iPhone非正規修理は下取りでバレる|履歴の見方と4社の扱い

iPhone非正規修理は下取りでバレる|履歴の見方と4社の扱い
2026.9.18

非正規の修理店でiPhoneを直した履歴は、対応する機種と部品であれば本体の「設定」に残ります。Appleは「部品と修理の履歴」について、非純正部品と交換した場合などに「不明」と表示されるとしたうえで、「iPhoneを売却/譲渡した場合は、新しい持ち主もデバイスの修理履歴を確認することができます」と明記しています〔Apple公式〕。隠して出すという選択肢は、実質ありません。ただし、履歴が残ることと売れないことは別の話です。

「画面を町の修理店で直したけれど、言わなければ分からないのでは」と考えて調べ始める人は少なくありません。実際には、査定士は設定画面をその場で開きます。ここではAppleとキャリア4社の公式ページに書かれている内容だけを並べ、履歴に何が残るのか、下取りと買取でどこまで扱いが変わるのかを整理しました。

非正規修理のiPhone、窓口別の扱い早見表

非正規修理したiPhoneが下取りと買取でどう扱われるかを整理した早見表
止まる窓口と、減額で済む窓口に分かれる

同じ端末でも、出す先によって結果がはっきり分かれます。下取りは条件で弾かれ、買取は減額で受け取るという形になりやすい部分です。自分が出そうとしている窓口から確認してください。

窓口 履歴があるとどうなるか 根拠となる公式の記載
Apple Trade In 下取り額に影響する場合がある。修理を完了できない端末は下取りに出せない 「不明な部品があると、デバイスの下取り価格に影響する場合があります」「修理を完了できない場合、デバイスを下取りに出すことはできません」〔Apple公式
ドコモの下取りプログラム 改造などでメーカー保証が対象外なら受付不可 受付不可品の例に「メーカー保証が対象外(改造など)」〔ドコモ公式
auの下取りプログラム 部品が純正でなければ破損品価格。改造扱いなら下取り不可 「バッテリーが純正品ではない」「リアカバーが純正では無い」場合は破損品(画面割れなど)価格を適用し、iPhoneはDランクの価格〔au公式
ソフトバンクの下取り 部品交換があると申し込み自体ができない 申し込みできない例に「シールの貼付、塗装、刻印、部品交換その他現状を変更する行為など」「メーカー保証が対象外/改造されている」〔ソフトバンク公式
買取店 受付はできるが、店ごとの基準で減額される 受付可否より、減額の幅が店で変わる。申込み時に履歴を伝えると提示額とのずれが出にくい

ここで押さえておきたいのは、ソフトバンクが「部品交換その他現状を変更する行為」を申し込みできない例として名指ししている点です。画面のガラスを替えただけでも、記載のうえでは該当します。下取りを前提に修理するかどうかを決めるなら、先にこの1行を読んでおいたほうが早く判断できます。

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「バレない」をめぐる4つの誤解

非正規修理は黙っていれば分からないという誤解を整理した図
黙って出しても、履歴は端末側に残っている

知恵袋や体験談では「言わなければ大丈夫だった」という話も見かけます。ただし、それは査定する側が見なかっただけです。Appleの公式ページの記載と照らして、4つ並べます。

  • 見た目が元通りなら、修理したことは分からない
    iOS 15.2以降では「設定」→「一般」→「情報」に「部品と修理の履歴」が表示されます。部品の横に「純正部品」「不明」「未確認」「中古」のいずれかが出るため、外観ではなく設定画面で分かりますApple公式
  • 初期化すれば履歴も消える
    消えません。Appleは、部品と修理の履歴に関する情報をAppleが収集し、デバイス情報記録の一部として保管しているとしています。さらに「iPhoneを売却/譲渡した場合は、新しい持ち主もデバイスの修理履歴を確認することができます」と明記しています〔Apple公式
  • 古いiPhoneなら履歴の機能がないから安心
    モデルによって分かる部品の数は変わりますが、iPhone XR・XS・XS Max・SE(第2世代および第3世代)以降はバッテリーの情報が表示されます。iPhone 11はバッテリーとディスプレイ、iPhone 12以降はロジックボードやカメラまで対象です〔Apple公式
  • 履歴が残っていると、もう売れない
    売れます。Appleが書いているのは「不明な部品があると、デバイスの下取り価格に影響する場合があります」であって、受付できないとは書かれていません。買取店では減額の理由として扱われます。止まるのは、修理が完了していない端末のほうです

そもそも「非正規修理」とひとくくりにされがちですが、Appleは修理の選択肢を3つに分けて説明しています。Apple正規サービスプロバイダ、Apple純正部品を扱える独立系修理プロバイダ、そしてセルフサービス修理です〔Apple公式〕。街の修理店であっても、純正部品でキャリブレーションまで完了していれば「純正部品」と表示されます。分かれ目は店の看板ではなく、使われた部品と処理です。

「部品と修理の履歴」で何が分かるか

iPhoneの設定から部品と修理の履歴を確認する手順を示した図
売る前に、自分の目で1度だけ開いておく

確認は1分もかかりません。修理歴がない端末では、このセクション自体が表示されません。iOSのバージョンや機種により表記が変わる場合があります。

  1. 「設定」を開いて「一般」をタップする
  2. 「情報」をタップする
  3. 画面に「部品と修理の履歴」の項目があるか確認する
  4. 項目がある場合は、部品の横に出ているメッセージを控える

表示される部品は、機種によって変わります。iPhone XR・XS・XS Max・SE(第2世代および第3世代)はバッテリー、iPhone 11はバッテリーとディスプレイ、iPhone 12以降はバッテリー・ディスプレイ・ロジックボード・フロントカメラ・バックカメラと対象が広がりますApple公式〕。部品が複数回修理されている場合、表示されるのは直近の修理の情報だけです。項目そのものが出ない機種や、交換した部品が一覧に載らない機種もあります。

ただし査定では履歴だけを見るわけではありません。画面の表示や操作、Face IDやTouch IDの動作、外装の状態もあわせて確認します。表示に出ないから分からない、という前提では動かないでください

表示されるメッセージは4種類です。Appleの説明をそのまま並べます。

表示 Apple公式の説明
純正部品 修理はAppleの純正部品とプロセスを使用して行われた
不明 部品が非純正部品と交換されていた場合や、部品が正常に機能していなかった場合など、状況によってこのラベルが表示される
未確認 以前、修理の一環としてロジックボードが交換された。未確認のロジックボードが使用されている場合、Apple PayなどiPhoneの一部機能の利用に影響が出る可能性がある
中古 部品は、過去に別のiPhoneに使用されていた/取り付けられていたことがある

「修理を完了」と出ている端末は、先に手を打つ

もうひとつ気をつけたいのが「修理を完了」という表示です。Appleは、キャリブレーションのプロセスが終わるまでFace IDやTouch IDでデバイスをロック解除したり、アプリにサインインしたりすることができないとしています〔Apple公式〕。そのうえで売却前の案内には「修理を完了できない場合、デバイスを下取りに出すことはできません」と書かれています〔Apple公式〕。この表示が出ている端末は、下取りの土俵に乗る前に止まります

下取りが止まる条件と、減額で済む条件

4社の下取りで受付不可になる条件と減額で済む条件を比較した図
「受付できるか」と「いくらになるか」は別の話

4社の公式ページを読み比べると、同じ非正規修理でも「受付不可」と「減額」に分かれます。どちらに倒れるかは、何を交換したかで変わります。

状態 下取りでの扱い 買取での扱い
純正部品で修理し、履歴も「純正部品」 通常どおり査定される 修理歴として扱われるが、部品が純正であることを伝えられる
非純正のバッテリーに交換 auは破損品(画面割れなど)価格を適用し、iPhoneはDランクの価格 減額の材料。受付そのものは可能
非純正のディスプレイに交換 ソフトバンクは部品交換を申し込みできない例に挙げている 減額の材料。画面の表示と操作が正常なら値はつく
改造とみなされ、メーカー保証が対象外 ドコモは受付不可品、auも下取りできない例に挙げている 状態を確認したうえで判断する
「修理を完了」と表示されたまま Appleは下取りに出せないとしている ロック解除やサインインができない状態のため、先に解消が必要

並べると、下取りは「条件を満たすか満たさないか」で切り、買取は「いくら引くか」で受けるという違いが見えてきます。買い替えとセットでなくてよいなら、選択肢は広がります。各社の下取り条件そのものはドコモ下取りプログラムの条件|対象機種と受付不可になる例au下取りプログラムの条件|8日の期限と破損品価格の線引きソフトバンク下取りの条件|店頭回収終了とPayPay一本化で確認できます。Apple側の流れはApple下取りの流れ|オンラインと店頭の違いと減額される理由にまとめています。

履歴のある端末を手放すときの4つの判断

分解したスマートフォンの内部部品をピンセットで扱う修理作業の様子

履歴が残っていると分かったあと、迷うのは「直してから売るか、このまま売るか」です。結論から言えば、売る直前の非正規修理は不利に働きやすいという一点だけは押さえておいてください。

  • 売る直前に、非正規で部品を替えない
    見た目が新しくなっても、履歴には「不明」として残ります。Appleは不明な部品があると下取り価格に影響する場合があるとしています〔Apple公式〕。修理代を払ったうえで減額されるという、二重の損になりかねません
  • 「修理を完了」が出ているなら、先に解消する
    この表示が残っている間はFace IDやTouch IDでのロック解除ができず、Appleは下取りに出せないとしています〔Apple公式〕。売る前の準備を確認する画面でもこの項目を見るよう案内されています。買取に出す場合も、先に片づけておくほうが話が早くなります
  • 申込みの段階で、交換した部品を伝える
    Apple Trade Inは「下取りに出すデバイスの状態がお知らせいただいた情報と一致する必要がある」としています〔Apple公式〕。買取でも同じで、あとから分かるより、先に伝えたほうが提示額と査定額のずれが小さくなります
  • 下取りで弾かれたら、買取に切り替える
    ソフトバンクは部品交換を申し込みできない例に挙げ、ドコモは改造などでメーカー保証が対象外の端末を受付不可品としています。条件で切られる下取りと、減額で受ける買取は、そもそも仕組みが違います。買い替えの予定がないなら、最初から買取のほうが手数も少なく済みます

バッテリーを替えたかどうかで迷っている場合はiPhone下取りのバッテリー劣化|数値基準はなく純正かが分かれ目iPhoneバッテリー80%以下の買取価格|減額の決まり方と確認方法を、画面を替えた場合はiPhone画面割れの下取り|4社の減額区分と受付不可になる程度を先に読むと判断が早くなります。

売却の流れと当日必要なもの

店頭のカウンター越しに画面が割れたスマートフォンを店員へ手渡している様子
履歴は申込みの段階で伝えておく

修理歴のある端末でも、売却の流れはほかのiPhoneと変わりません。違うのは、最初に「部品と修理の履歴」を控えておくという1手間だけです。

  1. 「設定」→「一般」→「情報」で、部品と修理の履歴の表示を控える
  2. 「修理を完了」と出ている場合は、先に修理を完了させる
  3. バックアップを取り、新しい端末へデータを移す
  4. 買取価格の一覧で機種と容量の目安を確かめ、交換した部品を伝えて申し込む
  5. Apple Watchのペアリングを解除し、サインアウトする
  6. 「すべてのコンテンツと設定を消去」を認証まで進める
  7. 店頭に持ち込むか、郵送で送る
  8. 査定額の提示を受け、承諾したら代金を受け取る

当日に用意するのは、iPhone本体、箱や付属品(ある場合)、本人確認書類です。古物営業法第15条は、古物を買い受けるときに相手方の住所・氏名・職業・年齢を確認する義務を定めています〔e-Gov法令検索〕。消去が終わっていない端末は、履歴の有無と関係なくその場で止まります。売る前の準備の全体像はiPhoneを売る前にやること7つ|初期化と査定額を上げる準備に、工程ごとの詳細はスマホ買取の流れ|申込みから入金までの5工程と必要なものにまとめています。

非正規修理のiPhone買取査定【リンクサス買取】

作業台で保護手袋を着けてスマートフォンの画面部品を扱う修理スタッフ

リンクサス買取は、店頭買取と郵送買取に対応しており、査定は無料です。非正規の修理歴があるiPhoneも買取の対象です。査定では部品と修理の履歴に加えて、画面の表示と操作、Face IDやTouch IDの動作、外装の状態を確かめ、どこで金額が決まったのかをお伝えします。

監修:リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也

「修理したことは言わないほうがいいですよね」と小声で聞かれることがあります。正直に申し上げると、設定画面を開けば分かるので、隠すこと自体に意味がありません。それより困るのは、申込みのときに良品として出されて、査定で食い違うケースです。金額が変わるだけでなく、お客さまの時間も無駄になります。履歴があると分かっているなら、最初に一言そえてください。そのぶん提示額も現実的な数字でお出しできますし、手続きも早く終わります。

機種ごとの価格の目安は下の一覧で確認できます。買い替えを考えているなら、中古のiPhoneはリンクサスモバイルのiPhone一覧から選べます。

まとめ|隠すより、先に伝える

非正規修理の履歴は、iOS 15.2以降の「設定」→「一般」→「情報」にある「部品と修理の履歴」に残ります。表示される部品は機種によって異なり、iPhone XR・XS・SE(第2世代・第3世代)はバッテリー、iPhone 11はバッテリーとディスプレイ、iPhone 12以降は対象が広がりますAppleは、売却・譲渡したあとは新しい持ち主も修理履歴を確認できると明記していますApple公式〕。隠して出すという前提は、最初から成り立ちません。

とはいえ、履歴があるから売れないわけではありません。止まりやすいのは下取りのほうで、ソフトバンクは部品交換を申し込みできない例に挙げ、ドコモは改造などでメーカー保証が対象外の端末を受付不可品としています。auは部品が純正でない場合に破損品価格を適用します。買取なら、減額の材料として受け止めたうえで金額が出ます。売る直前の非正規交換だけは避け、交換した部品を申込みの段階で伝えてください。iPhoneは新しい機種が出るたびに相場が下がります。手放すと決めたら、履歴を控えて早めに査定へ出すのが結局は得策です。

▼iPhoneの買取査定はこちらから

▶ 機種別の買取価格:iPhone買取価格一覧
▶ 高く売るコツ:スマホ高く売るためのポイント

非正規修理と下取りでよくある質問

非正規の修理店で直したiPhoneは、下取りでバレますか?

分かります。iOS 15.2以降では「設定」から「一般」、「情報」の順に開くと「部品と修理の履歴」が表示され、部品の横に純正部品、不明、未確認、中古のいずれかが出ます。Appleは、この履歴について売却や譲渡をした場合は新しい持ち主も確認できると明記しています。査定の現場でもこの画面を確認します。

初期化すれば修理の履歴は消えますか?

消えません。Appleは、部品と修理の履歴に関する情報をAppleが収集し、デバイス情報記録の一部として保管していると説明しています。この情報は、安全性の解析や修理アシスタントの改善、今後の製品の品質向上のために使われるとされています。本体を消去しても履歴の表示はなくなりません。

「不明な部品」と表示されると、買取してもらえませんか?

買取はできます。Appleが書いているのは、不明な部品があるとデバイスの下取り価格に影響する場合があるという内容で、受付できないとはされていません。買取店では減額の材料として扱われます。受付が止まりやすいのは、修理が完了していない端末や、改造とみなされる端末のほうです。

キャリアの下取りでは、非正規修理はどう扱われますか?

各社で分かれます。ソフトバンクは申し込みできない例に「シールの貼付、塗装、刻印、部品交換その他現状を変更する行為など」を挙げています。ドコモは受付不可品の例にメーカー保証が対象外(改造など)を挙げています。auはバッテリーやリアカバーが純正品でない場合に破損品価格を適用し、iPhoneはDランクの価格としています。

「修理を完了」と表示されたままでも下取りに出せますか?

出せません。Appleは、修理を完了できない場合はデバイスを下取りに出すことはできないと案内しています。この表示が残っている間は、部品のキャリブレーションプロセスが終わっていないため、Face IDやTouch IDでのロック解除やアプリへのサインインができない状態になります。先に修理を完了させてください。

街の修理店で直すと、必ず「不明」と表示されますか?

使われた部品によります。Appleは、独立系修理プロバイダもApple純正部品を取り扱うことができるとしています。純正部品が使われ、キャリブレーションプロセスが実施された場合は、部品名の横に純正または中古と表示されます。非純正部品と交換された場合や、修理完了後の検証が行われていない場合に不明と表示されます。

ロジックボードを交換したiPhoneはどうなりますか?

「未確認」と表示されます。Appleは、ロジックボードが以前に別のiPhoneで使用されていた場合に未確認の部品のメッセージが表示されるとしています。未確認のロジックボードが使用されている場合、Apple PayなどiPhoneの一部機能の利用に影響が出る可能性があるとも説明しています。査定では動作の確認とあわせて見られます。

修理歴のあるiPhoneはリンクサス買取で売れますか?

売れます。リンクサス買取では、非正規の修理歴があるiPhoneも買取の対象です。店頭買取と郵送買取に対応しており、査定は無料です。査定では部品と修理の履歴に加えて、画面の表示と操作、Face IDやTouch IDの動作、外装の状態を確かめ、金額が決まった理由をお伝えします。買取の際は、古物営業法にもとづく本人確認書類が必要です。

最終更新:(リンクサスモバイル事業部長 浜野哲也 監修・2026年9月時点)。Appleおよび各キャリアの下取り条件は変更される場合があります。

監修者
監修者情報
浜野哲也
リンクサスモバイル事業部長
通信業界での法人営業や、スマートフォン部品の専門商社で副社長を務めた経験を持ち、現在はスマートフォンの買取・販売を中心としたリユース事業を統括。現場での査定や価格設計に関わる一方、中国をはじめとする国内外のリユース・IT市場の動向にも注目し、信頼性のある情報提供を心がけている。

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