
iPhoneをその日のうちに現金にしたいなら、店頭買取を選ぶのが確実です。査定に納得すれば、その場で代金を受け取れます。郵送買取は、端末が届いて査定額に同意した後の振込になり、リンクサス買取の場合は同意した翌営業日から3 […]
お役立ち情報

残債があるiPhone、つまり支払いが終わっていないiPhoneも売れます。分割払いの途中でも、売却そのものを禁じる決まりはありません。ただし条件が2つ付きます。支払い義務は元の契約者に残り続けること、そしてネットワーク利用制限の判定に「分割支払い中」が表示されるため、減額の対象になることです。
「残債ありで売るとバレるのか」と気にする方もいますが、判定は端末のIMEIを入力するだけで照会でき、査定項目に組み込んでいる買取店もあるため、隠して売る前提は成り立ちません。しかも支払いが滞ると、判定が「×」に変わる可能性があります。この記事では、残債ありで売るときの仕組み、判定の見方、下取りとの違い、売ったあとも続く支払いの責任を、各社の公式の記載をもとにまとめました。
目次

まず全体の構図を押さえます。売却の可否、査定への影響、支払い義務の3つは、それぞれ別の話です。混ぜて考えると判断を誤ります。
| 論点 | 結論 | 根拠になる公式の記載 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 売却できるか | 売却できる | 分割支払い中の判定を、買取不可ではなく減額の区分に置く買取店がある(ラクウルなど) | 買取店ごとに扱いが異なるため、申込み前に条件を確認する |
| 査定への影響 | 大幅な減額の対象 | ラクウルは「『▲』分割支払い中」を大幅な減額ありと明記〔ラクウル公式〕 | 一括で払い終えてから出すと「●」になり、減額の対象から外れる |
| 支払い義務 | 元の契約者に残り続ける | auは「下取り対象機種に分割支払いの残高がある場合は引き続きお支払いいただきます」、ドコモも同旨を明記 | 端末を手放しても、請求は毎月届く |
| 支払いが滞った場合 | 判定が「×」に変わる可能性がある | ドコモは制限の対象に「代金債務の履行がなされていない、またその恐れが高い携帯電話機」を挙げている | 次の持ち主が使えなくなる。買取店から連絡が来る場合がある |
この表で伝えたいのは、売ることと払い終えることが切り離されているという点です。端末を渡しても契約は残ります。auは下取りについて「下取り機種に分割支払いの残債がある場合は、引き続きお支払いいただきます」と明記していますし〔au公式〕、ドコモも「下取り申込機種などに分割払いの未払い残高がある場合は、継続してお支払いいただきます」としています〔ドコモ公式〕。
買取店の側から見ると、減額の理由は明快です。支払いが途中で止まれば端末が使えなくなるリスクを、店が引き受けることになるからです。そのリスク分が、査定額の差として現れます。買取の流れそのものはスマホ買取の流れで確認できます。

残債の話は、思い込みが実害に直結します。誤解したまま売ると、次の持ち主に迷惑がかかる形になりかねません。
4つのうち、実害がいちばん大きいのは1つめです。支払いが滞れば判定が「×」に変わる可能性があり、そうなるとすでに手放した端末が、次の持ち主の手元で使えなくなります。買取店から連絡が来るケースもあります。売ったあとも払い続ける、という前提を外さないでください。

残債の話をするとき、避けて通れないのがネットワーク利用制限です。この判定は、端末そのものの品質ではなく契約の状態を示しています。まず制度の趣旨から確認してください。
ドコモは照会サイトで「不正に入手された携帯電話機が『振り込め詐欺』などの犯罪に利用されることを防止する取組みとして、『ネットワーク利用制限』を実施しています」と説明しています〔ドコモ公式〕。対象になるのは次の4つです。
並べてみると分かるのは、分割払いの途中であること自体は制限の理由になっていないという点です。制限がかかるのは支払われていない場合、またはその恐れが高い場合。分割で買って毎月きちんと払っている端末は、この4つめには当たりません。
それでも判定の表示は「支払い中」と「支払い済み」を区別します。ラクウルは査定基準で、判定「●」全額支払い済みを減額なし、「▲」分割支払い中を大幅な減額あり、「×」利用制限中を買取していません、と3つに分けています〔ラクウル公式〕。買取店は将来のリスクを見て値を付けるため、まだ払い終えていないという事実そのものが減額の材料になります。記号の表記は照会するサイトによって異なります。「×」判定の端末の扱いは赤ロム買取は可能?で、判定が「-」になる場合はネットワーク利用制限「-」の買取で詳しく扱っています。
判定は自分で確認できます。電話アプリで「*#06#」と入力するとIMEIが15桁で表示されます。その番号をドコモ・au・ソフトバンクの照会ページに入れてください。反映のタイミングにも注意が要ります。ドコモは「ご購入された携帯電話機代金の支払い状況に応じて、翌々日中に情報を反映しております」、auは「ご確認いただけるネットワーク利用制限の状況はご確認前日での登録状況となります」としています。今日の支払いが今日の判定に反映されるわけではありません。
結論からいえば、残債があることは隠せません。auは照会ページで「携帯電話機のIMEI(製造番号)15桁を入力すると、携帯電話機がネットワーク利用制限となっているかを確認できます」と案内しています〔au公式〕。必要なのは端末の番号だけです。端末を受け取った買取店は、その場で同じ照会ができます。ラクウルは「ネットワーク利用制限の査定」を外観やバッテリーと並ぶ査定項目に置き、判定ごとに扱いを分けています。
とはいえ、照会で分かるのは判定の状態までです。ラクウルは「判定理由につきましては各通信事業者にお問い合わせください」としており、買取店の側から見えるのは記号だということになります。残りがいくらあるかは、契約者本人が会員サイトで確かめる数字です。気にするべきは「バレるかどうか」ではなく、売ったあとも支払いを続けられるかどうかのほうです。支払いが止まったときに何が起きるかは、後半の「売ったあとに残る責任」で触れます。

売るかどうかを決める前に、手元で押さえておく数字が3つあります。この3つを並べると、判断がかなり単純になります。その前に、そもそも残債が何を指すのかを確認しておきます。
残債とは、分割払いで買った端末代金のうち、まだ支払っていない残りの額のことです。「残責」と書かれることもありますが、指しているものは同じです。ドコモはネットワーク利用制限の対象に「代金債務(分割支払い金含む)の履行がなされていない」端末を挙げており、この代金債務の残りが、一般に残債と呼ばれているものです。毎月の請求に紛れて、残りがいくらなのか把握しにくい数字でもあります。
3番目は見落とされがちですが、金額への影響がもっとも大きい項目です。返却で免除されるはずだった残債が、売却すると全額残ります。プログラムの加入状況は、各社の会員サイトで確認してください。ドコモは「サービス加入状況をお調べいただく場合は『ドコモオンライン手続き』よりご確認ください」と案内しています。
補償サービスも同じ構図です。ドコモは「現在ご契約中の補償サービスは、補償対象機種を下取りに出した時点で提供が終了します」とし、買取プログラムについては「ケータイ補償サービス」や「smartあんしん補償」に加入している場合、自分で解約してから申し込むよう求めています。解約せずに申し込むと、利用料金の請求が続きます。

買取ではなく下取りを選ぶ場合も、残債の扱いは変わりません。各社とも、支払いは継続すると明記しています。
| 事業者 | 残債に関する公式の記載 |
|---|---|
| ドコモ | 「下取り申込機種などに分割払いの未払い残高がある場合は、継続してお支払いいただきます」。買取プログラムについては、返却プログラムとの併用で違約金が発生する可能性があるとしている |
| au | 「下取り対象機種に分割支払いの残高がある場合は引き続きお支払いいただきます」。加えてスマホトクするプログラムで購入した機種を下取りに出すと、加入中のプログラムの特典は受けられなくなる |
| ソフトバンク | 「下取り対象機種の査定が完了するまで、お客さまが当社に負担する債務の支払いを怠っていないことが必要です」と条件に明記。良品でないと査定された場合も、下取りのキャンセルと機種の返却はできない |
| Apple | Apple Trade Inはキャリアの分割契約とは別の枠組み。下取り額は新しいデバイスの購入価格からの割引かApple Gift Cardで、キャリアの残債には影響しない |
表のなかで見落とせないのが、ソフトバンクの条件です。残債があること自体ではなく、支払いを怠っていることが下取りの妨げになると読めます〔ソフトバンク公式〕。au・ドコモも、残高を継続して支払う前提で下取りを案内しています。残債ありで下取りに出すなら、査定が終わるまで引き落としが止まっていないかを確かめてください。
ここで判断が割れるのが、返却プログラムとの関係です。ドコモの「いつでもカエドキプログラム」やauの「スマホトクするプログラム」は、端末を返却することで残債の一部が免除される仕組みです。売却してしまうと返却できなくなるため、その免除が受けられません。返却で浮くはずだった金額と、売却で手に入る金額を並べて比べてください。
ドコモは買取プログラムについて「株式会社Belong」が提供するサービスだと説明し、下取りプログラムとの比較表を示しています。下取りは「ドコモで機種を購入されたお客さま」が対象で還元は機種代金の割引かdポイント、買取は「どなたでもOK」で還元は現金振り込みという整理です。ドコモ回線を持っていなくても買取は使えます。各社の下取り条件はドコモ下取りプログラムの条件とiPhone下取り価格の決まり方で扱っています。

残債ありで売る判断をしたなら、そのあとに残る責任も引き受けることになります。ここを軽く見ると、次の持ち主に実害が出ます。
4番目に関連して、所有権の話も押さえておいてください。auは他社からの乗りかえの場合、「ご契約者が下取り対象機種の所有権を有さない端末」を下取りできない例に挙げています。家族名義の端末を代わりに売る、という進め方には壁があります。名義人本人の手続きが要ると考えておくのが確実です。住民票が必要になるケースは住民票の取り方にまとめました。
売る前の初期化についても触れておきます。残債の有無にかかわらず、消去は必要です。Appleは「iPhoneやiPadを消去すると、『[デバイス]を探す』とアクティベーションロックはオフになります」としています〔Apple公式〕。手順はiPhoneを売る前にやること7つにまとめています。SIMロックの状態が気になる場合はSIMロックは解除せずに売れる?を確認してください。

分割払い中の端末を出すときは、順番が大事です。先にIMEIで判定を出し、それから査定額を見る。この順番なら、提示された金額の理由が読めます。判定が「▲」であることを知らずに額だけ見ると、なぜ低いのか分からないまま迷うことになります。判定を手元に持ったうえでリンクサス買取の査定に出せば、減額がどこから来ているかを確かめながら金額を比べられます。
リンクサス買取は、iPhone・Android・iPad・タブレットに加えて、画面が割れた端末や動作しない端末も査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。査定額を見てから受けるかどうかを決められるので、残債を先に清算するかどうかの判断材料にも使えます。
残債のご相談で必ずお伝えしているのが、売っても支払いは終わりませんということです。これを聞いて驚かれる方が、いまだにいらっしゃいます。端末ではなく契約に紐づいている話なので、お手元を離れても請求は続きます。それと、残りが少ない方には、先に払い終えてから出されてはどうですかとお勧めすることがあります。判定が変わると査定の扱いも変わりますので。ただ、清算額のほうが査定の上がり幅より大きいこともありますから、そこは金額を見比べてからお決めください。まず現状のまま査定をお出ししますので、それから考えていただければ十分です。あとは返却のプログラムに入っておられる方。売ってしまうと返却できませんので、そちらの条件を先に確かめてください。
判定が「×」の端末は、買取の対象外とする店があります。ラクウルも「×」判定は買取できないとしています。ただし電源が入らない端末や画面が割れた端末は、部品としての評価に切り替わりますので、処分費用をかける前に一度お出しください。動かない端末の扱いは壊れたiPhoneの買取で扱っています。買い替えを中古で考えている場合は、中古iPhoneの在庫もあわせて見ておくと選択肢が広がります。
残債があるiPhoneは売れます。分割払いの途中であること自体は、ネットワーク利用制限の理由になっていません。ドコモが挙げる制限の対象は、窃盗や詐欺で不正に入手された端末、不正な契約で入手された端末、補償対象になった旧端末、そして代金債務の履行がなされていない端末です。払い続けている端末は、この4つに当たりません。
ただし判定は「支払い済み」と「支払い中」を区別し、買取店は「▲」を大幅な減額の対象に置いています。そして支払い義務は元の契約者に残り続けます。auもドコモも、下取りに出しても分割の残高は継続して支払うと明記しています。支払いが滞れば判定が「×」に変わり、すでに手放した端末が次の持ち主の手元で使えなくなる可能性があります。残債の総額、清算した場合の査定差、加入しているプログラムの条件を並べてから決めてください。
売れます。分割払いの途中であること自体は売却を禁じるものではなく、ネットワーク利用制限で分割支払い中を示す判定も、ラクウルのように買取不可ではなく減額の区分に置く買取店があります。ただし買取店ごとに扱いは異なるため、申込み前に条件を確認してください。また支払い義務は元の契約者に残り続けます。
分割払いで買った端末代金のうち、まだ支払っていない残りの額のことです。「残責」と書かれることもありますが、指しているものは同じです。残りの総額と回数は、ドコモはドコモオンライン手続き、auはMy au、ソフトバンクはMy SoftBankで確認できます。
移りません。支払いは端末ではなく契約に紐づいています。auは「下取り機種に分割支払いの残債がある場合は、引き続きお支払いいただきます」、ドコモは「下取り申込機種などに分割払いの未払い残高がある場合は、継続してお支払いいただきます」としています。端末が手元を離れても、請求は毎月届きます。
ラクウルは査定基準で、ネットワーク利用制限の判定「●」全額支払い済みを減額なし、「▲」分割支払い中を大幅な減額あり、「×」利用制限中を買取していませんと分けています。買取店は支払いが止まったときに端末が使えなくなるリスクを引き受けるため、その分が査定額の差として現れます。残りが少ない場合は、先に一括で払い終えてから出すという選択肢もあります。
隠すことはできません。ネットワーク利用制限はIMEI15桁を入力すれば照会でき、買取店は端末を受け取った時点で同じ照会ができます。照会で分かるのは判定の状態で、残りの金額を確かめるのは契約者本人の会員サイトです。IMEIは電話アプリで「*#06#」と入力すると表示されるので、売りに行く前に自分で判定を確認しておいてください。
ネットワーク利用制限の判定が変わる可能性があります。ドコモは制限の対象として「代金債務(分割支払い金含む)の履行がなされていない、またその恐れが高い携帯電話機」を挙げています。判定が「×」になると、すでに売った端末が次の持ち主の手元で使えなくなる可能性があり、買取店から連絡が来る場合もあります。
特典を失う可能性があります。auは「スマホトクするプログラム+/スマホトクするプログラムで購入した機種を下取りに出した場合、加入中のプログラムの特典は受けられなくなります」としています。ドコモは買取プログラムの注意事項で、「スマホおかえしプログラム」や「いつでもカエドキプログラム」に加入している場合、買取プログラム申込後に返却を申し込むと違約金が発生する可能性があるとしています。返却で免除されるはずだった金額と、売却で得られる金額を比べてください。
先にIMEIで判定を出し、それから査定額を見比べてください。判定が「▲」であることを知らずに金額だけ見ると、低い理由が読めないまま迷うことになります。リンクサス買取では、iPhone・Android・iPad・タブレットに加えて、画面が割れた端末や動作しない端末も査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しているため、残債を先に清算するかどうかの判断材料にも使えます。
最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年9月時点)。本文で引用した各通信事業者・買取事業者の記載は、いずれも2026年9月時点の公式掲載内容です。買取店の扱いとして書いた内容は、公式に掲載された事業者の例をもとにしたもので、店ごとに差があります。ネットワーク利用制限の判定は照会日の前日または翌々日までの登録状況が反映されます。分割払いやプログラムの条件は変更されることがあるため、手続き前に各社の公式ページでご確認ください。

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