
スマホを売る前にすることは、初期化の前に「移す・止める・外す」の3つを済ませることです。初期化で消えるのは端末の中身だけで、電子マネーの残高や認証アプリのコード、スマホに入れたマイナンバーカードの機能は、それぞれの手続き […]

スマホを売る前にすることは、初期化の前に「移す・止める・外す」の3つを済ませることです。初期化で消えるのは端末の中身だけで、電子マネーの残高や認証アプリのコード、スマホに入れたマイナンバーカードの機能は、それぞれの手続きを踏まないと新しい端末に移りません。
売ると決めた日に、とりあえず初期化から手をつけたくなる人は少なくありません。ところが消したあとで「残高を移していなかった」「ログインに使う認証コードが新しい端末に出ない」と気づいても、同じ手順では戻れない場合があります。この記事では、iPhoneとAndroidの両方について、初期化の手前でやることをApple・Google・デジタル庁などの公式情報をもとに整理しました。初期化の操作そのものはiPhoneを売る前にやること7つ|初期化と査定額を上げる準備、申込みから入金までの工程はスマホ買取の流れ|申込みから入金までの5工程と必要なもので扱っています。
目次

売る前の作業は、並べると多く見えます。ただ性質で分けると4つにまとまり、「移す」「止める」は初期化の前にしかできない作業です。自分の端末に当てはまる行だけ拾ってください。
| やること | 区分と対象 | 飛ばすとどうなるか |
|---|---|---|
| 写真・連絡先をバックアップする | 移す/iPhone・Android | 端末だけに保存していた写真や連絡先は、消去後に取り戻せない |
| LINEなどアプリの引き継ぎを準備する | 移す/iPhone・Android | 端末のバックアップでは戻らないデータがあり、アプリごとの手続きが必要になる |
| 認証アプリのコードを移す | 移す/2段階認証を使っている端末 | 同期していないコードは、サービスごとに設定をやり直すことになる |
| 電子マネーの機種変更手続きをする | 止める/おサイフケータイ・決済アプリ | 旧端末で行う前提の手続きがあり、残高の移し先に困る |
| スマホのマイナンバーカードを削除する | 止める/スマホに搭載している端末 | 手放したあとは、別のスマホから削除する手続きに回る |
| アカウントを外してから消去する | 外す/iPhoneはApple Account、AndroidはGoogleアカウント | Androidは保護機能が働いたままになり、次の持ち主が使えない |
| SIMカード・microSDカードを抜く | 外す/カードを挿している端末 | 本体の初期化では消えないmicroSDカードの中身が、そのまま相手に渡る |
| 残債とネットワーク利用制限を確かめる | 確かめる/分割で買った端末など | 判定しだいで売り方や査定額が変わり、当日に出直すことがある |
順番のコツは単純で、移す・止めるを先に、消去は最後に置くことです。消去とリセットの前にアカウントを外す点はiPhoneもAndroidも同じですが、外すアカウントと外し方が違います。その違いはスマホを売る手順|外すアカウントの違いと売却後に残るもので比べているため、この記事では表の上から5行、初期化の手前にある作業を中心に進めます。
とはいえ、全部の行が誰にでも当てはまるわけではありません。電子マネーを使っていなければ4行目は飛ばせますし、2段階認証を設定していなければ3行目も要りません。当てはまるかどうかを確かめる時間は、消したあとに困る時間よりずっと短く済みます。

準備でつまずく原因は、作業の難しさより「初期化すれば何とかなる」という見込みにあります。初期化は端末の中を消す操作で、サービス側の手続きを代わりに済ませてはくれません。取り違えやすい4点を先に外しておきます。
4つに共通しているのは、どれも本人のアカウントやパスワードでしか進められない手続きだという点です。売り先の店員が代わりに済ませられる作業ではありません。前日までに片づけておけば、当日は外して持ち込むだけになります。

「移す」作業は、新しい端末が手元に届いてから古い端末を消すまでの間に行います。古い端末がまだ動くうちは、移す手段がいちばん多く残っている状態です。移す対象は、写真と連絡先、アプリの中身、認証コードの3つに分けて考えると漏れにくくなります。
| 端末 | 公式が案内している移し方 |
|---|---|
| iPhone | iCloudやパソコンにバックアップを作成する。古いデバイスがiOS 11以降なら、クイックスタートで新しいデバイスに自動で情報を転送できる〔Apple公式〕 |
| Android | Googleアカウントへのバックアップで、連絡先とSMS・MMSのメッセージが自動で保存される。写真と動画はGoogle フォトを使っている場合に保存される〔Android ヘルプ〕 |
気をつけたいのは時間です。Googleは「Google One のバックアップには 24 時間ほどかかることがあります」としています。無料でバックアップできる容量は最大15GBで、写真が多い端末ほど足りなくなる可能性があります。売る前日に始めると、バックアップの完了を待ったまま当日を迎えかねません。iPhoneも同じで、Appleは「デバイスからコンテンツを消去しても、iCloudに保存してあるコンテンツは削除されません」と説明しています。裏を返せば、iCloudにも新しい端末にもない写真は、消去で戻らなくなります。
端末のバックアップで戻らないデータがある以上、トーク履歴やゲームのデータのようにアプリの中で管理しているものは、それぞれの案内に沿って移します。LINEは公式ヘルプに「【新しい端末に変える前に】LINEアカウント引き継ぎで必要な事前準備」という項目を設けています〔LINEヘルプセンター〕。見出しのとおり、準備は古い端末を変える前にやるものです。ほかにも、ログインにIDとパスワードを使うアプリは、売る前にログイン情報を確かめておくと新しい端末で入り直せます。
2段階認証のコードを表示するアプリを使っているなら、ここがいちばん後回しにしてはいけない作業です。Google 認証システムをGoogleアカウントなしで使っている場合、Googleは次の手順でコードを移すよう案内しています〔Google アカウント ヘルプ〕。
ほかの認証アプリを使っている場合も、考え方は同じです。コードを書き出せるのは古い端末が動いているうちだけで、消去したあとは各サービスで設定をやり直すことになります。画面の表記はアプリやOSのバージョンにより変わる場合があります。

お金と本人確認に関わる機能は、端末を消す前に「止める」手続きを挟みます。残高やカードの情報は、サービスごとに移し方も消し方も違うからです。使っているものだけ、表で行き先を確かめてください。
| 使っている機能 | 売る前に確かめること |
|---|---|
| おサイフケータイの電子マネー(例:楽天Edy) | 楽天Edyは旧端末で機種変更の手続きをし、30日以内に新端末で初期設定をする流れ。「残高が0円の場合もお手続きを行ってください」「iPhoneやおサイフケータイ以外の端末へは、Edy残高を移行できません」と案内している〔楽天Edy公式〕 |
| Androidのウォレットに入れた交通系カード | Android 15以降の端末で、使っているウォレットが対応していれば、リセットの前に残高のある交通機関のカードをバックアップするよう通知される。詳細はウォレットの提供元に確認する〔Android ヘルプ〕 |
| iPhoneのApple Pay | 「すべてのコンテンツと設定を消去」で、Apple Pay用に追加したクレジットカードやデビットカードの情報は端末から完全に消去される〔Apple公式〕。交通系ICカードなど残高を持つものは、発行元の機種変更の案内を確認する |
| QRコード決済アプリ | 各社がヘルプに機種変更の案内を置いている。PayPayは「電話番号変更や機種変更をする」の項目がある〔PayPay公式〕。新しい端末でログインするための電話番号とパスワードを確かめておく |
| スマホ用のマイナンバーカード | 手放す前にスマートフォンから削除する。手放したあとは、別のスマートフォンから削除する〔デジタル庁〕 |
表の中で見落としやすいのが、残高が0円のときです。「使い切ったから放っておいていい」と考えがちですが、楽天Edyは残高0円でも手続きを求めています。理由の一端は同じページにあり、機種変更の手続きをすると旧端末のEdy番号などの情報が削除される仕組みです。さらに楽天Edyは、中古端末で使う人に向けて「必ずおサイフケータイの楽天Edyが初期化されていることを確認してからご利用ください」と注意を促しています。次の持ち主の手元に自分の情報を残さないためにも、残高に関係なく手続きは済ませておくほうが安心です。
スマホに入れたマイナンバーカードの扱いは、iPhoneの売却準備としてiPhoneを売る時にすること|順番と当日必要なものでも触れています。Androidのおサイフケータイを含めた初期化までの確認はAndroidスマホ売る前に確認注意点!アンドロイド円滑に買取売却方法が参考になります。どのサービスも、手続きの画面や名称は変わることがあるため、実際の操作は各社の最新の案内に合わせてください。

移すものと止めるものが片づいたら、いよいよ消去の準備です。ここで効いてくるのが消去の前にそろえておく条件で、iPhoneとAndroidでは中身が違います。売る当日の朝に始めて足止めされないよう、前提だけ先に確かめてください。
| 確かめること | iPhone | Android |
|---|---|---|
| 外すアカウント | サインアウトしてから「すべてのコンテンツと設定を消去」。消去すると「探す」とアクティベーションロックはオフになる | Googleアカウントを端末から削除してから、出荷時の設定にリセットする |
| 消去の前提 | 「盗難デバイスの保護」が有効だと、よく知っている場所以外では消去にFace IDまたはTouch IDが必須 | 70%以上の充電とネット接続が必要で、最長1時間ほどかかる。パスワードを再設定したばかりなら24時間後に行う |
| 抜くカード | SIMカードを取り出す。eSIMは消去の確認画面で、eSIMプロファイルも消去する選択肢を選ぶ | SIMカードとmicroSDカードを抜く。microSDカードは本体の初期化では消えない |
Androidで最も避けたいのは、アカウントを残したままのリセットです。Googleは「デバイスの保護を無効にするには、お使いのデバイスから Google アカウントを削除します」とし、リセット後のセットアップで情報を入力できないと「デバイスをまったく使用できなくなります」と明記しています〔Android ヘルプ〕。削除してからリセット、の順番を崩さないことです。充電や時間の条件は出荷時の設定にリセットする方法に書かれています。iPhoneの「盗難デバイスの保護」では、Apple Accountからのサインアウトなど一部の操作に1時間の待機時間がかかる場合もあります〔Apple公式〕。自宅で作業すれば避けやすい条件です。
カードについては、Appleも売却前の手順の中で「SIMカード、メモリカード、ケース、画面保護シートを取り外す」と挙げています〔Apple公式〕。SIMトレイの扱いはiPhoneを売る時のSIMカード|抜いてトレイは戻すのが正解で詳しく扱っています。
最後に契約です。分割払いが残っている端末は、売っても支払い義務が契約者に残ります。ネットワーク利用制限の判定は、製造番号(IMEI)をドコモ/au/ソフトバンクの照会ページに入力して確かめます。判定の確認は、消去の前でも後でもできますが、売り方を左右するため早いほど得です。判定ごとの意味は赤ロム買取は可能?解除されない前提と3社で違う△の意味、SIMロックの扱いはSIMロックは解除せずに売れる?確認方法と3キャリアの手続きにまとめています。

消去まで終われば、残るのは持ち込む準備だけです。査定額は準備で上げるより、準備不足で下げないことのほうが確実です。やりすぎて逆効果になる手入れもあるため、次の4つにとどめてください。
ここまでの作業を時系列に並べると、次の順番になります。
店頭と宅配で違うのは6番目だけで、査定から入金までの工程はスマホ買取の流れ|申込みから入金までの5工程と必要なもので解説しています。フリマアプリなど個人間で売る場合は、出品できない条件と売ったあとの責任が加わるため、iPhoneをメルカリで売る条件|出品不可の7項目と売却後の責任を先に読んでおくと判断しやすくなります。高く売るための考え方全体はスマホ高く売るためのポイントにまとめています。

準備を終えたスマホは、リンクサス買取で査定できます。iPhoneとAndroidのどちらにも対応し、店頭買取と宅配買取を選べます。査定額を見てから売るかどうかを決められるので、準備の途中で迷ったことがあれば、申込みの際にご相談ください。査定は無料です。
売りに来られた方から「初期化はしてきました」と言っていただくことは多いんです。ただ、そのあとで「電子マネーの残高はどうなりますか」「認証アプリのコードが新しいスマホに出ない」と聞かれることがあります。消した端末からは、こちらでも取り出せません。初期化は最後の作業で、その前に移すものと止めるものがある。これだけ覚えておいていただければ十分です。もうひとつは、前日にパスワードを確かめておくこと。Googleアカウントや電子マネーのIDで止まる方が、いまも少なくありません。準備が済んでいれば、査定そのものは短時間で終わります。
査定額は、機種・容量・本体の状態・付属品の有無・ネットワーク利用制限の判定で決まります。価格の目安は一覧で確認できますので、準備と並行して相場を見ておくと、売る日を決めやすくなります。
スマホを売る前にすることは、初期化の前に「移す・止める・外す」を済ませることに尽きます。写真と連絡先はバックアップし、LINEなどのアプリと認証コードは古い端末が動くうちに移す。電子マネーは旧端末で機種変更の手続きをし、スマホに入れたマイナンバーカードは手放す前に削除する。そのうえでアカウントを外し、SIMカードとmicroSDカードを抜いてから消去します。
どの作業も、本人のアカウントとパスワードでしか進められません。だからこそ前日までに片づけ、当日は持ち込むだけの状態にしておく。残債とネットワーク利用制限の判定も早めに確かめておけば、売る日に慌てることはありません。
▶ 機種別の買取価格:スマホ買取価格一覧
▶ 高く売るコツ:スマホ高く売るためのポイント
初期化の前に「移す・止める・外す」の3つを済ませることです。写真や連絡先のバックアップ、LINEなどのアプリと認証アプリのコードの引き継ぎ、電子マネーの機種変更手続き、スマホに入れたマイナンバーカードの削除を先に行い、そのうえでアカウントを外してから消去します。残債とネットワーク利用制限の判定も早めに確かめてください。
初期化に任せず、消去の前に各サービスの手続きを済ませてください。楽天Edyは機種変更前に旧端末での手続きが必要で、残高が0円の場合も手続きを求めています。また、iPhoneやおサイフケータイ以外の端末へはEdy残高を移行できないと案内しています。
はい。Googleはデバイスの保護を無効にするにはGoogleアカウントを端末から削除すると案内しており、リセット後のセットアップで情報を入力できないとデバイスをまったく使用できなくなると明記しています。リセットには70%以上の充電とネット接続が必要で、最長1時間ほどかかります。
古い端末が動いているうちに引き継ぎます。LINEは公式ヘルプで新しい端末に変える前の事前準備を案内しています。Google 認証システムはGoogleアカウントに同期していれば自動で移りますが、同期していない場合は古い端末でアカウントをエクスポートし、新しい端末でQRコードを読み取って移します。
デジタル庁は、スマートフォンを手放す・機種変更する前に、安全のためスマートフォンからマイナンバーカードを削除するよう案内しています。すでに手放してしまった場合は、別のスマートフォンから削除する手順になります。
抜いてから売ります。microSDカードは本体の初期化では消えないため、挿したままだと中身がそのまま相手に渡ります。Appleも売却前の手順として、SIMカード、メモリカード、ケース、画面保護シートを取り外すよう挙げています。
あります。売っても支払い義務は契約者に残るため、ドコモ・au・ソフトバンクの照会ページに製造番号を入力して、ネットワーク利用制限の判定を確かめてください。判定によって売り方や査定額が変わるため、早めに確認しておくと当日に出直さずに済みます。
リンクサス買取では、iPhoneとAndroidの店頭買取・宅配買取に対応しており、査定は無料です。機種ごとの価格の目安はスマホ買取価格一覧で確認できます。査定額を見てから売るかどうかを決められ、買取の際は古物営業法にもとづく本人確認書類が必要です。
最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年9月時点)。各サービスの機種変更手続きや画面の名称は変更される場合があります。

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