円 |
iPhone 6 | 33,800 円 |
iPhone SE | 30,400 円 |
iPhone 5s/iPhone 5c | 30,400 円 |
iPhone 4s | 22,400 円 |
AppleCARE+に加入時には、物損のあった場合でも割引きで修理を受け付ける場合がある。
AppleCare+加入・物理的な故障ありの場合(税別)
・iPhone 5s~iPhone XS Max ・・・11,800 円
・iPhone 4s ・・・22,400 円
基本的に修理が必要になる場合、アップルストアで直接修理受付をする場合が多い。
しかし、通信キャリアの提供している補償サービスに加入している場合、リファビッシュ品(外装やバッテリーなど検品してほぼ新品の端末)に、保証料金を加えて交換してくれるプログラムもある。
今回はモデルケースにNTTドコモを例にしてみた。
・【iPhone XS~iPhone 6s Plus】⇒【月750円(税別) / プログラム利用時の費用11,000円(税別) ※1年に2回まで】
・【iPhone 6 Plus/iPhone 6/iPhone SE/iPhone 5s】⇒【月600円(税別) / プログラム利用時の費用7,500円(税別) ※1年に2回まで】
・【iPhone 5c】⇒【月500円(税別) / プログラム利用時の費用7,500円(税別) ※1年に2回まで】
通信キャリアで購入していた場合の補償サービスとAppleCARE+の違いとしては、盗難時の紛失に対応しているかどうかの違いが大きい。キャリアのサービス次第ではユーザーに有利な側面もあるので活用して貰いたい。
こちらのTenorshare Japanチャンネルでは、本記事で取り扱う事例やフリーズ対策などの解説動画を多数公開しているチャンネルになっている。
下記のsudo channelもとても参考になりそうな内容のなので一緒に紹介しておきたい。この動画では”DFUモード”という機能を活用して復旧に成功した事例だ。当チャンネルでは、本動画の他にも様々なジャンルのガジェットレビューを多数投稿している様子。
今回紹介してきたリンゴループとは、あくまでiPhone・iPadで起こる不具合事例のひとつに過ぎない。
様々な解決方法があるものの、複数の原因が混在してしまう困難なケースも存在する。その場合は自力での復旧は困難だと考えた方が良いかもしれない。
今後もスマホペディアでは、別の不具合に関する対処法などの題材も取扱っていくので少しでも参考になれれば幸いだ。