iPhoneの箱は売る?残す?買取は加点、下取りは返却なし

iPhoneの箱は売る?残す?買取は加点、下取りは返却なし
2026.8.24

iPhoneの箱は、買取に出すなら一緒に持っていき、下取りに出すなら手元に残す。この使い分けが結論です。ヤマダデンキは「上限買取価格に近い金額で売るためには、化粧箱(外箱)や充電ケーブルなどの購入時の付属品も揃えて買取にお出しください」とし、ブックオフも「箱、付属品がついていれば査定金額アップ」としています。

いっぽう下取りでは扱いが逆になります。Appleは下取り額を全額受け取るためにアクセサリーを送付する必要はないとしたうえで、下取りをキャンセルしてもパッケージやアクセサリは一切返却されないと明記しています。auは受付後にアクセサリー・付属品をすべて廃棄するとしています。この記事では、箱の価値がどこから来るのか、箱だけを売るときの注意、そして箱がない場合の考え方を、各社の公式情報だけで整理しました。

iPhoneの箱の扱い早見表

iPhoneの箱の扱い早見表
出す先で、箱の意味が正反対になる

同じ箱でも、買取と下取りでは価値がまるで逆に働きます。まず出す先ごとの扱いを並べて確認してください。

出す先 箱・付属品の扱い キャンセル時の返却
買取店(ヤマダデンキ) 化粧箱が無い場合や購入時の付属品が欠品していると減額。揃えるほど上限に近づく 店頭は査定結果後のキャンセルが可能。買取成立後は返却できない
買取店(ブックオフ) 箱・説明書等の付属品があれば持参を推奨。付いていれば査定金額アップ 店頭買取は査定無料でキャンセル可能
Apple Trade In 下取り額を全額受け取るためにアクセサリーを送付する必要はない。送ればリサイクルされる 下取りをキャンセルしても、パッケージやアクセサリは一切返却されない
ドコモ 下取り ストラップなどのアクセサリー類は送付しないよう案内。同梱分はドコモ側で処分 下取り申込み受付後の機種やアクセサリーの返却は受けられない
au 下取り メモリーカード、ストラップなどのアクセサリー・付属品はすべて自分で外す 下取り受付後、アクセサリー・付属品などはすべて廃棄される
ソフトバンク 下取り 回収対象の機種以外の物品が送付された場合、所有権は放棄されたものとみなされる 当社の判断により処分等が行われる

表を見れば分かるとおり、下取りに箱を入れても得はなく、失うだけです。買取では逆に、箱があるほど上限に近づきます。この非対称が、箱の扱いを迷わせている原因です。下取りと買取の違いそのものはApple下取りの流れで扱っています。

箱をめぐる4つの誤解

iPhoneの箱をめぐる4つの誤解
取っておく理由と、送らない理由は別

箱の扱いで損をする人は、「あれば得」「なければ損」という一方向の理解で動いています。実際はもう少し込み入っています。よくある4つを外しておきます。

  • 箱がないと買い取ってもらえない
    買い取ってもらえます。ブックオフの店舗ページには「画面が割れている、動作不良、箱や付属品がなくても買取できます」と案内している店もあります。ヤマダデンキも、箱の欠品は買取可否ではなく減額の要素として扱っています。箱は加点材料であって、必須条件ではありません
  • 下取りでも箱を入れれば額が上がる
    上がりません。Appleは「下取り額を全額受け取るには、アクセサリも送付する必要がありますか」という質問に対し「その必要はありません」と答えています。送った場合は責任を持ってリサイクルされるだけで、下取りをキャンセルされた場合、パッケージやアクセサリは一切返却されませんとしています
  • 箱は空でも中古品として売れるから、単体で出せばいい
    箱そのものに需要はありますが、注意が要ります。箱のバーコードにはシリアル番号やIMEIが記載されています〔Apple公式〕。本体と切り離した箱を手放すことは、その番号を自分の管理外に出すことを意味します。あわてて売る前に、何が印字されているかを確認してください
  • 最近のiPhoneなら箱に価値はない
    むしろ逆の事情が出てきています。Apple公式は「iPhone 14モデル以降には、IMEI/MEIDが刻印されていません」としています。本体に刻印がないぶん、購入時の製品パッケージのバーコードが番号を確認できる数少ない場所になっています。捨てる前に一度考えてください

4つに共通するのは、箱が「値段の材料」であると同時に「情報の入れ物」でもあるという点です。この二面性を押さえると、扱いに迷わなくなります。

iPhone 買取価格の目安

中古・新品(未開封)いずれも上限の目安です

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買取で箱が加点になる理由

iPhoneの買取で箱が加点になる理由
揃っているほど上限に近づく

買取で箱が評価されるのは、再販するときに購入時の状態へ近づけられるからです。買取店の案内を読むと、その考え方がはっきり出ています。

  • 上限価格に近づけるための条件
    ヤマダデンキは「化粧箱(外箱)が無い場合や充電ケーブルなど、購入時の付属品が欠品していたり、付属品の状態によって減額となります」としたうえで、「上限買取価格に近い金額で売るためには、化粧箱(外箱)や充電ケーブルなどの購入時の付属品も揃えて買取にお出しください」と案内しています
  • 未使用品の判定にも関わる
    ヤマダデンキの外装評価で最上位の「未使用品」は、「外箱、マニュアルを含む付属品が未使用状態で完備品であること」が条件のひとつです。箱がなければ、どれだけきれいでも未使用品にはなりません
  • 箱があること自体が加点になる
    ブックオフは「スマホ・タブレットを高く売るポイント」として「箱 / 説明書等の付属品などがある場合はお持ちください」と挙げ、メリットの説明でも「箱、付属品がついていれば査定金額アップ!」としています
  • もともと入っていない付属品は探さなくていい
    ヤマダデンキの付属品例には、化粧箱、説明書、イヤホン、ACアダプタ、ライトニングケーブル、ヘッドフォンジャックアダプタ、SIMカード取り出しピンが挙がっています。ただしイヤホンとACアダプタはiPhone 13シリーズ、iPhone 12シリーズ、他一部の機種には付属していません。ヘッドフォンジャックアダプタはiPhone 7からiPhone Xまでの付属品です

箱を持っていくときは、箱の状態も見られます。ヤマダデンキは「付属品の状態によって減額となります」としているため、潰れた箱や濡れた箱は、あるだけで満点にはなりません。とはいえ、ないよりはある。判断に迷ったら持っていくほうが有利です。査定額の上げ方はスマホ高く売るためのポイントにもまとめています。

箱に印字されている情報

iPhoneの箱に印字されている情報
バーコードに番号が載っている

iPhoneの箱には、単なる包装以上の情報が載っています。Apple公式は、購入時の製品パッケージ上のバーコードでシリアル番号・EID・IMEI/MEIDを確認できると案内していますApple公式〕。

番号 役割と確認できる場所
シリアル番号 個体を識別する番号。Appleは正確な下取り額の確認に必要としている。「設定」から「一般」「情報」、または箱のバーコードで確認できる
IMEI/MEID 端末識別番号。ネットワーク利用制限の照会に使う。iPhone 6sから13までのモデルはSIMトレイに刻印されているが、iPhone 14モデル以降には刻印されていない
EID eSIMを識別する番号。「設定」の「情報」または箱のバーコードで確認できる

Appleは番号の読み方についても補足しています。「Appleの登録番号やAppleハードウェア製品のシリアル番号では、アルファベットの『O』(オー)や『I』(アイ)ではなく数字の『0』(ゼロ)または『1』(イチ)が使われています」。また「Apple製品の箱のバーコードをスキャンすると、製品のシリアル番号の前に『S』が表示されることがありますが、先頭の文字『S』はシリアル番号の一部ではありません」としています〔Apple公式〕。

ここから導かれる実務的な結論はひとつです。本体を手放す前に、箱のバーコードから番号を控えておく。初期化してしまうと画面からは確認できなくなりますし、iPhone 14以降は本体にも刻印がありません。ネットワーク利用制限の照会には、この番号が要ります。照会先はドコモauソフトバンクの各ページです。

箱だけを売るときに気をつけること

iPhoneの箱だけを売るときに気をつけること
番号が印字された紙箱を手放すという意味

本体を手放したあと、箱だけが残ることがあります。空箱にも一定の需要はありますが、売る前に確認しておきたいことが3つあります。

  • 印字された番号を先に確認する
    箱のバーコードにはシリアル番号やIMEIが載っています。本体と切り離した箱を手放すことは、その番号を自分の管理外に出すことを意味します。手放すかどうかを決める前に、何が印字されているかを自分の目で確かめてください
  • 本体と番号が食い違う組み合わせを作らない
    中古端末を扱う店は、本体と箱の番号が一致しているかを見る場合があります。別の個体の箱と組み合わせて出すと、確認の場面で話がややこしくなります。手元にある箱は、その箱が入っていた本体とセットで扱うのが無難です
  • フリマでは箱と端末のルールが違う
    メルカリが禁止しているのは、契約中や初期化前などの携帯端末と、すべてのSIMカードです。空箱そのものはこの禁止出品物に挙げられていません。ただし出品する場合でも、写真に番号がそのまま写り込まないようにする配慮は自分で判断する必要があります

もうひとつ、下取りに箱を入れてしまった場合の話も押さえておいてください。Appleは、パッケージ・充電器・ケーブル・ケース・Apple Watchバンドを送った場合は責任を持ってリサイクルするとしたうえで、下取りをキャンセルしてもパッケージやアクセサリは一切返却しないとしています。ソフトバンクは、回収対象の機種以外の物品が送付された場合、所有権は放棄されたものとみなして処分するとしています。下取りに箱を入れると、戻ってこないと覚えてください。

箱がない場合とある場合の準備

iPhoneの箱がない場合とある場合の準備
持っていくか、残すかを先に決める

準備そのものは単純です。出す先を決めてから、箱をどうするかを決める。この順番を守れば迷いません。

買取に出す場合

  1. 化粧箱、説明書、購入時のケーブル、SIMカード取り出しピンを探して揃える
  2. 箱のバーコードからシリアル番号とIMEIを控えておく
  3. ネットワーク利用制限を照会し、状態を確かめる
  4. バックアップを取り、サインアウトして初期化する
  5. SIMカードを抜き、トレイは本体に戻す
  6. ケース・シール・保護フィルムを外して、本体と箱をまとめて持ち込む

ヤマダデンキは、ケースやシール、アクセサリ、保護フィルムを付けたままの端末を買取できない不良端末の例に挙げています。箱に入れるのは、外したあとの本体です。消去の手順はiPhoneを売る前にやること7つにまとめました。

下取りに出す場合

  1. 箱のバーコードからシリアル番号とIMEIを控えておく
  2. アクセサリー類をすべて外し、箱は手元に残す
  3. バックアップ、サインアウト、消去を済ませる
  4. SIMカードを抜き、トレイは本体に戻して発送する

Appleに送る場合、装着しないと操作できない正規の付属品を除いて、同梱するものはありません。ドコモは「装着しないと操作できない・正常に機能しない付属品」については本体とあわせた返却が必要とし、返却がなければ機能不良品扱いになるとしています。ここだけは例外です。

箱がどうしても見つからない場合

減額の要素にはなりますが、買取自体は成立します。IMEIは初期化する前に「設定」から「一般」「情報」の順に進めば確認できるため、先に控えておいてください。iPhone 6sから13までのモデルなら、SIMトレイの刻印からも読み取れます。iPhone 14以降は本体にもSIMトレイにも刻印がないため、初期化する前に「設定」から控えておくのが確実ですすでに初期化してしまった場合も、電源を入れて「こんにちは」の画面を出し、右下の情報ボタンをタップすれば確認できますApple公式〕。SIMまわりの扱いはSIMロックは解除せずに売れる?もあわせて確認してください。

箱がなくても査定できます【リンクサス買取】

箱がなくても査定できるリンクサス買取
箱は加点材料であって、条件ではない

箱の有無は、査定額に影響する要素であって、買い取れるかどうかを分ける条件ではありません。リンクサス買取は、iPhone・Android・iPad・タブレットに加えて、画面が割れた端末や動作しない端末も査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。

監修:リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也

「箱を捨ててしまったので売れませんよね」とおっしゃる方が、毎月何人かいらっしゃいます。売れます。箱は加点の材料であって、なければ受け付けないというものではありません。むしろお伝えしたいのは逆のことで、下取りに出されるときに箱を一緒に送ってしまう方がおられる。あれは戻ってきません。Appleさんもキャンセル時に返却しないと書いておられます。もうひとつ、最近のiPhoneは本体に製造番号の刻印がなくなりました。ですから箱のバーコードが番号を確認できる数少ない場所になっています。初期化される前に、番号だけは控えておいていただきたい。あとから制限の照会をしようと思っても、番号が分からないと調べようがありませんので。箱があってもなくても、まずは状態のままお持ちください。

箱がある方は一緒にお持ちください。ないからといって査定を諦める必要はありません。買い替えを中古で考えている場合は、中古iPhoneの在庫もあわせて見ておくと選択肢が広がります。

まとめ|買取なら持っていく、下取りなら残す

iPhoneの箱は、買取に出すなら本体と一緒に持っていき、下取りに出すなら手元に残す。これが結論です。ヤマダデンキは化粧箱や購入時の付属品の欠品を減額の要素とし、揃えるほど上限に近づくとしています。ブックオフも箱と付属品があれば査定金額が上がるとしています。一方でAppleは下取りにアクセサリーの送付は不要とし、キャンセルしてもパッケージやアクセサリは一切返却しないとしています。

もうひとつ覚えておきたいのが、箱のバーコードにシリアル番号やIMEIが印字されているという事実です。iPhone 14モデル以降は本体にIMEIが刻印されていないため、箱が番号を確認できる数少ない場所になっています。初期化する前に番号を控えてから手放してください。箱がなくても買取は成立します。iPhone傷あり買取の減額とあわせて、加点と減点の両方を押さえたうえで判断してください。

iPhoneの箱を売るときのよくある質問

iPhoneの箱がないと買い取ってもらえませんか?

買い取ってもらえます。ブックオフの店舗ページには、箱や付属品がなくても買取できると案内している店もあります。ヤマダデンキも、化粧箱の欠品は買取可否ではなく減額の要素として扱っています。ただし揃っているほど上限買取価格に近づくため、手元にあるなら持っていくほうが有利です。箱は加点材料であって、必須条件ではありません。

下取りに出すとき箱や充電器も送ったほうがいいですか?

送る必要はありません。Apple Trade Inのよくある質問は、下取り額を全額受け取るためにアクセサリーを送付する必要はないとしています。送った場合は責任を持ってリサイクルされますが、下取りをキャンセルしてもパッケージやアクセサリは一切返却されません。ドコモはストラップなどのアクセサリー類を送付しないよう求めており、auは下取り受付後にアクセサリー・付属品をすべて廃棄するとしています。

iPhoneの箱にはどんな情報が印字されていますか?

Apple公式は「デバイスが入っていた購入時の製品パッケージが手元にある場合は、パッケージ上のバーコードで、シリアル番号、EID、IMEI/MEIDを確認できます」としています。またシリアル番号ではアルファベットのOやIではなく数字の0や1が使われること、箱のバーコードをスキャンした際に表示される先頭の文字Sはシリアル番号の一部ではないことも案内されています。

箱だけを売っても問題ありませんか?

売る前に、印字されている番号を自分の目で確認してください。箱のバーコードにはシリアル番号やIMEIが載っているため、本体と切り離した箱を手放すことは、その番号を自分の管理外に出すことを意味します。メルカリの禁止出品物に空箱そのものは挙げられていませんが、出品する場合も写真に番号が写り込まないようにするかどうかは自分で判断する必要があります。

箱があると査定額はどのくらい上がりますか?

具体的な上げ幅は機種と状態で変わるため、査定を受けてからの確認になります。ヤマダデンキは「上限買取価格に近い金額で売るためには、化粧箱(外箱)や充電ケーブルなどの購入時の付属品も揃えて買取にお出しください」としており、外装評価で最上位の「未使用品」は外箱とマニュアルを含む付属品が未使用状態で完備していることが条件のひとつです。ブックオフは箱・付属品があれば査定金額アップとしています。

イヤホンやACアダプタがないのは減額されますか?

もともと付属していない機種なら問題になりません。ヤマダデンキの付属品例では、イヤホンとACアダプタについて「iPhone13シリーズ、iPhone12シリーズ、他一部の機種には付属されていません」と注記されています。ヘッドフォンジャックアダプタもiPhone 7からiPhone Xまでの付属品です。購入時に入っていなかったものを探す必要はありません。

箱を捨ててしまった場合、売る前に何をしておけばいいですか?

初期化する前に、IMEIとシリアル番号を控えておいてください。「設定」から「一般」「情報」の順に進むと確認できます。iPhone 6sから13までのモデルならSIMトレイの刻印からも読み取れますが、Apple公式はiPhone 14モデル以降にはIMEI/MEIDが刻印されていないとしています。番号はネットワーク利用制限の照会に必要です。リンクサス買取では箱がない端末も査定の対象で、査定は無料、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。

最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年8月時点)。iOSの画面名称・手順は、OSのバージョンや機種により表記が変わる場合があります。買取・下取りにおける付属品の扱いは変更されることがあるため、申込み前に各社の公式ページでご確認ください。

監修者
監修者情報
浜野哲也
リンクサスモバイル事業部長
通信業界での法人営業や、スマートフォン部品の専門商社で副社長を務めた経験を持ち、現在はスマートフォンの買取・販売を中心としたリユース事業を統括。現場での査定や価格設計に関わる一方、中国をはじめとする国内外のリユース・IT市場の動向にも注目し、信頼性のある情報提供を心がけている。

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