
スマホを売る前にすることは、初期化の前に「移す・止める・外す」の3つを済ませることです。初期化で消えるのは端末の中身だけで、電子マネーの残高や認証アプリのコード、スマホに入れたマイナンバーカードの機能は、それぞれの手続き […]

iPhoneはバッテリーが劣化していても下取りに出せます。Appleと大手3キャリアの公式ページには最大容量が何%未満なら不可という数値基準が書かれておらず、分かれ目になるのは充電や電源が正常に動くか、バッテリーが純正かの2点です。
「最大容量が落ちているから下取りは無理だろう」「先に交換したほうが得かもしれない」と迷って、手が止まっている人は少なくありません。ところが、非正規の店でバッテリーを交換すると、キャリアの下取りではかえって不利になることがあります。この記事では、バッテリーの状態別の扱い、最大容量と部品の履歴を確かめる手順、4社の公式条件、交換してから出すべきかの判断を、各社の公式情報をもとに整理しました。
目次

バッテリーの「劣化」とひとことで言っても、下取りでの扱いは状態によってまったく違います。容量が減っただけの端末と、充電できない端末・非純正に交換した端末は、別の扱いになると考えてください。自分の端末に近い行を探すところから始めます。
| バッテリーの状態 | 下取りでの扱い(公式の記載) | 先にやること |
|---|---|---|
| 最大容量が下がっている(純正・正常に充電できる) | 4社とも、最大容量の数値で受付を分ける記載はない | 最大容量を確かめ、申し込み時の申告と食い違わないようにする |
| 「著しく劣化しています」と表示される | 表示そのものを受付不可とする記載はない。Appleは安全性の問題を示すものではないと説明 | 交換するかどうかは、下取りの見積もりと買取の査定額を並べてから決める |
| 充電できない・電源が入らない | auとソフトバンクは下取りできない例として明記。ドコモは電源が入らない端末を機能不良品の例に挙げる | 下取りより買取での相談を先に検討する |
| 非純正のバッテリーに交換済み | auは破損品の価格を適用。ソフトバンクは部品交換を申し込みできない例に挙げる。Appleは不明な部品が下取り価格に影響する場合があると案内 | 「部品と修理の履歴」の表示を確かめ、査定時に伝える |
| バッテリーが膨らんで本体が変形している | ソフトバンクは筐体の変形を良品でない症状に、ドコモは筐体の破損を機能不良品の例に挙げる | 充電をやめ、郵送せずに店頭で相談する |
表を上から見ると、容量の数字が低いだけなら、どの下取りでも門前払いにはならないことが分かります。一方で、3行目以降は受付不可や価格の区分が変わる条件に当たるため、下取りにこだわらず買取も並べて考えたほうが行き先を見つけやすくなります。
ただし、数値基準が書かれていないことと、査定額に響かないことは同じではありません。Appleは状態が申告と一致しない場合に新しい下取り額を知らせるとしており、買取店は店ごとに減額の基準を持っています。査定額を決める要素の全体像はiPhone高額買取の条件|査定額を決める7要素と動かせる4つで扱っています。

バッテリーと下取りの話は、ネット上で数字だけがひとり歩きしがちです。「80%」はAppleの設計上の目安であって、下取りの線引きとして公表された数字ではありません。思い込みのまま動くと、出せる端末を眠らせたり、交換費用をかけて逆に不利になったりします。
もうひとつ付け加えると、バッテリーは使うほど劣化が進みます。「もう少し使ってから」と先延ばしにしても、容量が回復することはありません。手放すと決めたなら、今の状態のまま見積もりを取るのが結局は早道です。

申し込みの前に見ておきたい画面は3つあり、どれも設定アプリの中で完結します。所要時間は数分です。自分で状態を把握しておけば、申告と査定結果の食い違いを避けられます。画面の表記はiOSのバージョンや機種により変わる場合があります。
最大容量について、Appleは「新品時と比較したバッテリー容量の基準」と説明しています。製造からアクティベーションまでの期間によっては、新品でも100%をわずかに下回ることがあるとしています〔Apple公式〕。見落としやすいのが、数値の代わりに出るメッセージです。「正規のApple製バッテリーが使用されていることを確認できません」と出ている場合、画面の数値そのものが正確でない可能性があります。
この欄はiOS 15.2以降で、修理の履歴がある端末にだけ表示されます〔Apple公式〕。Appleの純正部品とプロセスで修理された場合は「純正部品」、非純正の部品や検証できない部品では「不明」と表示され、Appleは不明な部品があると下取り価格に影響する場合があると明記しています。
新しいApple製バッテリーに交換したあと、修理アシスタントで修理を完了するまでは「バッテリー」の横に「修理を完了」と表示されます〔Apple公式〕。完了させるには、iOSを最新にしてから「設定」>「一般」>「情報」>「部品とサービスの履歴」で「再起動して修理を完了」をタップします。バッテリー残量が20%を超えていないと進められないため、充電してから操作してください〔Apple公式〕。

下取り先ごとの条件は、公式ページの記載で比べるのが確実です。4社に共通して効いてくるのは「正常に充電・起動できるか」と「部品が純正か」で、容量の数字そのものではありません。バッテリーに関わる記載だけを抜き出すと次のとおりです。
| 下取り先 | バッテリーに関わる公式の記載 | 劣化した端末で気をつける点 |
|---|---|---|
| Apple Trade In | 状態が申告した情報と一致する必要がある。不明な部品は下取り価格に影響する場合がある | 額が下がった場合は承諾も拒否もでき、拒否すればデバイスは返却される |
| ドコモ | 「良品」「画面割れ品」「機能不良品」の3段階で査定。電源が入らない、筐体が破損している端末は機能不良品の例 | 改造などでメーカー保証が対象外の端末は受付不可品の例に入る |
| au | 電源が入らない、充電ができない端末は下取りできない例。バッテリーが純正品ではない場合は破損品の価格を適用 | 郵送は回収キットの到着後8日以内の返送が必要 |
| ソフトバンク | 電源が入らない、部品交換などで現状を変更した端末は申し込みできない。筐体の変形は良品でない症状 | 良品でないと査定されても、キャンセル・返却はできない |
出典はApple Trade In、ドコモ、au、ソフトバンクの各公式ページです。とくに差が大きいのは、査定のあとに引き返せるかどうかです。Appleは下がった額を拒否できる一方、ソフトバンクは良品でない査定でも返却されません。各社の条件の全体はドコモ下取りプログラムの条件|対象機種と受付不可になる例、au下取りプログラムの条件|8日の期限と破損品価格の線引き、ソフトバンク下取りの条件|店頭回収終了とPayPay一本化にまとめています。
バッテリー以外に、下取りでも買取でも止まりやすいのがネットワーク利用制限です。ドコモは利用制限がかかっている端末を受付不可品の例に挙げています。判定はドコモ/au/ソフトバンクの照会ページに製造番号(IMEI)を入れて確かめられ、判定ごとの意味は赤ロム買取は可能?解除されない前提と3社で違う△の意味で解説しています。

いちばん迷うのが「交換してから出すか」です。判断の軸ははっきりしていて、手放すことが決まっているなら、交換せずに今の状態で見積もりを取ってから考えるのが基本になります。交換は、見積もりと費用を並べて得になると分かった場合だけの選択肢です。
劣化が進んだ端末ほど、下取りと買取で結果が分かれやすくなります。同じ日に下取りの見積もりと買取の査定額を並べると、交換するかどうかも含めて判断材料がそろいます。持ち込む前の準備全体はスマホ高く売るためのポイントで確認できます。

バッテリーが劣化していても、手放すまでの作業そのものは通常の端末と変わりません。違いが出るのは、額が確定する時点と、そのあと引き返せるかどうかです。流れに沿って、劣化した端末で気をつける場面を押さえておきます。
消去については、Appleが売却前の準備として手順を案内しています。バッテリーが弱っている端末は、消去の途中で電源が落ちないよう、充電器につないだ状態で進めると安心です。準備の細部はiPhone下取り前にすること7つ|順番と出せない端末の条件、経路ごとの進め方はiPhone下取りのやり方|店頭・郵送3経路と引き返せる範囲にまとめています。
額が確定するのは、どの経路でも端末を渡して状態を確かめたあとです。Apple Trade Inは新しいデバイスを受け取ってから14日以内に端末が届く必要があり、下がった額を拒否すればデバイスは返却されます〔Apple公式〕。当日の持ち物は、買取なら本人確認書類が必須です。買取店は古物営業法にもとづいて相手方の住所・氏名などを確認する義務を負うため、運転免許証やマイナンバーカードなどを用意します。宅配での流れはスマホ買取の流れ|申込みから入金までの5工程と必要なもので解説しています。

リンクサス買取は、iPhoneの店頭買取と宅配買取の両方に対応しています。バッテリーの最大容量が下がった端末や、修理の履歴がある端末も査定の対象です。交換するかどうか迷っている段階でも、今の状態のまま査定額を確かめられます。査定は無料です。
「バッテリーが80%を切ったので、もう下取りは無理ですよね」と相談に来られる方は多いのですが、公式の下取りページを見ても、そういう数値の線引きは書かれていません。むしろ気をつけてほしいのは、売る直前に街の修理店でバッテリーを替えてしまうケースです。キャリアの下取りでは非純正のバッテリーが不利な扱いになりますし、設定の「部品と修理の履歴」にも記録が残ります。手放すと決めているなら、交換は後回しにして、まず今の状態で査定額を見てください。そのうえで下取りの見積もりと並べれば、交換が得かどうかも数字で判断できます。
査定額は、機種・容量・本体の状態・バッテリーの状態・付属品の有無・ネットワーク利用制限の判定で決まります。機種ごとの価格の目安は一覧で確認できますので、下取りの見積もりと並べる材料として使ってください。
iPhoneはバッテリーが劣化していても下取りに出せます。Apple・ドコモ・au・ソフトバンクの公式ページに最大容量の数値で受付を分ける記載はなく、分かれ目は充電や電源が正常に動くか、バッテリーが純正かの2点です。充電できない端末はauとソフトバンクで下取りできず、非純正のバッテリーはauで破損品の価格、ソフトバンクで申し込み不可の条件に当たります。
出す前には、「バッテリーの状態」で最大容量とメッセージを、「部品と修理の履歴」で交換歴を確かめてください。手放すと決めているなら、交換は後回しにして今の状態で見積もりを取る。下取りの見積もりと買取の査定額を同じ日に並べれば、交換が得かどうかも含めて迷わず決められます。
▶ 機種別の買取価格:iPhone買取価格一覧
▶ 高く売るコツ:スマホ高く売るためのポイント
出せます。Apple・ドコモ・au・ソフトバンクの下取りページには、最大容量の数値で受付を分ける記載はありません。分かれ目は、充電や電源が正常に動くかと、バッテリーが純正かの2点です。充電できない端末はauとソフトバンクで下取りできない例に挙げられています。
80%で受付を分けるという記載は、4社の下取りページにはありません。80%は、iPhone 14モデル以前はフル充電サイクル500回、iPhone 15モデルは1,000回を理想的な条件で繰り返したあとも本来の容量の80%を維持するよう設計されている、というAppleの説明に出てくる数字です。ただし状態は査定で確認されるため、額に影響しないとは限りません。
手放すと決めているなら、交換せずに今の状態で見積もりを取ってから考えるのが基本です。非正規の交換はauで破損品の価格、ソフトバンクで申し込み不可の条件に当たります。正規の交換でも、上がる額が交換費用を上回る保証はありません。
下取り先によって扱いが違います。auはバッテリーが純正品ではない場合に破損品の価格を適用し、ソフトバンクは部品交換などで現状を変更した端末を申し込みできない例に挙げています。Appleは不明な部品があると下取り価格に影響する場合があると案内しています。この場合は買取での査定もあわせて検討してください。
最大容量は設定アプリの「バッテリー」から「バッテリーの状態」をタップすると表示されます。交換歴は「一般」から「情報」を開き、「部品と修理の履歴」の欄で確認できます。この欄はiOS 15.2以降で、修理の履歴がある端末にだけ表示されます。表記はiOSのバージョンや機種により変わる場合があります。
本体が変形している場合、ソフトバンクは良品でない症状、ドコモは筐体の破損として機能不良品の例に挙げています。Appleはリサイクルの送付について、膨張や損傷のあるバッテリーを含む電子機器を発送しないよう案内しています。膨らみに気づいたら充電をやめ、郵送ではなく店頭で相談してください。
断れます。Apple Trade Inでは、状態が申告と一致せず新しい下取り額が最初の額より低い場合、承諾することも拒否することもでき、拒否するとデバイスは返却されます。一方でソフトバンクは、良品でないと査定された場合も下取りのキャンセルや返却はできないとしています。
リンクサス買取では、iPhoneの店頭買取と宅配買取のどちらにも対応しており、査定は無料です。最大容量が下がった端末や修理の履歴がある端末も査定の対象で、機種ごとの価格の目安はiPhone買取価格一覧で確認できます。買取の際は古物営業法にもとづく本人確認書類が必要です。
最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年9月時点)。各社の下取り・買取の条件は変更される場合があります。

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