
ジャンク品とは、製品として本来の機能を失った状態のものを指します。それでも値がつくのは、修理用の部品としての需要と、含まれる金属を再資源化するルートという二つの出口があるからです。壊れているかどうかと、価値がゼロかどうかは別の話になります。
この記事では、ジャンク品の定義と5つのパターン、中古品や訳あり品との違い、買い手がジャンク品を何に使うのか、電源が入らない端末のデータをApple公式の手順で消す方法、査定額を落とさない準備までを整理しました。引き出しの奥に入ったままの端末をどう扱うかの判断材料です。
目次

ジャンクは英語の junk が語源で、廃品やガラクタを意味します。日本の中古市場では「本来の機能を失っている」「動作を保証しない」という条件で売買されるものを指す言葉として定着しました。スマートフォンに限らず、パソコン、カメラ、ゲーム機、楽器まで同じ言葉が使われます。ひとくくりに見えて、中身は5通りに分かれます。手元の端末がどれに当たるかを確かめてください。
| パターン | どんな状態か | 買い手にとっての価値 | 売るときの扱い |
|---|---|---|---|
| 1. 動作が不安定 | 突然電源が落ちる、充電の減りが極端に早い | 原因が特定できれば使える見込みが残る | 症状を申告すれば査定の対象になる |
| 2. 一部の機能が壊れている | 画面割れ、カメラの曇り、ボタンが反応しない | 壊れていない部分がそのまま部品になる | 減額はあるが値がつきやすい |
| 3. 付属品や部品が欠けている | ケーブルがない、内部の部品が抜かれている | 足りないものを補えば動く | 欠品の内容で評価が分かれる |
| 4. 動作未確認 | 通電を試していない、状態が分からない | 当たり外れが大きい | 店頭で通電確認をしたうえで判断される |
| 5. 完全に動かない | 電源が入らない、水没している、基板が損傷 | 部品取りと金属の再資源化に回る | 値がつく場合がある。処分より先に相談する |
この表で誤解されやすいのは5行目です。完全に動かない端末にも、部品取りという明確な出口があります。ただし、どの店でも同じ扱いになるわけではありません。故障端末を受け付けるかどうかは店舗の判断で分かれるため、断られた経験があっても、そこで結論を出さないほうが得策です。画面が割れた端末の詳しい扱いはスマホ画面割れの買取|減額事例一覧と査定額を落とさない準備にまとめました。
言葉が似ているせいで混同されがちですが、三つの呼び名は「動作を保証するかどうか」で線が引かれています。買うときも売るときも、この線を間違えると話が噛み合いません。
| 呼び名 | 動作と保証の扱い |
|---|---|
| 中古品 | 動作する前提で売られる。店によっては一定期間の保証や返品の受付が付く |
| 訳あり品 | 機能は生きているが、外装の傷・箱の汚れ・展示品など値引きの理由が明示されている |
| ジャンク品 | 動作を保証しないと明示して売られる。返品・交換・保証の対象外とされるのが通例 |
釘を刺しておくと、「ジャンク=完全に壊れている」とは限りません。通電を試していないだけの端末も、店の判断でジャンクとして並びます。逆に、動くけれども保証を付けたくないという理由でジャンク扱いになることもあります。売る側として覚えておきたいのは、この線引きが店ごとに違うという点です。同じ端末でも、ある店では中古、別の店ではジャンクとして値が付きます。

壊れた端末を前にしたとき、多くの人が同じところでつまずきます。思い込みのまま処分してしまうと、取り返しがつきません。よくある思い違いを4つ挙げます。
もうひとつ付け加えると、ジャンク品は寝かせるほど不利になります。バッテリーは使わなくても劣化し、相場は新モデルが出るたびに下がります。症状が一つで済んでいるうちに出すのと、複数の不具合が重なってから出すのとでは、評価の残り方が違ってきます。

「なぜ壊れたものにお金を出す人がいるのか」という疑問は当然です。答えは単純で、買い手が見ているのは端末全体ではなく、その中身だからです。理由を3つに分けて整理します。
「使い道が思いつかない」という声はよく聞きます。実際には買い手の目的は一つではなく、用途ごとに欲しい状態が違います。だからこそ、同じ端末でも評価が分かれます。代表的な使い道は4つです。
ただし、この4つがそのまま「必ず値がつく」という意味にはなりません。機種が新しいほど部品の需要は高く、古すぎる機種は資源としての扱いに寄ります。どちらに寄るかで結果は変わります。何年前の端末まで対象になるかという線引きは、古いスマホの買取|何年前まで売れる?値がつく理由と処分の選び方で詳しく扱いました。3G停波後のガラケーについてはガラケー買取は今も可能?3G終了後の売り方と壊れた端末の扱いを参照してください。

ジャンク品で最も見落とされるのがここです。画面を操作できない端末でも、その端末がオンラインになれる状態なら、パソコンやほかの端末から遠隔で消去できます。電源が入らない端末では、次に通信できたときに実行される形になります。手を打たずに放置するほうが危険な状態が続きます。iPhoneとAndroidで手順が分かれます。
Appleは、端末が手元にない場合や操作できない場合の対応としてiCloud.comの「デバイスを探す」を案内しています。押さえるべき点は、消去と削除が別の作業であることです。Appleは消去について「アクティベーションロックは保護のためオンのままになります」と明記しています。つまり消しただけでは終わりません。
釘を刺しておくと、Appleは30日が経過した後に端末がオンラインになり、その端末でApple Accountにサインインした状態が残っていると、リストに再表示されアクティベーションロックが再度有効になると注記しています。手放したあとで再びロックがかかる可能性があるということです。手順の原文はApple公式「iCloud.comの『デバイスを探す』でデバイスを削除する」、売却前の全体像は同「iPhoneやiPadを売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと」で確認できます。操作できる端末の手順はiPhoneを売る前にやること7つ|初期化と査定額を上げる準備にまとめました。
Androidは、Googleアカウントの削除を初期化より先に行うのが原則です。順番を逆にすると端末保護機能が残ります。ただし画面が操作できない端末では設定アプリを開けません。その場合はGoogleの「デバイスを探す」(google.com/android/find)から遠隔で「デバイスを初期状態にリセット」を実行します。オフラインの端末は次にオンラインになったときに実行されます。なおGoogleアカウントの一覧から端末を削除するだけでは、端末内のデータは消えません。Googleは端末保護機能について、保護を無効にするにはデバイスからGoogleアカウントを削除する必要があると案内しており〔Google公式〕、リセットしただけでは保護が残る場合があります。Android端末の一般的な手順はAndroidスマホ売る前に確認注意点!アンドロイド円滑に買取売却方法で扱っています。
ソフトウェア側の作業とは別に、手を動かす作業が残ります。SIMカードとSDカードは、本体を初期化しても中身が消えません。トレイを開けて抜き取り、手元に残してください。
| 項目 | やること |
|---|---|
| SIMカード | トレイから抜き取る。回線の解約や移行は契約先で別途手続きする |
| SDカード | 本体とは別の記録媒体。写真や書類が残るため必ず抜く |
| ネットワーク利用制限 | 製造番号を各社の照会ページに入力し、○△×を確かめる |
| 残債 | 契約先の会員ページで確認する。支払い義務は元契約者に残る |
| ケース・保護シート | 外しておく。外装の状態を正しく見てもらえる |
ネットワーク利用制限の照会はドコモ、au、ソフトバンクの各ページでできます。ドコモは2016年6月以降、分割払いの期間中を「△」と表示する運用を公式に告知しており、分割中の売却そのものは珍しいことではありません。SIMロックの扱いはSIMロックは解除せずに売れる?確認方法と3キャリアの手続きで解説しています。

ジャンク品の準備は、通常の端末とは考え方が逆になります。良く見せようとするほど評価が下がる場面があるためです。当日までに終わる準備を4つ挙げます。
付属品については、箱や充電器、ケーブルが残っていれば一緒に出します。とはいえ付属品が揃っていないことを理由に、査定そのものをためらう必要はありません。本体だけでも判断はできます。準備の全体像はスマホ高く売るためのポイントにまとめました。

買取は申し込み → 査定 → 金額の提示 → 承諾 → 入金という流れで進みます。店頭なら当日中に終わり、宅配買取では端末を送る日数が加わります。台数が増えても手順は同じです。
| 手放し方 | 受け取れるもの | 向いているケース |
|---|---|---|
| 買取専門店 | 現金または振込 | 故障端末が値になるか確かめたい、複数台まとめたい |
| キャリアの下取り | 料金からの割引やポイント | 同じ会社で機種変更する。故障端末は対象外のことがある |
| フリマアプリ | 売上金(手数料と送料を差し引く) | 価格を自分で決めたい、やり取りの手間を引き受けられる |
| 自治体の回収 | なし(引き取り。有料の場合がある) | 値がつかない端末を確実に処分したい |
当日に必要なものは、端末本体と本人確認書類です。古物営業法にもとづき、買取時には本人確認が必要とされています。運転免許証やマイナンバーカードなど、住所・氏名・生年月日が確認できる書類を用意してください。申し込めるのは所有者本人で、未成年の場合は保護者の同意が求められます。書類が手元にない場合の手当ては住民票の取り方|コンビニ・窓口・郵送の手順と買取での使い方、各工程の詳細はスマホ買取の流れ|申込みから入金までの5工程と必要なもので解説しました。売却後に買い替える端末を探すなら、リンクサスモバイルの中古端末も選択肢になります。

リンクサス買取は、画面が割れた端末、電源が入らない端末、過去に水没した端末まで査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。買い替えのときに出てきた古い端末を、まとめてお持ちいただくこともできます。
ジャンク品でいちばん多いご相談が「他店で断られた」というものです。壊れているから値がつかない、と言われて引き出しに戻してしまうのですが、実際にお預かりすると生きている部分が残っていることは珍しくありません。逆に、こちらからお願いしたいのは症状を隠さないでいただくことです。通電と動作の確認をすれば分かりますので、先に伺えたほうが手続きが早く終わります。それと、電源が入らない端末を「初期化できないから」とそのままお持ちになる方が多いのですが、Apple製品はiCloudの「デバイスを探す」から消去して、そのあと一覧から削除するところまでやっていただけると助かります。Appleの案内どおり、消去した段階ではアクティベーションロックは保護のためオンのままなので、削除まで進んで初めて外れます。あとは、直してから持ってこようとされる方。気持ちは分かるのですが、修理代のほうが上回ることがほとんどですので、そのままお持ちください。
査定額は、機種・容量・症状の数・外装の状態・付属品の有無で決まります。症状が一つのうちに出すほど、残る評価が多くなります。処分するかどうかを迷っている段階でも、先に見積もりだけ取っておくと判断しやすくなります。
ジャンク品とは、製品として本来の機能を失った状態のものを指します。動作が不安定なもの、一部の機能が壊れたもの、部品が欠けたもの、動作未確認のもの、完全に動かないもの。この5つはすべてジャンクと呼ばれますが、査定での扱いは同じではありません。中古品は動作する前提、訳あり品は理由を明示した値引き品、ジャンク品は動作を保証しないもの。まず自分の端末がどれに当たるかを見極めるところから始まります。
値がつく理由は、買い手に使い道があるからです。修理用の部品取り、分解や修理の練習台、自作やものづくりの素材、そして資源としての回収。小型家電リサイクル法は平成25年4月1日に施行され、携帯電話端末を含む28類型が政令で対象品目に定められています〔環境省〕。壊れているかどうかと、価値がゼロかどうかは別の話になります。
売る前にやることは、データを消すことと、手を加えないことの二つに集約されます。操作できない端末でも、iCloud.comの「デバイスを探す」から消去し、続けて一覧から削除すればアクティベーションロックは解除されます〔Apple公式〕。消去だけでは残る点に注意してください。SIMカードとSDカードは物理的に抜き取ります。そして、磨いたり分解したりせず、症状を正確に伝えてそのまま出す。バッテリーは使わなくても劣化し、相場は新モデルが出るたびに下がります。手放すと決めたなら、早いほうが得策です。
▶ 機種別の買取価格:スマホ買取価格一覧
▶ 高く売るコツ:スマホ高く売るためのポイント
製品として本来の機能を失った状態のものを指します。ジャンクは英語のjunkが語源で、廃品やガラクタという意味です。中古市場では「動作を保証しない」という条件で売買されるものを指す言葉として定着しました。動作が不安定なもの、一部の機能が壊れたもの、部品が欠けたもの、動作未確認のもの、完全に動かないものの5つに分かれます。
動作を保証するかどうかで線が引かれています。中古品は動作する前提で売られ、店によっては一定期間の保証や返品の受付が付きます。訳あり品は機能が生きていて、外装の傷や展示品といった値引きの理由が明示されているものです。ジャンク品は動作を保証しないと明示して売られ、返品や交換の対象外とされるのが通例です。ただしこの線引きは店ごとに違うため、同じ端末が別の店では中古として値がつくこともあります。
買い手に使い道があるためです。生産が終わった機種の部品はメーカーから取り寄せられないため、市場に出回っている個体から取り出すほかありません。壊れているのが一部分で、他が生きている端末も珍しくありません。加えて小型家電リサイクル法にもとづく資源回収の仕組みがあり、部品として使えない個体にも引き取られる道が残ります。
主な使い道は4つあります。修理用の部品取り、分解や修理の練習台、自作やものづくりの素材、そして金属を取り出す資源としての回収です。用途ごとに求められる状態が違うため、同じ端末でも評価が分かれます。部品取りの用途では「どこが壊れているか」より「どこが無事か」が問われるため、症状を正確に伝えたほうが評価は定まります。
iPhoneやiPadは、パソコンなどからicloud.com/findにアクセスし、デバイスのリストから対象を選んで「このデバイスを消去」を実行します。Appleは消去について「アクティベーションロックは保護のためオンのままになります」と明記しているため、消去が終わったら続けて「このデバイスを削除」を選んでください。これでアクティベーションロックが解除されます。Androidの場合は、Googleの「デバイスを探す」(google.com/android/find)から「デバイスを初期状態にリセット」を実行します。Googleアカウントのデバイス一覧から削除するだけでは端末内のデータは消えません。どちらの方法も端末がオンラインになったときに実行されるため、電源が入らない端末では、次に通信できた時点で消去が始まります。
慎重に判断してください。非正規の部品で修理した端末は、査定で別扱いになる場合があります。Appleは下取りについて、「部品と修理の履歴」に「修理を完了」と表示されている場合は下取りに出す前に修理を完了する必要があると明記しています。修理費用が査定額の上乗せ分を超えることも多いため、そのまま持ち込んで判断を仰ぐほうが確実です。
査定の対象になります。画面が割れていてもカメラや基板が生きていれば、部品としての需要が残ります。ただし故障端末を受け付けるかどうかは店舗の判断で分かれるため、一度断られたからといってそこで結論を出さないほうが得策です。症状が一つで止まっているうちに出すと、残る評価が多くなります。
端末本体と本人確認書類です。古物営業法にもとづき、買取時には本人確認が必要とされています。運転免許証やマイナンバーカードなど、住所・氏名・生年月日が確認できる書類を用意してください。申し込めるのは所有者本人で、未成年の場合は保護者の同意が求められます。あわせてSIMカードとSDカードを抜き、症状を書き出して持参すると手続きが早く進みます。
上がりません。Appleはお手入れについて「スプレー式の液体クリーナー、漂白剤、研磨剤は使わないでください」と案内しています。磨くと仕上げそのものが変わり、評価は下がります。糸くずの出ない柔らかい布で拭くところまでにとどめてください。ケースや保護シートは外しておくと、外装の状態を正しく見てもらえます。
故障端末を受け付けるかどうかは店舗ごとの判断で分かれます。リンクサス買取は画面が割れた端末、電源が入らない端末、過去に水没した端末まで査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。処分するかどうかを迷っている段階でも、先に見積もりだけ取っておくと判断しやすくなります。
最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年9月時点)。画面名称や手順は、OSのバージョンや機種により表記が変わる場合があります。