iPhoneの捨て方4つ|自治体・Apple回収と膨張電池の扱い

iPhoneの捨て方4つ|自治体・Apple回収と膨張電池の扱い
2026.9.16

iPhoneの捨て方は4つあります。市区町村の小型家電回収、Appleの無料リサイクル、キャリアの店頭回収、買取店への売却です。携帯電話端末は小型家電リサイクル法の対象品目に含まれ、市区町村の回収ボックスや認定事業者の窓口で回収されています〔環境省〕。どの道を選んでも、データの消去だけは自分で済ませます。

「壊れているから燃えないごみでいいだろう」と考えて袋に入れる前に、一度止まってください。リチウムイオン電池を内蔵した機器は、ごみ処理施設で発火の原因になります。ここでは、公的機関とAppleが公開している情報をもとに、状態別の出し先と、消去ができないときの対処を整理しました。

iPhoneの捨て方 4つの出し先早見表

iPhoneの捨て方を出し先ごとに整理した早見表
どの道を選んでも、消去は自分で済ませる

出し先は4つ。どれを選ぶかは、端末が動くかどうかと、手間をどれだけかけられるかで決まります。共通しているのは、渡す前にデータを消しておく必要があるという点です。

出し先 費用 向いている端末 やること
市区町村の小型家電回収 無料の自治体が多い 値がつかない端末、壊れた端末 消去を済ませ、回収ボックスの設置場所と受入条件を確かめる
Appleの無料リサイクル 無料 下取り額がつかないApple製デバイス Apple Storeに持ち込むか、宅配リサイクルを申し込む
キャリアの店頭回収 無料 他社で買った端末も受け付ける店舗がある 来店前に受付の可否と持ち物を確認する
買取店に売る 無料査定・代金を受け取れる 電源が入る端末、画面が割れた端末 消去を認証まで完了させ、本人確認書類を用意する
バッテリーがふくらんでいる 自治体の案内による どの窓口でも扱いが変わる特例 電池を無理に外さず、市区町村の案内に従う
家庭ごみ(燃えないごみ) 選ばない 電池からの発火の原因になるため、分別の案内に従う

上の4行が、実際に選べる出し先です。最後の行だけは避けてください。消防庁は、リチウムイオン電池を使った製品から発火した事例を公開し、スマートフォンを発生品目の一つに挙げています〔消防庁〕。ごみ収集車や処理施設で潰れると、そこが着火点になります。

iPhoneの処分をめぐる4つの誤解

iPhoneを処分するときによくある4つの誤解
壊れていても、捨てる前にできることが残っている

捨てる直前の判断でつまずきやすいところを外しておきます。「壊れているから何もできない」という思い込みが、いちばん損につながります。よくある4つです。

  • 画面が割れて動かないiPhoneは、捨てるしかない
    動かない端末にも部品取りの需要があります。画面が割れた端末や電源が入らない端末を扱う買取店もあり、捨てる前に査定に出すという道が残っています。扱いの違いは壊れたiPhoneの買取|画面割れ・電源が入らない端末の売り方で整理しています
  • 初期化できない端末は、データを消せないまま捨てるしかない
    iCloud.comの「デバイスを探す」から遠隔で消去を予約できます。端末がオンラインになった時点で消去が実行されます。売却や譲渡をするなら、消去のあとに「このデバイスを削除」まで進めてアクティベーションロックを解除してください。手順は壊れたiPhone買取のデータ消去|iCloudから遠隔で消すで解説しています
  • 回収に出せば、データはあちらで消してくれる
    Appleは「リサイクル対象の製品の引き渡しまでに、その製品に含まれるプログラムやデータなどを、お客様の責任においてすべて消去する必要があります」と案内しています〔Apple公式〕。消去は渡す側の責任です
  • バッテリーを自分で取り出してから捨てたほうが安全だ
    逆です。環境省は、排出前に電力を使い切ること、端子部分をビニールテープなどで覆うこと、スマートフォンのように電池を取り外せないものは無理に外さないことを呼びかけています〔環境省

4つに共通するのは、捨てるという判断が早すぎるという点です。消去の方法も、値がつくかどうかも、確かめてから決められます。順番を1つ入れ替えるだけで、結果が変わることがあります。

iPhone 買取価格の目安

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捨てる前のデータ消去と、初期化できないとき

iPhoneを捨てる前のデータ消去の手順と、初期化できないときの対処
消去は認証まで終わらせる。途中で止めない

どの出し先を選んでも、最初にやるのはデータの消去です。Appleは「iPhoneやiPadを消去すると、『[デバイス]を探す』とアクティベーションロックはオフになります」と明記していますApple公式〕。消去とサインアウトを別々にやる必要はありません。

  1. 写真・連絡先などを、iCloudかパソコンに移す
  2. Apple Watchを使っているなら、消去の前にペアリングを解除する
  3. 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を選ぶ
  4. Apple Accountのパスワードを入力し、消去を最後まで完了させる
  5. SIMカードを抜く。eSIMの回線は事前に移行しておく

止まるのは、パスコードが分からない端末です。この場合は本体側で操作できないため、別の経路を使います。iCloud.comの「デバイスを探す」からその端末を選び、消去を予約しておくと、端末がネットワークにつながった時点で消去が実行されます。ただし遠隔で消去しただけでは、端末がApple Accountに紐づいたまま残り、アクティベーションロックは解除されません。売却や譲渡をするなら、消去が完了したあとに同じ画面から対象の端末を選び、「このデバイスを削除」まで実行してください。なおiCloud.comを使うにはApple Accountへのサインインが必要です。そのパスワードも分からない場合は、先にパスワードのリセットを済ませてください。それも難しい場合は、消去できない状態であることを回収の窓口で伝えてください。

SIMカードとSDカードは端末と別に扱う

iPhoneの本体を消去しても、SIMカードの中身は消えません。物理SIMは抜いて、契約しているキャリアの案内に従って処理します。eSIM専用モデルにはSIMトレイがないため、回線の移行だけを済ませれば足ります。抜いたあとのトレイを本体に戻しておく理由は、iPhoneを売る時のSIMカード|抜いてトレイは戻すのが正解で説明しています。

膨張・破損したiPhoneの扱い

画面が大きく割れたiPhoneの状態

膨張と破損は、扱いがまったく違います。膨張は安全の問題、破損は査定の問題です。ここを分けて考えると、次の行動が決まります。

  • バッテリーがふくらんでいる
    背面が浮く、机に置くとぐらつく、画面が持ち上がっているといった症状です。強い力を加えない、穴を開けない、無理に電池を外さない。環境省の案内に従い、市区町村の指示する方法で排出してください
  • 画面が割れている
    修理してから出す必要はありません。修理費が査定額の上がり幅を超えることがあるためです。割れたまま査定に出すのが基本になります。減額の目安はスマホ画面割れの買取|減額事例一覧と査定額を落とさない準備で確認できます
  • 水に濡れた
    乾かして電源を入れ直そうとすると、内部の腐食が進むことがあります。電源が入るうちに消去を済ませるのが最優先です。水没した端末の扱いはiPhone水没の対処法|水没マークの見方と下取り・買取の可否にまとめています
  • 電源が入らない
    充電器につないで30分ほど待ってから判断します。それでも反応がなければ、iCloud.comから遠隔消去を予約し、消去後に「このデバイスを削除」まで済ませたうえで、買取か回収かを決めてください

1だけは、売る・捨てるという話の前に安全の話になります。ふくらんだ電池を郵送で送ることは避けてください。残りの3つは、いずれも買取の窓口で相談できる状態です。

出し先ごとの手順と、かかる費用

宅配トラックのミニカーと「宅配」と書かれたブロックを並べた回収サービスのイメージ

出し先が決まったら、あとは手順どおりに進めるだけです。いずれも費用はかからないか、無料の範囲に収まります。順に見ていきます。

出し先 手順と確認しておくこと
市区町村の小型家電回収 携帯電話端末は小型家電リサイクル法の対象品目。回収ボックスの設置場所、投入口の大きさ、受け入れ条件は自治体ごとに違うため、住んでいる市区町村の案内を確かめる
Appleの無料リサイクル Apple Storeに持ち込むか、宅配でのリサイクルを申し込む。Apple Trade Inで下取り額がつかない場合も、無料でリサイクルできる。引き渡しまでにデータ消去を済ませる
キャリアの店頭回収 店舗で受け付ける。他社で購入した端末を受け付ける店舗もある。来店前に受付の可否と持ち物を確認しておく
買取店に売る 店頭か郵送で申し込む。古物営業法第15条により、買い受けるときに相手方の住所・氏名・職業・年齢を確認する義務があるため、本人確認書類が必要になる

Appleの窓口は、下取りと無料リサイクルの2本立てになっています。Apple Trade Inは「デバイスに下取り額がつかない場合でも、Appleで無料でリサイクルできます」としており、査定がゼロだったとしても持ち帰る必要はありません。ただし、下取りに出したパッケージやアクセサリは、キャンセルしても返却されない点には注意してください。下取りの流れはApple下取りの流れ|オンラインと店頭の違いと減額される理由で扱っています。

捨てる前に「売れるか」を確かめる

ごみ箱に入れる前にiPhoneが売れるかどうかを確かめる場面
ごみ箱に入れる前に、一度止まる

捨てると決めた端末でも、値がつくことがあります。確かめるのに費用はかからず、かかるのは数分です。3点だけ見てください。

  • 電源が入るか
    充電器につないで反応があれば、査定の対象になる可能性が十分にあります。画面が割れていても、割れたままで構いません
  • ネットワーク利用制限の判定
    IMEIで各社の照会ページから確認できます〔ドコモauソフトバンク〕。ドコモは2016年6月以降、分割払いの期間中を「△」表示とする運用を告知しています
  • 消去を完了できるか
    Apple Accountのパスワードが分かれば、消去を認証まで進められます。ここが済んでいれば、買取でも回収でも受け渡しがスムーズになります

3点すべてに問題がなければ、まず査定に出してみる価値があります。金額を見てから回収に回しても遅くありません。逆に、電源が入らず消去もできない端末は、状況を伝えたうえで回収の窓口に相談するのが早道です。古いスマホの買取|何年前まで売れる?値がつく理由と処分の選び方で、年式ごとの考え方を整理しています。

処分予定のiPhoneの買取査定【リンクサス買取】

リンクサス買取で処分予定のiPhoneの査定を申し込むイメージ
捨てる前の一手間で、結果が変わることがある

リンクサス買取は、店頭買取と郵送買取に対応しており、査定は無料です。画面が割れた端末や電源が入らない端末も、状態を確認したうえで査定の可否をお伝えします。バッテリーがふくらんだ端末については、安全上の理由からお預かりできない場合があります。

監修:リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也

「捨てるつもりで持ってきました」と言われた端末に、思ったより値がついた。そういう場面は珍しくありません。動かないiPhoneでも、内部の部品が生きていれば需要があります。ただ、ひとつだけお願いしたいことがあります。背面が浮いている端末、机に置くとカタカタ揺れる端末は、電池がふくらんでいます。これは郵送にも向きませんし、鞄に入れて持ち歩くのも避けていただきたい。そういう端末は、お住まいの市区町村の案内に従って回収に出してください。判断がつかないときは、写真を撮ってご相談いただければ、伺った内容の範囲でお答えします。捨てるか売るかは、確かめてから決めても遅くありません。

機種ごとの価格の目安は下の一覧で確認できます。買い替えを考えているなら、中古のiPhoneはリンクサスモバイルのiPhone一覧から選べます。

まとめ|捨てる前に、消去と出し先を決める

iPhoneの捨て方は、市区町村の小型家電回収、Appleの無料リサイクル、キャリアの店頭回収、買取店への売却の4つです。携帯電話端末は小型家電リサイクル法の対象品目に含まれ、家庭ごみとは別の受け皿が用意されています。Appleは下取り額がつかないデバイスも無料でリサイクルできるとしており、値がつかなかったからといって持ち帰る必要はありません。

どの道を選んでも、データの消去は渡す側の責任です。Appleは引き渡しまでに利用者の責任ですべて消去する必要があると案内しています。パスコードが分からない端末は、iCloud.comの「デバイスを探す」から遠隔消去を予約するという経路が残っています。売却や譲渡をするなら、消去のあとに「このデバイスを削除」まで進めてください。ここまでやらないとアクティベーションロックが残ります。そしてバッテリーがふくらんだ端末だけは、売る・捨てるの前に安全の問題として扱ってください。電池を無理に外さず、市区町村の案内に従うこと。この1点だけは、面倒でも守る価値があります。

▼処分予定のiPhoneの買取査定はこちらから

▶ 機種別の買取価格:iPhone買取価格一覧
▶ 高く売るコツ:スマホ高く売るためのポイント

iPhoneの捨て方でよくある質問

iPhoneは燃えないごみとして捨てられますか?

分別の案内に従ってください。携帯電話端末は小型家電リサイクル法の対象品目に含まれ、市区町村の回収ボックスや認定事業者の窓口で回収されています。消防庁は、リチウムイオン電池を使った製品から発火した事例を公開し、スマートフォンを発生品目の一つに挙げています。ごみ収集車や処理施設で潰れると発火の原因になるため、住んでいる市区町村の案内を確かめてから出してください。

iPhoneの捨て方には、どんな選択肢がありますか?

市区町村の小型家電回収、Appleの無料リサイクル、キャリアの店頭回収、買取店への売却の4つです。Appleは、デバイスに下取り額がつかない場合でも無料でリサイクルできるとしており、Apple Storeへの持ち込みか宅配でのリサイクルを申し込めます。電源が入る端末や画面が割れた端末は、買取店で査定を受けるという道も残っています。

初期化できないiPhoneは、どうやってデータを消せばいいですか?

iCloud.comの「デバイスを探す」からその端末を選び、消去を予約しておくと、端末がネットワークにつながった時点で消去が実行されます。パスコードが分からず本体側で操作できない場合の経路です。ただし遠隔で消去しただけではアクティベーションロックが残るため、売却や譲渡をするなら消去後に「このデバイスを削除」まで実行してください。なおiCloud.comを使うにはApple Accountへのサインインが必要で、そのパスワードも分からない場合は先にリセットが必要です。それも難しい場合は、消去できない状態であることを回収の窓口で伝えてください。

回収に出せば、データは向こうで消してもらえますか?

消去は渡す側の責任です。Appleは「リサイクル対象の製品の引き渡しまでに、その製品に含まれるプログラムやデータなどを、お客様の責任においてすべて消去する必要があります」と案内しています。iPhoneは「すべてのコンテンツと設定を消去」を認証まで完了すれば、「探す」とアクティベーションロックもオフになります。

バッテリーがふくらんだiPhoneは、どう捨てればいいですか?

電池を無理に外さず、市区町村の案内に従って排出してください。環境省は、排出前に電力を使い切ること、端子部分をビニールテープなどで覆うこと、スマートフォンのように電池を取り外せないものは無理に外さないことを呼びかけています。強い力を加えたり穴を開けたりしないでください。郵送で送ることも避けてください。

画面が割れて動かないiPhoneでも、捨てる前に売れますか?

売れる可能性があります。動かない端末にも部品取りの需要があり、画面が割れた端末や電源が入らない端末を扱う買取店もあります。修理してから出す必要はありません。修理費が査定額の上がり幅を超えることがあるためです。割れたまま査定に出して、金額を見てから回収に回すか決めてください。

Apple Storeに持っていけば、古いiPhoneを引き取ってもらえますか?

引き取ってもらえます。Appleは、使い終わったMac、iPad、iPhone、iPod、Apple Watchなどの製品をApple Storeに持ち込めるとしており、宅配でのリサイクルも申し込めます。Apple Trade Inで下取り額がつかない場合でも無料でリサイクルできます。引き渡しまでにデータの消去を済ませておいてください。

リンクサス買取では、処分予定のiPhoneを査定してもらえますか?

査定できます。リンクサス買取は店頭買取と郵送買取に対応しており、査定は無料です。画面が割れた端末や電源が入らない端末も、状態を確認したうえで査定の可否をお伝えします。バッテリーがふくらんだ端末は、安全上の理由からお預かりできない場合があります。買取の際は、古物営業法にもとづく本人確認書類が必要です。

最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年9月時点)。自治体の回収方法やAppleのリサイクル受付条件は変更される場合があります。

監修者
監修者情報
浜野哲也
リンクサスモバイル事業部長
通信業界での法人営業や、スマートフォン部品の専門商社で副社長を務めた経験を持ち、現在はスマートフォンの買取・販売を中心としたリユース事業を統括。現場での査定や価格設計に関わる一方、中国をはじめとする国内外のリユース・IT市場の動向にも注目し、信頼性のある情報提供を心がけている。

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