
ワイモバイルの下取りプログラムで端末を返してもらえるのは、申し込みの時点で「減額なら返却してほしい」と申し出た人だけです。提供条件書は、その申し出をしなかった場合「いかなる査定結果であっても、その後のキャンセルは受付られ […]

iPhoneを下取りに出すときは、保護フィルムは剥がして出すのが原則です。auは「下取り受付時にはメモリーカード、ストラップなどのアクセサリー・付属品などはすべてお客さまご自身で外してください。下取り受付後は、アクセサリー・付属品などはすべて廃棄します」としています〔au公式〕。剥がさずに出しても受付側で外され、外されたものは返ってきません。
ただし、剥がすかどうかで査定額が動くわけではありません。フィルムは下取り額の評価対象ではなく、剥がしたあとに出てくる本体の傷が評価されるからです。この記事では、Appleと3キャリアが実際にどう書いているか、剥がす順番と手順、剥がして傷が出たときに査定がどう動くかを整理しました。
目次

下取りに出す端末に何を付けたまま出していいのか、公式の書き方は事業者ごとに少しずつ違います。共通しているのは、本体以外は自分で外す、外さなければ処分されるという点です。まずは全体像から確認してください。
| 分類 | もの | 下取りに出すとき | 外さないとどうなるか |
|---|---|---|---|
| 画面 | 保護フィルム・ガラスフィルム | 剥がして出す | 受付側で外され、返却されない。フィルム自体に価値はつかない |
| のぞき見防止フィルム | 剥がして出す | 画面表示の確認を妨げるため、扱いは同じ | |
| 外装 | ケース・カバー・バンパー | 外して出す | auは受付後にアクセサリーをすべて廃棄すると明記 |
| リング・ストラップ | 外して出す | ドコモは同梱されたアクセサリー類を処分すると明記 | |
| 内部 | SIMカード | 抜いてトレイは本体に戻す | ソフトバンクは「SIMカードが取り出せない」を申込み不可条件に挙げている |
| SDカード(Android) | 抜いて手元に残す | ソフトバンクは同梱された物品の所有権を放棄したものとみなすとしている | |
| 箱 | 外箱・充電器・ケーブル | Appleは送付不要としている | 送れば責任を持ってリサイクルされるが、キャンセルしても返却されない |
右端の列を見ると分かるとおり、付けたまま出して得をする項目が1つもありません。剥がすかどうかで悩む時間より、剥がして本体の状態を自分の目で確かめる時間のほうが、結果として得になります。箱や付属品の扱いはiPhoneの箱は売る?残す?で詳しく整理しています。

フィルムをめぐる質問は、たいてい同じ4つに集まります。どれも「フィルムが査定額を動かす」という前提から出ているのですが、その前提自体が公式の書き方と噛み合っていません。
4つのうち実害が大きいのは最後の1つです。オンラインで下取りを申し込む場合、申告した状態と実物が食い違うと下取り額が変わります。Appleは「お知らせいただいた状態とデバイスの状態が一致しない場合は、変更した下取り額をお知らせいたします」としています。剥がさずに申告するのは、自分の申告が正しいかどうかを確かめないまま出すことと同じです。

Appleの「iPhoneやiPadを売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと」を読むと、フィルムに関する記述の置き場所に気づきます。画面保護シートを外すよう明記されているのは、AndroidデバイスをAppleに下取りに出す場合の項目です〔Apple公式・2026年6月12日公開〕。
Appleはこの項目で4つを挙げています。データをバックアップする、デバイスでアカウントからサインアウトする、デバイスを消去する、そして「SIMカード、メモリカード、ケース、画面保護シートを取り外す」。サインアウトについては「Androidのアカウントからサインアウトしないと、デバイスは下取りできなくなる場合があります」と釘を刺しています。
一方、iPhoneとiPad向けの手順は、バックアップ、情報の転送、「部品と修理の履歴」の確認、個人情報の削除という4段構成です。個人情報の削除の中には、Apple Watchのペアリング解除、AppleCareプランの解約または移行、サインアウト、「すべてのコンテンツと設定を消去」、信頼できるデバイスのリストからの削除が並びます。フィルムやケースの話は、この4段のどこにも出てきません。
Apple下取りの全体の流れはApple下取りの流れに、店頭持ち込みの条件はApple Store下取りの持ち込み条件にまとめています。

キャリアの下取りは、Appleより同梱物の記述が具体的です。3社とも、本体以外を送った場合は返さないと書いています。フィルムという単語こそ使われていませんが、扱いは同じ列に並びます。
| 事業者 | 同梱物についての記載 |
|---|---|
| ドコモ | 「下取り申込機種を送付する際、ストラップなどのアクセサリー類は送付しないようご注意ください。同梱されたアクセサリー類はドコモ側で処分させていただきます」。あわせて「下取り申込み受付後の機種やアクセサリーの返却はお受けできません」とも明記 |
| au | 「下取り受付時にはメモリーカード、ストラップなどのアクセサリー・付属品などはすべてお客さまご自身で外してください。下取り受付後は、アクセサリー・付属品などはすべて廃棄します」 |
| ソフトバンク | 「回収対象の機種以外の物品(イヤホンやSDメモリカードなど)が送付された場合、その物品の所有権は放棄されたものとみなし、当社の判断により処分等を行います」 |
ドコモには例外規定もあります。「購入時に正規品として本体に同梱されており、装着しないと操作できない・正常に機能しない付属品(例:デュアルスクリーンなど)は本体と合わせて返却が必要です。返却がない場合は機能不良品扱いとなります」。後から買ったフィルムやケースは、この例外に当てはまりません。装着しなくても操作できるからです。
もう1つ見落とされやすいのがSIMまわりです。ソフトバンクは申込みできない条件として「初期化されていない(各種ロックが解除されていない、SIMカードが取り出せない)」を挙げ、ドコモは「SIMトレイが不足、または損傷している」を機能不良品の例に挙げています。SIMカードは抜き、トレイは本体に戻してから出すのが正解です。理由はiPhoneを売る時のSIMカードで扱っています。

剥がす順番には意味があります。「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行したあとに剥がすと、傷が出てきても手元で確認しにくくなります。消去済みの端末は初期設定の画面で止まるため、明るい画面を出して映り込みを見る作業がやりづらいからです。先に剥がしてください。
拭き方には公式の指定があります。Appleは製品のお手入れについて「糸くずの出ない柔らかい布を使います。研磨布、タオル、ペーパタオル、またはそれに類似したものは使わないでください」とし、「スプレー式の液体クリーナー、漂白剤、研磨剤は使わないでください」と明記しています〔Apple公式〕。磨いて傷を消そうとすると、仕上げのほうが先に変わります。
破片が飛ぶため、手袋か厚手の布を使ってください。剥がした結果、本体のガラスまで割れていたと分かることもあります。その場合はauの査定基準で「画面割れがあるもの」に該当し、破損品価格が適用されます。ドコモでは画面割れ品の区分に入ります。ここで下取りを止めて買取に切り替える判断もできます。判断材料はスマホ画面割れの買取にまとめました。

フィルムを剥がすと、貼っていた期間ぶんの状態がそのまま出てきます。気泡やホコリの跡は本体の傷ではないため、拭けば消えます。問題になるのは、貼る前についていた傷と、フィルムの縁から入り込んだ砂で削れた部分です。
auは査定基準を具体的に示しています。キズの区分では「指の腹をあて、引っ掛かりがあるキズ」「背面、側面に擦りキズがあるもの」に該当すると破損品(画面割れなど)価格が適用され、iPhoneではDランクの価格になります。破損の区分には「画面割れがあるもの」「筐体に欠けがあるもの」「カメラレンズ割れ(レンズ真上のガラス線キズも含む)」などが並びます。目視で見えるかどうかではなく、指で引っ掛かるかどうかが分かれ目です。
傷ありの下取りがどこまで許容されるかはiPhone傷あり買取の減額で線引きを示しています。剥がして初めて自分の端末の等級が分かる、という順序は動かせません。

フィルムを剥がして傷が出てきたとき、下取りの等級はそこで決まります。とはいえ、下取りの等級と買取の査定額は別々に決まります。下取りは新しい端末の購入とセットの特典で受付条件が先に定められている一方、買取は端末そのものの需給で値が動くためです。リンクサス買取では、iPhone・Android・iPad・タブレットに加えて、画面が割れた端末や動作しない端末も査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。
フィルムを貼ったままお持ちになる方は多いのですが、査定ではこちらで外したものをお返しできませんので、先に剥がしていただくようお願いしています。剥がした瞬間に「こんな傷があったんですね」とおっしゃる方が本当に多いです。ガラスフィルムが割れているケースでは、剥がしてみると本体は無事だった、ということも珍しくありません。逆もあります。どちらにしても、ご自身で確かめてから出していただくと、当日の話が早く進みます。それと、傷を消そうとして磨いてこられる方がいらっしゃいますが、あれはおすすめしていません。Appleさんも研磨剤は使わないよう案内していますし、仕上げが変わったほうが評価に響きます。乾いた布で拭くところまでで十分です。
下取りの受付条件で止まった端末でも、買取では値がつく場合があります。ソフトバンクが申込みできない条件に挙げている「電源が入らない」「初期化されていない」といった状態でも、買取では部品としての評価に切り替わるためです。1つの窓口で断られたことを、どこでも無理だと読み替えないでください。買い替え先を中古で考えている場合は、中古iPhoneの在庫も選択肢に入ります。
iPhoneを下取りに出すとき、保護フィルムは剥がして出します。auは「アクセサリー・付属品などはすべてお客さまご自身で外してください」、ドコモは「同梱されたアクセサリー類はドコモ側で処分させていただきます」としています。ソフトバンクは機種以外の物品について、所有権を放棄したものとみなすと書いています。3社とも、外さなければ処分するという結論で揃っています。
剥がす理由は査定額を上げるためではありません。剥がして初めて本体の状態が分かり、その状態で申告できるようになるからです。オンライン下取りでは申告と実物が一致しないと下取り額が提示し直されます。剥がして傷が出てきた場合、auの基準では「指の腹をあて、引っ掛かりがあるキズ」が破損品価格の分かれ目になります。そこで下取りを止めて買取に回す判断もできます。iPhone下取り前にすること7つとあわせて読むと、剥がす作業をどこに挟むかが見えてきます。
剥がして出してください。auは「下取り受付時にはメモリーカード、ストラップなどのアクセサリー・付属品などはすべてお客さまご自身で外してください。下取り受付後は、アクセサリー・付属品などはすべて廃棄します」としています。ドコモも同梱されたアクセサリー類は処分するとしています。剥がさずに出しても受付側で外されるうえ、外されたものは返却されません。
貼ったままでも結論は同じです。受付側でアクセサリーは外されるため、本体の状態はいずれにせよ確認されます。auの査定基準では「指の腹をあて、引っ掛かりがあるキズ」「背面、側面に擦りキズがあるもの」が破損品価格の対象で、iPhoneではDランクの価格が適用されます。先に剥がして状態を確かめておけば、オンライン申込みの内容を実物に合わせて修正できます。
上乗せされません。ドコモは「下取り申込機種を送付する際、ストラップなどのアクセサリー類は送付しないようご注意ください。同梱されたアクセサリー類はドコモ側で処分させていただきます」と明記しています。ソフトバンクも「回収対象の機種以外の物品(イヤホンやSDメモリカードなど)が送付された場合、その物品の所有権は放棄されたものとみなし、当社の判断により処分等を行います」としています。アクセサリーは加算対象ではなく処分対象です。
剥がすまで判断できません。割れているのがフィルムだけであれば、外した本体は無傷ということもあります。本体のガラスまで割れていた場合は、auの査定基準の「画面割れがあるもの」に該当して破損品価格が適用され、ドコモでは画面割れ品の区分になります。剥がすときは破片が飛ぶため、手袋か厚手の布を使ってください。
初期化の前です。「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行すると端末は初期設定の画面で止まるため、明るい画面を出して映り込みを確認する作業がやりづらくなります。ケースとフィルムを外し、画面を点灯させた状態で傷を確認し、必要なら申込み内容を修正してから、バックアップ、サインアウト、消去へ進む順番が確実です。
乾いた柔らかい布で拭いてください。Appleは製品のお手入れについて「糸くずの出ない柔らかい布を使います。研磨布、タオル、ペーパタオル、またはそれに類似したものは使わないでください」とし、「スプレー式の液体クリーナー、漂白剤、研磨剤は使わないでください」と明記しています。研磨剤で磨くと仕上げが変わり、かえって評価が下がります。
トレイは本体に戻してください。ソフトバンクは申込みできない条件として「初期化されていない(各種ロックが解除されていない、SIMカードが取り出せない)」を挙げ、ドコモは「SIMトレイが不足、または損傷している」を機能不良品の例に挙げています。SIMカードだけを抜き、トレイは差し込んだ状態で出すのが正解です。
買取に切り替える方法があります。下取りは新しい端末の購入とセットの特典で受付条件が先に定められている一方、買取は端末そのものの需給で査定額が決まります。リンクサス買取では、iPhone・Android・iPad・タブレットに加えて、画面が割れた端末や動作しない端末も査定の対象としています。査定は無料で、店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しています。
最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年8月時点)。本文で引用したApple・ドコモ・au・ソフトバンクの記載は、いずれも2026年8月時点の公式掲載内容です。下取りの受付条件・査定基準・還元方法は変更されることがあるため、申込み前に各社の公式ページでご確認ください。iOSの画面名称・手順は、OSのバージョンや機種により表記が変わる場合があります。買取店の受付条件は店ごとに差があります。

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