
iPhoneの査定で見られるのは、機種と容量、外装の状態、バッテリーの最大容量、部品と修理の履歴、ネットワーク利用制限、アクティベーションロックの6項目です。金額の幅を作るのは前の4つ。アクティベーションロックは受付その […]

紛失したiPhoneが見つかったとき、売れるかどうかは補償サービスの手続きがどこまで進んでいるかで決まります。キャリアの補償は交換品を受け取った時点、AppleCare+の盗難・紛失プランは補償請求が認められた時点が分かれ目です。そこに達していなければ、紛失モードと回線停止を解除し、消去を済ませてから通常どおり売れます。達したあとなら、その端末は売れません。
「新しい機種に替えたし、出てきた古いほうは売ってしまおう」と考えるのは自然なことです。とはいえ、ドコモ・au・ソフトバンクの補償規約とAppleCare+の案内を読むと、交換品を受け取った時点や補償請求が認められた時点で、元の端末の扱いが変わると書かれています。この記事では、各社の規約と警察・法令の公開情報をもとに、見つかったiPhoneを売る前に確かめることと、売ってはいけないケースを整理しました。
目次

見つかったiPhoneの扱いは、紛失したあとに何をしたかで分かれます。補償サービスを使ったか、使ったならキャリアの交換品を受け取ったか、AppleCare+の補償請求が認められたかを思い出すところから始めてください。
| 紛失後の状況 | 売れるか | 理由 | やること |
|---|---|---|---|
| 補償サービスを使っていない | 売れる | 端末は引き続き自分のもの | 紛失モードと回線停止を解除し、遺失届を出していれば警察に連絡してから消去する |
| 補償を申し込んだが、交換品の受領・請求の承認の前 | 請求を取り消せたら売れる | AppleCare+は進捗によって補償請求をキャンセルできる場合がある。承認された時点で、下のAppleCare+の行の扱いになる | 売る前に、補償の窓口へ見つかったことを伝え、扱いを確かめる |
| キャリアの補償で交換品を受け取った | 売れない | ドコモ・auは所有権が移転すると規約に明記。ソフトバンクも返却が必要 | 契約しているキャリアに連絡し、元の端末を返送する |
| AppleCare+の請求が認められた(交換品の到着前を含む) | 売れない | 元の製品はAppleの所有物になり、見つかっても再び使えない | Appleの案内に沿って、Apple Storeなどでリサイクルに出す |
| 他人のiPhoneを拾った | 売れない | 拾得者は持ち主に返すか警察署長に提出する義務がある | 交番や警察署に届ける |
表の上2行は、手続きを整えれば売る道が残ります。下の3行は、どれだけ端末をきれいに消去しても売ってはいけない状況です。新しい機種を補償で受け取ったかどうか分からない場合は、契約中のキャリアのサポートや、Appleの補償請求の画面で確かめてから次に進んでください。

見つかったiPhoneを手放すときの失敗は、「自分が買った端末だから」という感覚のまま動いてしまうことから起きます。補償を使ったあとは、端末の持ち主そのものが変わっていることがあるからです。よくある4つの誤解を外しておきます。
4つに共通するのは、端末を消去できるかどうかと、売ってよいかどうかは別の問題だという点です。まず自分がどの状況に当たるかを確かめ、売れる状況だと分かってから、次の手順に進んでください。

キャリアの補償で交換品を受け取っておらず、AppleCare+の補償請求も認められていないなら、見つかったiPhoneは売る準備に進めます。紛失中にかけたロックや停止を順に外していく作業で、解除を済ませてから消去するのが基本の順番です。画面の表記はiOSのバージョンや機種により変わる場合があります。
AppleCare+の盗難・紛失プランについて、Appleは「補償請求を行った後で紛失したデバイスが見つかった場合は、補償請求の進捗状況に応じて、キャンセルできる場合があります」と案内しています〔Apple公式〕。ただし「交換用デバイスが発送済みの場合は、補償請求をキャンセルできません」とも書かれています。さらに、補償請求が認められたあとで見つかったデバイスは再び使うことができないとされているため、承認されていれば、交換品が届く前でも売れません。請求中にAppleのアカウントや「探す」から端末を削除しないことも、Appleが注意している点です〔Apple公式〕。
Appleは「紛失したデバイスが見つかったら、紛失モードをオフにできます」とし、「探す」アプリでは「紛失としてマーク」の「保留中」または「有効化済み」をタップし、「“紛失としてマーク”をオフにする」を選ぶ手順を示しています〔Apple公式〕。見つかった端末でパスコードを入力してオフにすることもできます。iCloud.comからは「紛失」>「紛失モードを停止」で解除でき、紛失モードをオフにしてサインインし直すと、Apple Payのカードも再び使えるようになります〔Apple公式〕。
キャリアに回線を止めてもらっていた場合は、見つかったことを伝えて解除します。ソフトバンクは「iPhone がお手元に戻りましたら回線停止の解除を行ってください」と案内し、My SoftBankか窓口で手続きできます〔ソフトバンク公式〕。ドコモは利用中断をした回線を、再開すれば同じ電話番号で使えると案内しています〔ドコモ公式〕。auは、停止を解除するときに、停止時に設定した解除番号が必要です。
警察に遺失届を出していた場合は、見つかったことを伝えておきます。神奈川県警察は「届出をした落とし物を自分で見つけたときは、届出警察署会計課に電話で連絡してください」と案内しています〔神奈川県警察〕。連絡先は都道府県で異なるため、届け出た警察署の案内に従ってください。
解除がすべて済んだら、データを移してから「すべてのコンテンツと設定を消去」を最後まで進めます。Appleは「iPhoneやiPadを消去すると、「[デバイス]を探す」とアクティベーションロックはオフになります」と明記しています〔Apple公式〕。消去が途中で止まった端末では、ロックは解除されないままのため、初期設定の画面まで戻ったことを確かめてください。手順の全体はiPhoneを売る前にやること7つ|初期化と査定額を上げる準備にまとめています。

補償サービスを使った人は、売る前に規約を確かめる必要があります。各社の文言を並べると、キャリアは交換品の受領、AppleCare+は補償請求の承認を境に、元の端末は返すもの・使えないものとして扱われることが分かります。
| 補償サービス | 見つかった元の端末の扱い(規約・公式案内) |
|---|---|
| ドコモ(smartあんしん補償) | 旧電話機の所有権は、交換電話機を受領した時点でドコモに移転する。送付期限までに見つからなかった旧電話機は、見つかった際に速やかにドコモに送付する。iPhoneは「紛失としてマーク」と「iPhone を探す」を無効にしたうえで送付する |
| au(故障紛失サポート) | 旧電話機の所有権は、交換用端末を受領した時点でKDDI等に移転する。送付期限までに見つからなかった旧電話機は、見つかった際に速やかに送付する |
| ソフトバンク(あんしん保証パック W with AppleCare Services) | 盗難紛失機が見つかった場合は返却が必要で、問い合わせから14日以内に返送する。期限までに返却されなかった場合は、保証外交換機価格を支払う |
| AppleCare+ 盗難・紛失プラン | 元の製品はAppleの所有物になる。補償請求が認められたあとで見つかったデバイスは再び使うことができず、Apple Storeまたはリサイクルセンターでリサイクルに出せる |
ソフトバンクの記載は、あんしん保証パック W with AppleCare Services Bの利用規約によるもので、ほかのプランは加入中の規約で確かめてください〔ソフトバンク公式〕。ドコモの規約とauの案内には、返送しなかった場合の違約金の定めもあります〔au公式〕。AppleCare+の扱いは、Appleの規約とサポートページに書かれています〔Apple公式〕。
ネットワーク利用制限の面でも、交換済みの端末は売れる状態にありません。ドコモは「ケータイ補償サービス及びsmartあんしん補償サービスにより補償対象になった旧電話機」を、auは「交換用携帯電話機お届けサービスで回収、利用できないことになった携帯電話機」を制限の対象に挙げています〔au公式〕。いわゆる赤ロムの状態で、見つかったからといって解除されるものではありません。赤ロムの扱いは赤ロム買取は可能?解除されない前提と3社で違う△の意味で詳しく扱っています。

売れる状況だと確かめられたら、査定に向けて端末を整えます。紛失していた期間がある端末は、見つかった時点の状態を正確につかむことが準備の出発点になります。
本体が操作できず消去が進められない場合は、別のデバイスからiCloudで消去する方法があります。手順は壊れたiPhone買取のデータ消去|iCloudから遠隔で消すにまとめています。ただし、補償請求中の端末は「探す」から削除しないという前の節の注意を優先してください。

解除と消去が済んだ端末は、ほかのiPhoneと同じ流れで売れます。違うのは、紛失していた経緯を聞かれる場面があり得る点です。古物営業法は、古物商が不正品の疑いがあると認めるときは直ちに警察官に申告しなければならないと定めているため〔e-Gov法令検索〕、買取店が入手の経緯を確かめるのは自然なことです。
当日に用意するのは、iPhone本体、箱や付属品(ある場合)、本人確認書類です。古物商は古物を買い受けるとき、相手方の住所・氏名・職業・年齢を確認する義務を負っています(古物営業法第15条)。家族名義で契約していた端末でも、売るのは所有者本人が原則になります。当日の流れはスマホ買取の流れ|申込みから入金までの5工程と必要なものでも確認できます。

リンクサス買取は、店舗での店頭買取と郵送買取に対応しており、査定は無料です。見つかったiPhoneは、キャリアの補償で交換品を受け取っていないこと、AppleCare+の補償請求が認められていないことを確かめたうえでお申し込みください。紛失モードや回線停止が残っている場合は、解除を済ませてからの査定になります。
「なくしたiPhoneが出てきたので売りたい」というご相談は、実は珍しくありません。最初にお聞きするのは、補償の手続きがどこまで進んでいるかです。キャリアの補償で新しい端末を受け取っていれば、元の端末はキャリアに返すものです。AppleCare+は、補償請求が認められた時点で、交換品が届く前でも元の端末は使えなくなります。どちらも、きれいに消去できても売ることはできません。そこまで進んでいなければ、紛失モードと回線停止を外し、消去を最後まで済ませていただければ、ほかのiPhoneと同じように査定できます。迷ったら、まず契約しているキャリアに「見つかった」と伝えてください。そこで扱いがはっきりします。
機種ごとの価格の目安は下の一覧で確認できます。ネットワーク利用制限の表示が気になる場合は、ネットワーク利用制限「-」の買取|表示される4つの原因と照会の順番で照会の手順を確かめておくと安心です。
紛失したiPhoneが見つかったとき、売れるかどうかは補償サービスの手続きがどこまで進んでいるかで決まります。ドコモとauは交換品の受領で旧電話機の所有権が移転すると規約に定め、ソフトバンクも見つかった端末の返却を求めています。AppleCare+でも、請求が認められたあとの端末は再び使えません。交換済みの端末はネットワーク利用制限の対象にもなります。他人のiPhoneを拾った場合は、売らずに交番や警察署へ届けてください。
キャリアの交換品を受け取っておらず、AppleCare+の補償請求も認められていなければ、補償の窓口への連絡、「紛失としてマーク」のオフ、回線停止の解除、警察への連絡を済ませてから、消去を最後まで進めれば売れます。消去できるかどうかではなく、売ってよい状況かどうかを先に確かめる。その順番を守れば、見つかった端末をあとから返せと言われる心配はありません。
▶ 機種別の買取価格:iPhone買取価格一覧
▶ 高く売るコツ:スマホ高く売るためのポイント
キャリアの補償で交換品を受け取っておらず、AppleCare+の補償請求も認められていなければ売れます。紛失モードと回線停止を解除し、遺失届を出していれば警察に連絡してから、消去を最後まで済ませてください。キャリアの補償で交換品を受け取ったあとは、元の端末の所有権が移っていたり返却が必要だったりするため売れません。AppleCare+の盗難・紛失プランは、補償請求が認められた時点で端末が使えなくなるため、交換品が届く前でも売れません。
契約しているキャリアに連絡し、元の端末を返送してください。ドコモとauの規約は、交換品を受領した時点で旧電話機の所有権がキャリアに移転し、見つかった際は速やかに送付すると定めています。ソフトバンクの規約も、見つかった盗難紛失機は問い合わせから14日以内に返送するとしています。
補償請求が認められたあとで見つかったデバイスは、再び使うことができないとAppleは案内しています。見つかったデバイスは、Apple Storeまたはリサイクルセンターでリサイクルに出せます。請求を行ったあとでも、交換用デバイスが発送される前であれば、進捗によってキャンセルできる場合があります。
「探す」アプリで「紛失としてマーク」の「保留中」または「有効化済み」をタップし、「“紛失としてマーク”をオフにする」を選びます。見つかった端末でパスコードを入力して解除することもできます。iCloud.comからは「紛失」から「紛失モードを停止」を選んで解除できます。
キャリアに見つかったことを伝えて、回線の停止を解除してください。ソフトバンクはMy SoftBankか窓口で手続きでき、ドコモは再開すれば同じ電話番号で使えると案内しています。auは停止時に設定した解除番号が必要です。紛失を届け出ただけで、ネットワーク利用制限がかかるとは3キャリアとも書いていません。
届け出た警察署に連絡しておきます。神奈川県警察は、届出をした落とし物を自分で見つけたときは届出警察署の会計課に電話で連絡するよう案内しています。連絡先の窓口は都道府県で異なるため、届け出た警察署の案内に従ってください。
できません。遺失物法第4条は、拾得者は速やかに遺失者に返還するか警察署長に提出しなければならないと定めています。持ち主に返さず自分のものにすれば、刑法第254条の遺失物等横領に当たるおそれがあります。警察庁も、携帯電話機など個人の情報が記録された物件は拾得者が所有権を取得できないと案内しています。
キャリアの補償で交換品を受け取っておらず、AppleCare+の補償請求も認められていない端末であれば、ほかのiPhoneと同じように査定を申し込めます。リンクサス買取は店頭買取と郵送買取に対応しており、査定は無料です。紛失モードや回線停止は解除し、消去を済ませてからお申し込みください。買取の際は古物営業法にもとづく本人確認書類が必要です。
最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年9月時点)。各社の補償規約や公的機関の案内は変更される場合があります。

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