AppleWatchを売る前の初期化|パスコード忘れと強制リセット

AppleWatchを売る前の初期化|パスコード忘れと強制リセット
2026.8.06

Apple Watchを売る前にやることは、iPhoneのWatchアプリからペアリングを解除することです。本体だけを消去してもアクティベーションロックは解除されないと、Apple公式が明記しています。パスコードを忘れていてもリセットはできますが、その後にペアリングの解除が必要になります。

この記事では、売る前にやること5つの手順、パスコードが分からないときの強制リセット、すでに手放してしまった場合の対処、査定額を落とさない手入れの方法までを整理しました。Apple公式の案内(2026年4月更新)にもとづいて構成しています。

Apple Watchを売る前にやること5つの早見表

Apple Watchを売る前にやること5つの早見表
順番を守ると手戻りがない

売却の準備は「データを残す」「決済と回線を切り離す」「持ち主の情報を外す」の3段階で進みます。作業そのものは10分ほどで終わりますが、順番を入れ替えると戻れなくなる工程があります。全体像から押さえてください。

順番 やること 飛ばすとどうなるか
1 iPhone側でデータを確認する ペアリング解除時に作られるバックアップの内容が古いままになる
2 SuicaなどのICカードを削除する 残高やカードが端末側に残ったまま人手に渡る
3 Cellularモデルは通信プランを処理する 使わない回線の料金を払い続けることになる
4 Watchアプリからペアリングを解除する アクティベーションロックが解除されず、次の持ち主が使えない
5 本体とバンドを手入れする 汚れや皮脂が外装の評価に影響する

この5つのうち、飛ばすと買取そのものが止まるのは4番です。ペアリングの解除では、Apple Accountのパスワードの入力が求められます。ここでパスワードが思い出せずに手続きが止まる例は珍しくありませんので、売ると決めた時点で確認しておいてください。なお、ペアリングを解除するとiPhone側にApple Watchのバックアップが作成されます〔Apple公式〕ので、買い替える場合はそのまま新しい端末に引き継げます。

強制初期化をめぐる4つの誤解

Apple Watchの強制初期化をめぐる4つの誤解
消去とロック解除は別の作業

Apple Watchの売却でつまずく原因は、ほぼ一点に集まります。「消去」と「アクティベーションロックの解除」を同じものだと思っていることです。ここを取り違えたまま持ち込むと、店頭で手続きが進みません。

  • 本体から強制初期化すれば売れる状態になる
    Apple公式は、すべてのコンテンツと設定を消去してもアクティベーションロックは解除されないと明記しています。解除するには、先にApple Watchのペアリングを解除する必要があります。強制リセットはあくまでパスコードを外すための操作です
  • パスコードを忘れたらもう売れない
    充電器に載せた状態でサイドボタンとDigital Crownを使えばリセットできます。手順は後述します。ただしリセット後もApple Accountのパスワードは必要です。忘れている場合は先にパスワードのリセットから始めてください
  • Suicaは本体を消せば一緒に消える
    消去でカード情報は端末から消えますが、残高の移し替えや払い戻しは別の手続きです。売ると決めた時点でWalletから外しておいてください。SuicaやPASMOは削除しても残高がサーバーに保存され、同じApple Accountでサインインすれば別の対応端末に追加し直せます
  • 傷は研磨剤で磨いてから出すと高い
    Apple公式のお手入れの案内では、研磨剤や洗剤を使わないよう案内されています。磨くと仕上げが変わり、かえって評価が下がります。糸くずの出ない柔らかい布で拭くところまでにとどめてください

中古のApple Watchを買う側にも、同じ話が当てはまります。前の持ち主がペアリングを解除していない端末は、設定の途中で相手のApple Accountのパスワードを求められて先へ進めません〔Apple公式〕。フリマアプリで安く出ている個体には、この状態のものが混ざります。買う前に、消去済みでロックが外れているかを確認してください

Apple Watch 買取価格の目安

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ペアリング解除と初期化の手順

Apple Watchのペアリング解除と初期化の手順
iPhoneを手元に置いて進める

パスコードが分かっている場合は、この手順が最短です。Apple WatchとiPhoneを近づけたまま、最後まで操作します。途中で離すと処理が止まりますので、机の上に並べて始めてください。

1. SuicaなどのICカードを外す

iPhoneのWatchアプリから「WalletとApple Pay」を開き、登録しているカードを確認します。交通系ICカードは、残高の扱いを決めてから削除してください。削除の操作をする前に、残高を移すか払い戻すかを決めておくのが安全です。カードの移動や払い戻しの条件は発行元によって異なりますので、各社の案内を確認してください。

2. Cellularモデルの通信プランを処理する

GPS + CellularモデルのApple Watchでは、ペアリング解除の途中で「モバイル通信プランを削除」を選ぶ画面が出ます。売却するのであれば削除を選びます。プランの削除と、通信事業者との契約の解約は別の手続きです。Apple公式も、契約している場合は通信事業者に連絡して解約するよう案内しています。事業者の手数料がかかる場合があります。

3. Watchアプリからペアリングを解除する

ここが本体です。Apple公式の手順は次のとおりです。

  1. Apple WatchとiPhoneを近づける
  2. iPhoneでWatchアプリを開き、「マイウォッチ」タブをタップする
  3. 画面上部の「すべてのWatch」をタップする
  4. Apple Watchの名前の横にある情報ボタンをタップする
  5. 「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップし、確認のためもう一度タップする
  6. Cellularモデルの場合は「モバイル通信プランを削除」をタップする
  7. Apple Accountのパスワードを入力してアクティベーションロックを解除する

この操作が終わると、Apple Watchは消去され、iPhone側にはバックアップが残ります。パスワードの入力まで終えて、初めて売れる状態になります。画面の名称はwatchOSのバージョンや機種により表記が変わる場合がありますので、詳しい手順はApple公式のApple Watchのペアリングを解除して消去するで確認してください。

4. すでに手放してしまった場合

解除を忘れたまま送ってしまった場合でも、手元にiPhoneやパソコンがあれば対処できます。iCloud.comの「iPhoneを探す」にサインインし、「すべてのデバイス」からApple Watchを選んで消去し、デバイス一覧から削除します〔Apple公式〕。買取店に端末が届いたあとであれば、まず店舗へ連絡してください。査定が止まったまま返送になると、往復の時間が無駄になります。

パスコードが分からないときの強制リセット

Apple Watchのパスコードが分からないときの強制リセット
充電器に載せたまま操作する

何年も引き出しに入れていた端末では、パスコードを覚えていないほうが普通です。Apple公式は、パスコードを忘れた場合のリセット手順を公開しています。手順は2通りあり、iPhoneとのペアリングが生きているかどうかで選びます。

Apple Watch本体からリセットする

  1. Apple Watchを充電器に載せ、操作が終わるまでそのまま載せておく
  2. ディスプレイの右上隅に電源ボタンが表示されるまで、サイドボタンを長押しする
  3. 「すべてのコンテンツと設定を消去しますか」と表示されるまでDigital Crownを長押しする
  4. 「リセット」をタップし、確認のためもう一度「リセット」をタップする

ここで釘を刺しておきます。この操作でデータと設定は消えますが、アクティベーションロックは残ります〔Apple公式〕。ロックを外すには、Apple Accountのパスワードを使ってペアリングを解除するか、iCloud.comのデバイス一覧から削除する必要があります。パスワードが分からない場合は、先にAppleのパスワードのリセットから始めてください。

ペアリングしているiPhoneからリセットする

iPhoneが手元にあるなら、こちらのほうが確実です。Watchアプリで「マイウォッチ」→「一般」→「リセット」と進み、「Apple Watchのコンテンツと設定を消去」をタップします。Apple Accountの入力を求められる場合があります。Cellularモデルでは、通信プランを維持するか削除するかの選択が出ます。売却するなら削除を選び、契約が残っている場合は通信事業者に解約を申し出てください。手順の詳細はApple公式のApple Watchのパスコードを忘れた場合にまとまっています。

iPhoneを機種変更や紛失で失っていて、Apple Accountのパスワードも分からない場合は、店頭でも解除できません。Apple Accountのパスワードは、端末そのものより先に確保しておく情報だと考えてください。同じ問題はiPhoneでも起こります。詳しくはiPhoneを売る前にやること7つ|初期化と査定額を上げる準備で解説しています。

査定額を落とさない4つの準備

Apple Watchの査定額を落とさない4つの準備
やりすぎない手入れが正解

Apple Watchの査定は、外装の状態とバンド・付属品の有無で動きます。手を加えすぎると逆効果になるのがこの商材の特徴です。当日までにできる準備は4つあります。

  • 正しい方法で拭く
    電源を切ってバンドを外し、糸くずの出ない柔らかい布で拭きます。必要なら真水で軽く湿らせる程度にとどめ、研磨剤・石けん・洗剤は使いません〔Apple公式〕
  • バンドと付属品を揃える
    購入時のバンド、充電ケーブル、箱が残っていれば一緒に出します。買い足したバンドも別枠で評価される場合がありますので、使わないなら同時に相談してください
  • 充電しておく
    電源が入らないと動作の確認ができず、ジャンク扱いになります。画面や各ボタンが反応するかも、持ち込む前に見ておくと話が早く済みます
  • モデルと素材を控えておく
    ケースの素材とサイズで価格帯が変わります。Apple公式のApple Watchの見分け方で、手元の個体がどのモデルかを確認できます

チタニウムやステンレス、Hermèsのような組み合わせは、アルミニウムのモデルとは別の価格帯で扱われます。バンドを社外品に替えている場合は、純正バンドも一緒に出すほうが評価は上がります。それから、値段に効くのは結局のところ売る時期です。新しいシリーズが出るたびに前の世代の相場は下がりますので、使わないと決めたら早めに動くのが得策になります。減額される項目の具体例は買取でiPhone等スマホ画面傷ありは減額対象?減額査定事例一覧にまとめました。

売却の流れと当日に必要なもの

Apple Watch売却の流れと当日に必要なもの
解除まで終えてから持ち込む

準備が済んだら、あとは申し込むだけです。買取は申し込み → 査定 → 金額の提示 → 承諾 → 入金という流れで進み、店頭であれば当日中に終わります。宅配買取の場合は、端末を送る日数が加わります。

当日に必要なものは、本体と本人確認書類です。古物営業法にもとづき、買取時には本人確認が必要とされています。運転免許証やマイナンバーカードなど、住所・氏名・生年月日が確認できる書類を用意してください。書類の詳細は住民票の発行方法にまとめています。申し込めるのは所有者本人で、未成年の場合は保護者の同意が求められます。

宅配買取では、ロックが残ったまま送ってしまうと返送のやり取りが発生します。送る前に、ペアリングの解除まで終わっているかをもう一度確認してください。査定の各工程で何を見られるかはスマホ査定アップのコツとは?高価買取・評判好評のリンクサスモバイルを紹介!で解説しています。

Apple Watchの買取査定【リンクサス買取】

Apple Watchの買取査定ならリンクサス買取
古い世代やジャンク品も査定できる

解除まで終えたApple Watchは、リンクサス買取で査定できます。古い世代の端末、バッテリーが劣化した端末、画面が割れた端末も査定の対象です。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。

監修:リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也

Apple Watchの査定で止まる原因は、iPhoneやiPadより一つ多いと感じています。本体を消しただけで「初期化は済ませました」とお持ちになる方が多いのですが、それではロックが残ったままです。お手元にペアリング中のiPhoneがあればその場で解除できますので、当日はiPhoneも一緒にお持ちください。もう一つ申し上げると、バンドは外して保管される方が多い部分です。純正のバンドが揃っていれば、そのぶんは価格に反映しています。傷を気にして磨いてしまうと仕上げが変わってしまいますので、拭くだけにとどめてお持ちいただくのが結局は得になります。

査定額は、シリーズ・ケースの素材とサイズ・GPSかCellularか・本体とバンドの状態・付属品の有無で決まります。同じモデルでも相場は毎週のように動きますので、売ると決めた時点で確認するのが得策です。買い替えを考えている場合は、中古Apple Watchのおすすめ比較で世代ごとの違いを確認できます。

まとめ|解除まで終えて初めて売れる状態になる

Apple Watchを売る前にやることは5つです。iPhone側でデータを確認し、SuicaなどのICカードを外し、Cellularモデルは通信プランを処理し、Watchアプリからペアリングを解除して、最後に本体とバンドを手入れする。この順番で進めれば、店頭で止まることはありません。

いちばん誤解されているのが4番です。本体から強制初期化してもアクティベーションロックは解除されません。Apple公式が明記しているとおり、解除にはペアリングの解除か、iCloud.comのデバイス一覧からの削除が必要で、どちらもApple Accountのパスワードを使います。パスコードを忘れていても、充電器に載せてサイドボタンとDigital Crownを操作すればリセットできますが、そこから先はやはりパスワードが要ります。手入れは拭くところまでにとどめ、研磨剤は使わないでください。使わないと決めたApple Watchは、相場が下がる前に査定へ出すのが得策です。

▼Apple Watchの買取査定はこちらから

▶ シリーズ別の買取価格:AppleWatch買取価格一覧
▶ 高く売るコツ:スマホ高く売るためのポイント

Apple Watchの初期化と買取でよくある質問

Apple Watchを売る前にやることは何ですか?

iPhone側でデータを確認し、SuicaなどのICカードを外し、Cellularモデルは通信プランを処理し、iPhoneのWatchアプリからペアリングを解除し、本体とバンドを手入れする5つです。飛ばすと買取が止まるのはペアリングの解除で、Apple Accountのパスワードの入力が必要になります。

強制初期化すればApple Watchは売れる状態になりますか?

なりません。Apple公式は、すべてのコンテンツと設定を消去してもアクティベーションロックは解除されないと明記しています。解除するには、先にApple Watchのペアリングを解除する必要があります。すでに手放している場合は、iCloud.comの「iPhoneを探す」から消去し、デバイス一覧から削除します。

Apple Watchのパスコードを忘れた場合はどうすればいいですか?

Apple Watchを充電器に載せ、ディスプレイの右上隅に電源ボタンが表示されるまでサイドボタンを長押しします。次に「すべてのコンテンツと設定を消去しますか」と表示されるまでDigital Crownを長押しし、「リセット」を2回タップします。ペアリングしているiPhoneがある場合は、Watchアプリの「一般」から「リセット」に進む方法もあります。

Apple Watchのパスワードを忘れたまま買取に出せますか?

パスコードはリセットできますが、Apple Accountのパスワードが分からないとアクティベーションロックを解除できないため、買取の手続きは進みません。パスワードはAppleのページからリセットできます。売ると決めた時点で確認しておくと、店頭で出直すことになりません。

Apple WatchのSuicaはどうやって削除しますか?

iPhoneのWatchアプリから「WalletとApple Pay」を開き、登録しているカードを選んで削除します。消去すればカード情報は端末から消えますが、残高の移し替えや払い戻しは別の手続きです。カードの移動や払い戻しの条件は発行元によって異なるため、削除の前に各社の案内を確認してください。

CellularモデルのApple Watchを売るときは解約が必要ですか?

ペアリング解除の途中で「モバイル通信プランを削除」を選びます。Apple公式は、モバイルデータ通信の契約をしている場合は通信事業者に連絡してプランを解約するよう案内しており、事業者の手数料がかかる場合があるとしています。プランの削除と契約の解約は別の手続きです。

傷があるApple Watchは磨いてから売るべきですか?

磨かないでください。Apple公式のお手入れの案内では、研磨剤や洗剤を使わないよう案内されています。研磨すると仕上げが変わり、かえって評価が下がります。電源を切ってバンドを外し、糸くずの出ない柔らかい布で拭くところまでにとどめてください。

古いApple Watchやジャンク品でも買取できますか?

古い世代の端末やバッテリーが劣化した端末、画面が割れた端末も査定の対象です。リンクサス買取は査定が無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。当日は本体と本人確認書類、そしてペアリング中のiPhoneをお持ちいただくと、ロックの解除まで店頭で対応できます。

最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年8月時点)。画面の名称と手順はwatchOSのバージョンにより変更される場合があります。

監修者
監修者情報
浜野哲也
リンクサスモバイル事業部長
通信業界での法人営業や、スマートフォン部品の専門商社で副社長を務めた経験を持ち、現在はスマートフォンの買取・販売を中心としたリユース事業を統括。現場での査定や価格設計に関わる一方、中国をはじめとする国内外のリユース・IT市場の動向にも注目し、信頼性のある情報提供を心がけている。

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